サステナビリティ

Sustainability

環境

食品ロス削減

食品ロスとは、本来食べられるにもかかわらず捨てられている食品です。農林水産省が2025年に発表した推計値では、2023年の日本の食品ロス量は、464万トンと言われています。

食料品フロアやレストランなど、多種多様な食のシーンを提供する当社にとって、食品ロス削減は極めて重要な課題であり、残った生ごみをリサイクル施設に持ち込み、飼料化・肥料化での再利用やメタンガス発電に活用するなど、さまざまな取り組みを実施しています。

さらに近年は取り組みを強化し、地域のこども食堂やフードバンク団体の活動支援を通じ、売り切れなかった商品の提供拡大に加え、売り切れなかったパンをクラフトビール原料として二次活用し、販売するなど、食品ロス削減に向けた取り組みを積極的に実施しています。

グループでの廃食用油SAF化推進

当社グループは百貨店・商業施設および食品・レストラン業を展開する企業として、食品廃棄物の削減を重要課題と位置づけています。その一環として、百貨店・SCから排出される廃食用油をSAF(持続可能な航空燃料)へ再利用するプロジェクト「FRY to FLY Project」に参画。2024年9月よりタカシマヤタイムズスクエア(新宿)および流山おおたかの森S.C.で開始し、2025年8月末時点で、当社の主要施設の約9割にあたる12店舗・施設から累計約90トンの廃食用油がSAFの原料として供給されています。また、京都高島屋S.C.および流山おたかの森S.C.では、お客様参加型の廃食用油回収イベントを実施し、店内ポスター掲示などを通じて取り組みの認知向上にも努めています。

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売り切れなかった食品の二次活用

当社では、量り売りや少量パックでの販売、予約販売や冷凍販売の拡大など、食べ残しや廃棄処分を削減する販売方法を拡充しています。高島屋横浜店では、クラフトビールを提供する〈ON TAP 江戸東京ビール〉と協業し、廃棄間近のパンを原料とした環境に優しい発泡酒「RE BREAD」を販売。売り切れなかった食品の二次活用に取り組んでいます。今後も、規格外野菜の販売や、冷凍おせちの開発・拡充、急速冷凍機活用など、新たな商品開発や販売方法を検討・実施し、食品ロス削減に取り組んでいきます。

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食品ロス削減を地域のお客様ともに

百貨店・ショッピングセンターは地域のインフラであるとの認識の下、地域貧困問題と家庭での食品ロスをつなぐ「フードドライブ」を2021年より実施。2025年現在、国内店舗・商業施設の9割にあたる13拠点にて実施しています。
この取組みをより広く地域社会のお客様に知っていただくために、2024年11月に「SDGsユースアクションEXPO」にエイチ・ツー・オー リテイリング(株)と共同でフードドライブイベントブースを出店。フードドライブへの関心をもっていただくため、動画やクイズを実施し、合計200名以上の方に参加いただきました。

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販売しきれなかった商品の地域貢献活動への活用

当社は食料品の「販売期限」の見直し・延長や量り売り、予約販売の拡充、「てまえどり」の啓発、一部のレストランでの食べ残し持ち帰り対応に加え、商品の安全性の担保を前提に、販売しきれなかった食品を地域支援活動につなげています。
具体的には、食料品宅配サービス「ローズキッチン」では、賞味期限が迫り廃棄処理予定になる食品を「コミュニティフリッジ草加」を通じて、食品を必要とする方々への支援品として寄付。また、一部の店舗(横浜店・柏店・京都店)では、販売しきれなかったパンをお取引先から寄付していただき、地域NPOやこども食堂に届ける活動に取り組んでいます。

従業員食堂における啓発活動

2017年から農林水産省が推進する「食品ロス削減国民運動」の啓発ツールを従業員食堂の卓上に掲示。食品ロスの啓発活動を行っています。

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外部機関との連携による活動

玉川高島屋S.C.では当日売り切れなかった商品をテナント従業員の方へ再販売するフードロス削減サービス「レスキューデリ」と連携し食品ロスの削減に取り組んでいます。

  • 食品再販売(レスキューデリ)の様子(2021年9月現在食品再販売(レスキューデリ)の様子(2021年9月現在)