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【収穫状況に応じ、順次発送予定】〈愛媛〉紅まどんな
税込5,400円
お中元は、お世話になった人に日頃の感謝を込めて贈る夏のご挨拶です。中元とはもともとは道教の習俗の1つで、旧暦7月15日のことです。この日に行われていた祭りに仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)が混ざり祖先の霊を供養する日とされるようになり、江戸時代以降は盆の礼として親類やお世話になった人に贈りものをする習慣へと発展して、現在のような形になりました。
お歳暮は、日頃お世話になっている方々に対した1年の締めくくりにお礼の気持ちとして贈るものです。その起源は江戸時代までさかのぼり、毎年2回の盆と暮れの時期に、長屋の大家さんや取引先に対し「日頃お世話になっています。これからもよろしくお願いします」という意味を込めて、店子や商人が贈りものを持参したのが始まりの1つといわれています。それが商習慣と結びつき、現在のような形になったといいます。
高島屋のお中元 トップへ 「高島屋 冬の贈りもの」お中元は、毎年猛暑が続く中で、上位にランクインするのはビールやジュースなどのソフトドリンクが人気です。また、そうめんなど、夏の風物詩といえる食品やすいかやメロン、マンゴーなどのフルーツも毎年定番の商品になっています。
お歳暮は、鍋に最適のかにやふぐなどの海産物、お正月に大人数で食べることができるような肉類やハムなどが人気です。ビールや定番のドリンク、フルーツもお歳暮では一定の人気があります。これらのほかに、どちらにも共通する人気の品として焼き菓子等の洋菓子や各地のご当地グルメの取り寄せなどがあります。
お中元 | お歳暮 | |
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東日本 | 7月上旬〜15日 | 11月下旬〜12月20日前後 |
西日本 | 7月中旬〜8月15日 | 12月13日〜20日前後 |
お中元は、東日本は7月上旬~15日まで、西日本は7月中旬~8月15日までが一般的です。これを過ぎるときも、表書きを立秋(8月8日か9日)までは「暑中御見舞」に、立秋以降は「残暑御見舞」に変えれば失礼はありません。贈り先が目上の方の場合は、それぞれ「暑中御伺い」「残暑御伺い」とします。7月上旬から8月15日ごろが中元の期間ですが、立秋などを過ぎたら「残暑御見舞」「残暑御伺い」として贈ります。
お歳暮は、東日本は11月下旬~12月20日前後、西日本は12月13日~20日前後となっています。手配の遅れなどにより年内に届かない場合は、関東地方では1月7日(松の内)までに、関西地方では15日までに表書きを「御年賀」として贈ります。その後立春(2月4日頃)までの間なら「寒中御見舞」として贈ります。その場合、先方にお歳暮として贈れなかったことをお詫びして、年明けに贈る旨を手紙か電話で一言伝えるのがマナーです。
送り先の地域の習慣に合わせて贈るのがマナーなので、時期を間違えないように気をつけましょう。
金額の目安としては3,000円~5,000円程度が一般的で、特別にお世話になった人には1万円以上のものを贈ることもあります。しかし、あまり高価なものはかえって相手に気を使わせてしまうことにもつながります。いずれにしてもお互いに負担にならない程度のものが適切です。
お歳暮にしてもお中元にしても「お酒が飲めない人にビールをおくった」とか「コーヒーが苦手な人にコーヒーセットをおくった」などということにならないように、事前に相手の好みや家族構成を聞いて品物を選ぶことがとても大切です。
贈る品物はもちろんのこと、贈り方にも配慮が行き届いていれば、気持ちはいっそう伝わります。
例えば、
・「事前に受け取れる日時など相手の予定を確認する」
・「消費期限が短めの生鮮食品を贈る場合には家族が集まる正月直前にする」
・「忙しくてなかなか荷物を受け取れそうにない相手には腐りにくく賞味期限が長いビールやお菓子、のりなどを選ぶ」
などの配慮です。
こうした、ちょっとした心遣いがあるとないとでは相手に与える印象は全く違ってきます。相手の状況をよく考えて選ぶことがなにより重要です。 お中元とお歳暮にはいくつかの違いはありますが、どちらも一歩進めて、という点では同じです。
お中元・お歳暮いずれも一度始めると続けることも大事になってきます。だからこそ、個人であれ、ビジネスであれ、今までと今後の関係の双方をよく考えた上で誰に何を贈るかを決めましょう。
※贈答のマナーやしきたりには諸説あり、また各地・各家の伝統やならわしによって異なる場合がございます。
※のし紙(掛紙)のイラストは、表書きのうち代表的なものを記載しています。