食品ロスとは、本来食べられるにもかかわらず捨てられている食品です。世界では、コロナ感染症の影響により、飢餓人口は急激に増加し、2020年度では、世界人口の10人に1人に当たる最大8.1億人が飢餓で苦しんでいるといわれています。
一方で、農林水産省が2021年公表した2020年の日本の食品ロス量は、推計を開始した1998年以降、最少量ではあるものの、約522万トンもあり、国民1人当たりに換算すると、茶碗約1杯分に近い量を毎日廃棄している状況です。
食料品フロアやレストランなど、多種多様な食のシーンを提供する当社にとって、食品ロス削減は極めて重要な課題であり、残った生ごみをリサイクル施設に持ち込み、飼料化・肥料化での再利用やメタンガス発電に活用するなど、さまざまな取り組みを実施しています。
さらに近年は取り組みを強化し、地域のこども食堂やフードバンク団体の活動支援を通じ、売り切れなかった商品の提供拡大に加え、売り切れなかったパンをクラフトビール原料として二次活用し、販売するなど、食品ロス削減に向けた取り組みを積極的に実施しています。