サステナビリティ

Sustainability

環境

循環型ビジネス

UNCTAD(国連貿易開発会議)によると、繊維・アパレル産業は、石油産業に次いで世界で2番目に環境を汚染している産業に挙げられています。年間9,200万トンもの廃棄物を発生させ、繊維製品の約6割は、石油由来のポリエステルなどを原料としているため、環境への影響が大きいとされています。

ファッションアイテムは、百貨店の主力商品です。高島屋グループでは、Depart de Loopとして、不要となった衣料品の回収・再生・販売の循環型スキームを構築し、「売りっ放し」からの脱却を目指します。同時に、「再生し続ける服や雑貨」を提供することにより、新たな地下資源を使用することなく、サステナブルなビジネスモデルへの変革を推進していきます。

Depart de Loopについての取り組みはこちら
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衣料品からスタートしたこの取り組みは、現在、コスメ、デニム、カシミヤ、羽毛ふとん、スーツにまでアイテムを拡大しています。また、百貨店のみの取り組みからグループ会社や各社後方部門も含むグループ全体に拡大するとともに、当社グループのアセットを活かした多様な循環をつくっていきます。

グループ会社の取り組み

選べる4つの循環のかたち「Depart de Loop Port」
【東神開発株式会社(商業開発事業)】

東神開発(株)(商業開発事業)は、玉川高島屋S.C.に、社会インフラとしての機能を発揮すべく、循環型社会のターミナルを目指し、お客様が不要品回収後の循環先を選択出来る“参加型”の衣料等回収BOX「Depart de Loop Port(デパート デ ループ ポート)」を開設しました。持ち込まれた衣料及び雑貨を「衣料へのリサイクル」や「衣料以外へのリサイクル(繊維培地/土壌改良剤)」、またリサイクルに加えて「衣料・雑貨のリユース」の方法からお客様がご自身で“循環のかたち”を選択することが出来る、“参加型”の回収BOXです。同時に、B2階の廃棄物分別・処理スペースを「リサイクルステーション」としてリニューアルし、廃棄物の分別細分化と可視化を実現。テナントを含む施設従業員の意識改革を通じ、更なる廃棄物の削減とリサイクル率向上に取り組んでいきます。

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玉川高島屋S.C.次世代型”リサイクルステーション
(Recycle Station)”【東神開発株式会社(商業開発事業)】

2024年11月、玉川高島屋S.C.では、SDGsに取り組む活動の一つとして循環型社会の実現をめざし、地下2階のごみ分別施設を50年ぶりにリニューアルしました。誕生した次世代型リサイクルステーションは「、ごみの終着点から資源としての始発点へ」をキャッチコピーに、300以上のテナントから排出される廃棄物を資源として捉え直す、次の“50年先”を見据えた施設です。具体的には、次世代型計量管理システム「pool」を導入。これまで各テナントの廃棄物データは、施設管理者だけが把握していましたが、各テナントも把握できるよう「見える化」することで、従業員一人ひとりの意識に働きかけ、廃棄量削減とリサイクル率の向上につなげています。

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サーキュラーデザインを取り入れた売場設計・リニューアル
【高島屋スペースクリエイツ株式会社(建装事業)】

高島屋スペースクリエイツ(株)(建装事業)は、百貨店のリニューアルにおいて、「サーキュラーエコノミー」の考え方のもと、サーキュラーデザインの思想による資源の効率的かつ循環的な利用で廃棄物を無くす売場内装や什器のデザイン・マテリアルの構成を提案しています。2024年秋に実施した横浜店の自主編集売場<CS ケーススタディ>のリニューアルでは、最旬を発信する売場だからこそ、今注目されるサーキュラーデザインの視点を取り入れた環境配慮型の設計が必要だと考えました。具体的には、売場制作過程の残材を工場で再利用、廃棄物削減に貢献するモルタルを床塗料として採用、海洋プラスチック・廃ビンをサインに使用するなど、循環マテリアルを積極的に活用しました。さらに、Depart de Loopとして横浜店のお客様からご不要になった衣料品を回収し、再利用した什器の導入を提案。約100kgの衣料品を素材や色で選別後、マテリアルリサイクルの技術を用いて再資源化したものを原料の一部に用いてパネル化し、什器やサインパネルとしてアップサイクルしました。百貨店で回収した衣料品をグループ事業のノウハウにより新たな価値をもって生まれ変わらせる、百貨店とグループ会社のコラボレーションによるDepart de Loopが実現しました。

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