サステナビリティ
Sustainability
Sustainability
社会
多様な人々が共生できる社会の実現に向けては、人種・国籍・年齢・性別の違い、障がいの有無に関係なく、すべての人がストレスなく、快適に生活できるユニバーサルな社会を実現することが不可欠です。
当社は地域社会におけるインフラ機能の役割として、施設環境や施設・商品サービスの提供を通じてすべての人々が快適に暮らす地域社会の実現への貢献を果たしていきます。具体的には施設のユニバーサル化(段差解消や多機能トイレへの対応などバリアフリーへの取り組み)の推進や、ユニバーサルなおもてなし・サービスの拡充に向け、多様なお客様に対応できる販売員(有資格販売員)(※)の拡充に取り組んでいます。
※ サービス介助士、介護福祉士等、障がい者・高齢者対応ユニバーサル関連資格者、英検等、外国人対応外国語検定資格者
国籍・性別・年齢の違い、障がいの有無等にかかわらず、あらゆるお客様がお買物を楽しんでいただけるよう、施設のユニバーサル化に向けた環境整備に取り組んでいます。
当社には歴史的建造物や築年数が経過した施設が多いことから、現代のニーズに合わせ、段差解消や多機能トイレへの対応など、バリアフリー化の取り組みを進めており、2021年度には、重要文化財にも指定されている日本橋髙島屋S.C.本館地下1階トイレ入口にスロープを設置し、段差解消を実施いたしました。
また、近年はオストメイト対応トイレの拡充をはじめ、改正障害者差別解消法( 2024 年 4月施行)を見据えた実態把握と環境整備に取り組んでいます。
すべてのお客様に快適な時間・空間を提供するため、当社では施設や環境バリアフリー化・ユニバーサル化のみならず、コミュニケーションや人的なサポートによるバリアフリー化・ユニバーサル化を推進しています。
具体的には、車いすやベビーカー、サポートカーの貸出、手話ができる販売員の育成配置、筆談ボードによるご案内、盲導犬・介助犬・聴導犬同伴によるご来店への応対など、サービスの充実に取り組んでいます。
多様なお客様へ対応できる販売員の拡充に向け、民間資格である「ユニバーサルマナー検定」を2022年4月より社内認定ライセンス化し、国内百貨店販売員を中心に受講促進を図っています。
2022年4月より社内認定ライセンスに組み入れ、国内百貨店販売員を中心に受講促進を図った結果、2023年度末時点で、百貨店の従業員におけるユニバーサルマナー検定をはじめとするユニバーサル関連資格取得率は14.3%となっています。