サステナビリティ

Sustainability

社会

社会貢献活動の推進

当社は、経営理念の中で、「人を信じ、人を愛し、人につくす」こころを大切にし、社会に貢献することを明記しています。1831 年の創業以来、永きにわたり、事業活動を通じたさまざまな社会に役立つ活動や、芸術・文化・地域社会に対する幅広い支援活動を行ってきました。
社会貢献活動の一環として、従業員が社会貢献活動に対する意識を高め、具体的行動につなげていくための労使活動「一粒のぶどう基金」や、クラウドファンディング型WEB 募金活動、社員食堂限定メニュー売上の一部を開発途上国に寄付する「TABLE FOR TWO」活動の実践など、お客様・従業員・地域の皆様とともに社会貢献活動に取り組んでいます。
また、文化活動への取り組みとしては、創業以来の経営・営業記録、絵画彫刻工芸の美術作品や呉服など、収集保存された史料総体を「髙島屋のアーカイヴス」として整理し、東西の髙島屋史料館において、当社の基本的価値観や文化を社内外に発信しています。
あわせて重要文化財指定を受けた建造物の保護や活用、芸術・文化発信拠点としての役割を発揮する「紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA」の運営など、地域社会の活性化につながるさまざまな文化支援活動に取り組んでいます。



従業員による社会貢献活動

「タカシマヤ一粒のぶどう基金」として、環境保全や地域貢献、福祉・介護といったさまざまな社会貢献活動を支援する労使の活動を行っており、従業員への意識啓発活動や、ボランティアなどへの参加機会の提供に取り組んでいます。
2023年度は、児童労働撲滅の啓発につなげる従業員向けDVD上映会の実施や、外国にルーツのあるこどもたちへの学習支援、ハロウィン・クリスマスイベント運営のボランティアを実施しました。
また、各店従業員が利用する社員食堂において、限定メニュー売上の一部を開発途上国の食糧支援に寄付する「テーブル・フォー・ツー活動」に取り組んでいます。2023年度は、721,080円の寄付が実現しました。

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ゴールドパートナーバッジゴールドパートナーバッジ

クラウドファンディングを活用した取り組み

お客様からの募金受付を店頭での募金箱設置に加え、「クラウドファンディング」の仕組みを活用した「WEB募金」を実施しています。2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震緊急支援」WEB募金では、日本赤十字社を通じて4,805,000円を被災県の義援金配分委員会へ寄付をしました。
(上記WEB募金に加え、グループ店頭募金6,289,880円、企業寄付2,000,000円合計13,094,880円を寄付)
さらに、これまでの「寄付型」に加えて次世代の人材育成やものづくりの支援などを目的に、「購入型」の仕組みを開始し、2024年5月には、支援者から送られた洋服に、ウガンダ共和国の古着を現地で組み合わせ「新たな価値」をつけたリメイク品を返送することで、アフリカの衣料品廃棄問題に立ち向かう「RETURN TO SENDER」プロジェクト(ウガンダ共和国)として378,510円が集まりました。

社会貢献ギフト

カタログギフト「ローズセレクション(The BEST GIFT)」、「ユアチョイス」の中に、お客様のご要望に応じて社会貢献団体へ寄付できるメニューをご用意しています。

ご用意しているコースから、必要経費を差し引き、お選びいただいた団体へ寄付を行っています。

2023年度寄付実績 12,205,100円

カタログギフト<br>タカシマヤローズセレクション「The BEST GIFT」カタログギフト
タカシマヤローズセレクション「The BEST GIFT」

寄付先

キッザニア甲子園に出展

日本の未来を拓くこどもたちが、職業・社会体験を通して楽しみながら実社会で生きる力を育むことを目指す「キッザニア」。その理念に賛同し、高島屋は2009年3月にオープンした「キッザニア甲子園」に、デパートパビリオンを出展しました。

デパートにおける販売員としての「販売」、「接客」などの職業体験および、施設内通貨による商品のお買物体験を提供しています。

キッザニア オフィシャルサイト

高島屋パビリオン高島屋パビリオン

文化活動への取り組み 「タカシマヤ文化基金」

有能な作家の発掘・支援と豊かな芸術文化の創造を目指して、新鋭作家個人および美術文化の発展に寄与した団体への助成を趣旨とした「公益信託タカシマヤ文化基金」を設立。2019年度に、基金設立30周年を迎えました。
第35回目となる2024年度は、宮田彩加氏(テキスタイル)、鈴木ヒラク氏(現代美術)、持田敦子氏(現代美術)の3名が受賞。団体助成は名古屋市美術館、宇都宮美術館、デザイン史学研究会が受賞されました。


イメージ左から、持田敦子さん、鈴木ヒラクさん、宮田彩加さん、村田社長
運営委員(敬称略)
建畠 晢(運営委員長、埼玉県立近代美術館館長)
金子 賢治(茨城県陶芸美術館館長)
岡部 あおみ(美術評論家)
袴田 京太朗(武蔵野美術大学教授)
辻 けい(美術家)
山梨 絵美子(千葉市美術館館長)
橋本 善八(世田谷美術館館長)

タカシマヤ文化基金30年史

2019年度に「公益信託タカシマヤ文化基金」設立30周年を記念し発行。
歴代のタカシマヤ美術賞受賞作家および団体助成の紹介を中心に、寄稿文、特別鼎談等を通じて基金30年の軌跡をたどります。

文化活動への取り組み「高島屋史料館、高島屋史料館TOKYO」

東西2館の「高島屋史料館」は当社の持つ基本的価値観や文化を社内外で共有し、情報・体験を提供するアーカイヴス活動の拠点として発信を続けています。

1970年、大阪の高島屋東別館3階に開館した「高島屋史料館」の収蔵資料は約5万点。美術品、百貨店資料、創業家文書など、多種多彩なジャンルにわたります。2020年1月、開館50周年にあたり、皆様と高島屋のコミュニケーションスペースとして、新しく生まれ変わりました。

2019年には、日本橋高島屋S.C.本館に「高島屋史料館TOKYO」が開館。高島屋史料館の分館として、「美しい暮らしスタイル」の発信をテーマに、これからの暮らしを豊かにする情報・体験を提供し、地域の魅力向上に貢献していきます。

高島屋史料館高島屋史料館
高島屋史料館 TOKYO高島屋史料館 TOKYO

文化活動への取り組み 「文化財建築の保護と活用」

日本橋高島屋S.C.本館」は、2009年に百貨店建築としては初めて重要文化財に指定されました。独特の外観や店内の趣き、機能性を損なうことのないよう配慮し、耐震改修促進法に基づいた改修を行いながら、現在も案内係が手動で操作するエレベーターは、高島屋を代表する顔のひとつとなっています。

また、2021年には、前年に高島屋史料館や宿泊・飲食などを併設する複合施設にリノベーションされた「高島屋東別館」が、戦前期の大阪を象徴する商業地区・堺筋の都市景観の形成に寄与していることなどが評価され、重要文化財に指定されました。これからも貴重な文化財を次の世代に残すべく、保存と活用に努めていきます。

※日本橋高島屋では毎月第2金曜日の午前11時、午後3時にコンシェルジュによる重要文化財ツアーを実施しております。(予約制)

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文化活動への取り組み 「紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA」

1996年(平成8年)10月に、タカシマヤタイムズスクエアと同時に開業した、座席数は468席の中劇場です。

2016年9月より、「紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA」と名称を改め、高島屋が紀伊國屋書店と共にシアター運営に携わることになりました。演劇、ミュージカル、文芸講演会などが開催されており、「地域に根差した劇場」「文化の融合を楽しめる劇場」「街に集う方々が楽しめるコミュニティ型劇場」を目指し、これからも新たな文化発信拠点として取りくんでまいります。

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA ホームページ

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

文化活動への取り組み 「美術・呉服」

当社のルーツであるきもの商。呉服の柄の中には美術があり、また扇子や襖絵など日本の暮らしの至る所に美術があります。創業以来の当社の強みである美術・呉服を通じて、伝統・文化を発信してまいります。

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文化活動への取り組み 「文化催」

百貨店ならではの上質性や美しさ、賑わいをお客様に体験していただくために、伝統を継承し芸術文化を紹介する文化催や、時代を捉えた話題性の高い企画催などを開催しております。

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