サステナビリティ

Sustainability

サステナブル活動TSUNAGU ACTIONの推進

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TSUNAGU ACTIONは、エコ&エシカルな商品・サービスを通じてサステナブルなライフスタイルを提案していく営業活動です。「PLANET」「SOCIAL」「PEOPLE」の3つのテーマに基づき、一人ひとりができる具体的な アクションを提案・実施しています。百貨店業では、各店舗立地における「まちのアンカー」としてサステナブル活動をけん引すべく、環境・社会課題を起点としたモノ・コトの提案を通じて豊かなライフスタイルの発信に取り組んでいます。さらに、商業開発業、金融業、建装業、広告業、食品・レストラン業など、グループ各事業の特性に応じた各社の取り組みやグループ連携による活動へと拡大しています。当社グループが保有する幅広いお取引先ネットワークに加え、この活動に賛同いただける新たな協業先とのパートナーシップも構築しながら、サステナブルな未来を創る共創の輪を広げていきます。

TSUNAGU ACTIONについての取り組みはこちら
TSUNAGU ACTION

循環型のものづくり「Depart de Loop」

循環型社会の実現をめざし、お客様から回収した不要衣料品やコスメなどをパートナー企業とともに再生し、新たな商品として販売する循環型プロジェクト「Depart de Loop」。2021年に百貨店から始まったこの取り組みは、百貨店のみならず、当社グループのアセットを活用し、再生商品にとどまることなく、新しい「循環型」の取り組みへと領域を広げ、グループ全体で新たな再生・循環の輪を広げています。

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Depart de Loopホームページ

百貨店のTSUNAGU ACTION

【全従業員参画による新たな提案の創造】
国内百貨店では、2024年度から半年に1回、「企画検討会」を実施しています。これはバイヤーだけはなく、店舗やEC・通販・法人事業部などで働く従業員も参加対象としてTSUNAGU ACTIONの3つのテーマに基づいたモノ・コト企画を立案し、役員・経営層に向けてプレゼンテーションを行うものです。優れた企画には本社サポートのもと、具現化していく仕組みを構築しています。
2024年度は計131企画が提案されました。例えば、第1回企画検討会で提案された視覚に障がいのある方をリードユーザーとし、誰もがファッションを楽しむ社会の実現をめざしたプロジェクト「Fashion for ALL your SENSES」は、2025年春に商品化し、店頭展開につながっています。
  • イメージ画像 企画検討会」の様子
【従業員の理解浸透に向けた取り組み】
お客様やお取引先とともにTSUNAGU ACTIONの取り組みを推進していくためには、当社の従業員の理解浸透や意識醸成が不可欠です。全社的な風土醸成に向け、半年に1度、グループ全従業員を対象としたインナーキャンペーンを実施。TSUNAGU ACTION、衣料品・コスメ等の回収活動、フードドライブ活動など当社グループが取り組むサステナブル活動への理解・参画を促進しています。特に、インナーキャンペーンには当社グループ従業員だけではなく、お取引先従業員(百貨店におけるローズスタッフ)も含めて延べ8,500人程度が参加し、大きなうねりとなっています。
また、2025年度は「TSUNAGU ACTIONに取り組む背景」や「取り組み事例の紹介を行うWeb動画視聴学習も実施。この動画には「グリーンウオッシュの知識学習」も盛り込み、延べ7,500人が視聴しています。
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【さらなるお客様参画の促進に向けて】
TSUNAGU ACTIONを通じたサステナブル社会の実現には、お客様の理解・共感が不可欠であるとの認識の下、2023年より定期的に「お客様アンケート」を実施しています。2024年は、約25,000名のお客様にご回答いただき、TSUNAGU ACTIONや、Depart de Loopへのご期待・ご意見を多数頂戴しています。
特に、Depart de Loopについては、「回収の際クーポン発行をしてくれるとより購入の後押しになる」とのお声を頂戴しました。そこで、2025年4月の回収キャンペーン期間には全店でクーポン配布を実施し、4・5月の全店回収量は約13t(前年比約16%増)と多くのお客様の参画につながりました。
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【各店における地域との取り組み】
店舗ごとに自治体や地域の企業・団体・学校などと連携し、地域活性化や地域ごとの社会課題解決につながる取り組みを進めています。具体的には、大阪店における関西の複数の福祉施設に所属する障がいのある人たちのアート活動支援につなげる「TSUNAGU MARKET」や、高崎店における群馬県の伝統工芸や食品などを集積した「SANCHOKU DEPARTMENT STORE」、玉川店での日本唯一の菓子業界が設立した専門学校の学生たちが作ったお菓子を販売し、次世代育成支援につなげる「日本菓子専門学校のお菓子とパンの店」など、各店ごとの特徴に合わせて、さまざまなジャンル・切り口で地域との取り組みを推進しています。
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グループ会社のTSUNAGU ACTION

グループ会社においても、各事業活動を通じた取り組みや海外百貨店の各地域に根付いた取り組みなど、グループ全体で多様なTSUNAGU ACTIONを推進しています。

廃材アップサイクル建材を用いた店舗環境づくり
【東神開発株式会社(商業開発事業)】
東神開発(株)は、"コミュニティ"と"サステナビリティ"をテーマに、そこに行けば、誰かと時間や空間を共有できる、あるいは、エコロジーを体験・体感できる場の提供を目指しています。玉川高島屋S.C.開業55周年に合わせたリニューアルでは、本館2階は1階グランパティオの雰囲気を拡張することで1階と連続性のある開放的な空間を構成しました。そこには、シーティングスペースを点在させ、川原の小石をイメージした形状のテラゾー(※)を使用したベンチを設置しています。テラゾーの骨材には、通常使用される製造の過程で余った大理石の端材に加え、能登半島地震で割れてしまい、商品にならなかった石川県の九谷焼を混ぜ合わせています。陶磁器の九谷焼を混ぜ込むことで、異質ながらも独特の味わいが生み出され、アップサイクルによって廃材になるはずのものに新たな価値が生まれました。また、二子玉川周辺の緑葉をイメージした、まちとの繋がりを感じさせる植栽を採用し、くつろぎの空間を演出しています。
(※)テラゾー:大理石などの石材を砕いて砕石状にし、セメントに混ぜて固めた人造大理石の建材
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オンラインサイトの編集力・情報発信力を活かした取り組み
【株式会社セレクトスクエア】
(株)セレクトスクエアが運営する高島屋グループのファッション通販サイト「タカシマヤファッションスクエア」では、TSUNAGU ACTIONの月ごとのテーマを設定し、月次展開化をスタートしています。2025年夏は、「涼やかに、心地よく 日本の知恵と工夫が詰まった夏雑貨」をテーマに、細やかな日本の知恵と技術から生まれた、美しく実用的な夏雑貨にフォーカスしました。群馬県桐生市にある刺繍工場「笠盛」が手掛けるアクセサリーブランド「トリプル・オゥ」。
2010年の誕生以来、国内外で多くのファンを魅了しているファクトリーブランドです。不可能と言われた刺繍による球体を実現し、職人の手で一点一点丁寧に検品してお客様のもとへお届けしています。金属製品のような華やかさがありつつも、糸でできているため驚くほど軽量。また、手洗いでケアが可能なので汗ばむ夏でも安心して着用できるのが魅力です。これからもオンラインサイトの強みを活かして、「ものづくりのストーリー」とともに、地域の伝統や残すべき技術を発信する役割を果たしていきます。
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【LOVE THE EARTH】EARTH DAY WORKSHOPS
(リサイクル・アップサイクルの取組み)
【シンガポール高島屋(海外百貨店事業)】
2025年4月22日、”EARTH DAY“に合わせて「抽出後のコーヒーグラウンズをボディースクラブにリサイクルする体験会」と「着なくなったTシャツを持ち寄って、裁断・縫製してバッグにアップサイクルする体験会」といった、2つのお客様参加型ワークショップを開催しました。合計37名のお客様が参加され、ご自身で持ち寄ったコーヒーグラウンズやTシャツを自らでリサイクル・アップサイクルする体験に、大変満足されており、また、講師や参加者同士の交流の場にもなっていました。
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タイ最大のスラム街のコミュニティによって製作された、リサイクルプラスチック製のバッグの販売支援
【サイアム高島屋(海外百貨店事業)】
FEEMUE(フィームー)は、タイ最大のスラムであるクローントイ地区に拠点を置き、Sikkha Asia Foundationが運営するプロジェクトで、特にスラム出身の女性や少数民族の女性に職業訓練を提供し、経済的自立を支援しています。商品デザインを通じて「スラム=貧困・ネガティブ」というイメージを払拭し、地域の文化や創意を発信するブランディングがなされております。また、バッグの素材にはキャンバス生地やタープ(ポリエチレン製)を使用しており、耐久性が高く、長期間にわたり愛用できる設計となっています。一つひとつが、ハンドメイドによる製作で、客観的な品質管理とトレーサビリティが確認されています 。サイアム高島屋では、TSUNAGU ACTIONの一環として、このFEEMUEの販売支援を行っており、サイアム高島屋ホームページ、SNSでの宣伝活動や販売員サポートを行っています。
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環境・循環型社会への貢献を目指す「Go Green」キャンペーン
【上海高島屋(海外百貨店事業)】
上海高島屋では、館の創業祭と連動し、2024年10月に、環境・循環型社会への貢献を目指すキャンペーン活動「GO Green」を展開しました。具体的には、地元行政の紹介を受け衣料品リサイクル業者と連携した「回収活動」、ペットボトル等のリサイクル素材を用いたDIY作品をお客様から募集、館内入口で展示を行う「啓発活動」を実施しました。こうした取り組みは行政からも高く評価を頂き、地元長寧区が主催するセミナーの中で、上海高島屋の取り組みをご紹介いただきました。
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お客様とともに取り組むフードドライブ活動

家庭での食品ロスの削減、食料を必要とする方々への支援を目的とし、家庭で使いきれない未使用食品を集めてフードバンク団体や地域の福祉施設などに寄贈する「フードドライブ活動」を百貨店・SCで実施しています。お客様から提供された食品は、地元のフードバンク団体などを通じて、地域のこども食堂や、必要とする方へ届けられます。多くの方々に認知を広げるために、ウェブサイトや各店での情報発信をはじめ、一部店舗での常設回収の開始、店舗近隣オフィスなどへの協力呼び掛けなど各種取り組みを行い、活動の浸透・定着化に取り組んでいます。
また、2024年11月には、大阪で開催のSDGs啓発イベント「SDGs ユースアクション EXPO」に、株式会社阪急阪神百貨店と合同で「フードドライブ」のブースを出展しました。同じ地域に基幹店を持つ両社は社会課題解決に向け、地域のお客様へ「フードドライブ」への理解をさらに深めていただくため、協働して取り組んでいます。

〈2024 年フードドライブ実績〉

  • ・実績店舗:百貨店10店舗、SC3店舗 計13店舗
  • ・回収実績:合計3.1tの食品(各地域の団体様へ寄付)
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