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#お中元 #お歳暮

お中元・お歳暮のお礼状のマナーを徹底解説!贈るタイミングや相手別の例文も紹介!

2023年6月28日

お中元・お歳暮のお礼状のマナーを徹底解説!贈るタイミングや相手別の例文も紹介!
※画像はイメージです

#01 お中元・お歳暮のお礼に関する基礎知識

贈りものをいただいた時、お礼状を送ることは大切なマナーです。けれども毎年継続されることが多いお中元・お歳暮の場合は、つい、お礼状を書くのを忘れてしまう方もいらっしゃるのでは?ここではお中元・お歳暮をいただいた時のお礼状のマナー、お礼状の書き方の例をご紹介します。

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お中元・お歳暮のお礼状とは

お中元・お歳暮を手渡しでいただいた場合はその場でお礼もできますが、配送の場合、無事に届いたかどうかが送り主にとっては気になるものです。ですから、お礼状には「贈りものを受け取りましたよ」とお知らせする意味が第一にあります。そのうえで感謝の気持ちを伝えるために、お礼状を書くことをおすすめします。

お中元・お歳暮のお礼状を出すタイミング

郵便の場合、相手に届くまでに一定の時間がかかるので、遅くとも品物が届いてから3日以内には出すように心がけましょう。もちろん届いた当日か翌日に出すのがベストですが、すぐに出すことが難しい場合は、まず電話かメールでお礼を伝え、遅くとも1週間以内には送付しましょう。

お中元・お歳暮が届いたらお礼状だけ送ればいい?

品物が届いたら、お礼状を送りましょう。お中元は一般的に目上の方に、目下の方から「いつもお世話になり、ありがとうございます」という感謝の気持ちを込めて贈るものなので、お返しの必要はありませんが、お礼状は最低限のマナーです。ただし友人、同僚、兄弟などから贈られた場合は、お礼状のほかに同程度の品物をお返しするとよいでしょう。

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すでにお中元・お歳暮を手配した(贈っている)相手にもお礼状は必要?

お礼状には「贈りものを受け取りましたよ」という意味が含まれるため、こちらからすでにお中元・お歳暮を贈った相手に対しても、お礼状は必ず送るようにしましょう。お礼状を書くときは、いただいた品物への感謝や家族が喜んでいること、相手の健康を気遣う言葉を入れましょう。これらは、以後もよいお付き合いを願ううえで大切な要素です。

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#02 押さえておきたいお中元・お歳暮のお礼状の基本的なマナー

お礼状には送るタイミングのほかに書き方などにも守りたいマナーがあります。郵送の場合、届くまでに時間がかかるので、品物が届いてから遅くとも3日以内には出すように心がけましょう。スピードを重視する場合はメールも便利なツールのひとつです。

送り方

封書で丁寧に
ビジネスにおける大切なお取引先や、日頃からとてもお世話になっている目上の方には、マナーに則ったお礼状を。最も丁寧な体裁である封書の手紙に、手書き・縦書きで感謝の気持ちを伝えましょう。受け取った相手に真摯で誠実な姿勢を感じていただけ、好印象をもたれることでしょう。

ハガキは親しい方や親戚に
知人や親戚、ビジネスの取引先でも気心を知った相手であれば、ハガキでも感謝の気持ちは十分に伝わります。縦書きで丁寧に書きましょう。

メールやSNSでスピーディーに
親しくしている友人やビジネスの相手の場合、メールでもよいでしょう。宛名は正式名称でメール本文の最上段に。送信の件名欄には「お中元のお礼」など、ひと目で分かるようにするとよいです。

縦書きor横書き

「封書の縦書き」でお礼状を出すのが最も丁寧な体裁。ですから目上の方や会社の上司、ビジネスの相手などには丁寧な縦書きで送るのが適しています。品物をいただいたときの嬉しい気持ち、感謝がよりしっかりと伝わるでしょう。また、気心の知れた友人や普段から付き合いのある親戚などにお礼状を出す場合、お礼の気持ちと親しみが相手に伝わる「横書き」も問題ありません。縦書きがよいのか、横書きがよいのかは、送る相手との関係性を考えて決めましょう。いずれにせよ、一番大切なのはすぐにお礼の気持ちを伝えることです。

#03 お礼状の内容の基本的な構成

お礼状の内容は基本を押さえて、心を込めて。そうすれば必ず相手に気持ちが伝わります。内容はもちろん、目上の方なのか友人なのか、またビジネスの取引先なのかにより、それぞれ変わってきますが、どんなお礼状にも欠かせない主要な項目は以下の3つです。

  • 贈りものが届いたことを知らせてお礼を述べる
  • いただいた品物の感想や家族(会社であれば社員や部署一同)も喜んでいることなどを書き記す
  • 相手の健康や状況を気遣う文章を加える

贈った品が喜んでもらえたのか相手に安心していただき、以後もよいおつきあいを願うという意味で必要な要素。これらをできれば自分ならではの表現で相手に思いを伝えるのが一番でしょう。

次にお礼状の書き方の基本をご紹介しておきます。

【頭語】

頭語とは、手紙の最初に書く言葉。相手に敬意を表すものです。「拝啓」「謹啓」などがありますが、いずれも手紙の締めくくりの結語とセットになっていますので、組合せに注意しましょう。

【時候の挨拶】

頭語の後には、時候の挨拶を書きます。これは、日常会話の中で使う『毎日暑いですね』『朝晩は冷えますね』などと同じ意味を持ち、季節を表す言葉です。さらに続いて相手の安否を尋ねる言葉を添えることで、基本を押さえた文章になります。

【お礼のことば】

次に、お礼のことばを丁寧に書きましょう。お礼状を送る相手との関係やいただいた品によっては「家族ともども大変喜んでおります」など、具体的に喜びを表現すると気持ちが伝わりますね。

【相手の健康を気遣うことば】

お中元・お歳暮を贈るのは、暑い盛り、寒さが厳しい時季ですから、相手の健康状態を気遣うことも大切な要素になります。

【結びのことば】

文章の最後には「謹白」や「敬具」など頭語に合わせた結びのことばで締めくくります。女性の場合、多様な頭語に使える「かしこ」を使用することもできますが、ビジネスの相手には避けた方がよいでしょう。

#04 お中元・お歳暮のお礼状の書き方と例文《会社・ビジネス関係》

お中元・お歳暮のお礼状の書き方と例文《会社・ビジネス関係》

「封書」で「縦書き」が最も丁寧な体裁とされています。ハガキでも十分に気持ちや姿勢は伝わりますが、日本語は「縦書き」が基本。相手に対して敬意を表し、かしこまった印象になります。またハガキの場合は文面が見えますから、その点もご留意を。

また日頃からやりとりが多く、親しくしていただいている相手の場合は、メールでお礼をするという方法もあります。その場合は、宛名はメール本文の最上段に。相手の会社名、肩書、名前の順番で書くのが基本。役職を書く際は「代表取締役社長」などのように、正式名称を使いましょう。業務で多忙な相手などは受け取るメールの件数も多くなります。件名で優先順位を付けたり、内容を確認したりするので、送信の件名欄には「お中元・お歳暮のお礼」など、ひと目で分かるようにしてもよいでしょう。

お中元 例文

拝啓 盛夏の候、貴社におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申しあげます。
平素は、格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
さて、このたびはお中元の品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
部署で分け合いましたところ、大変おいしいと、一同喜んでおります。
暑い日が続いておりますのでどうぞ貴社の皆様も、お体にお気をつけください。
まずは略儀ながら書中にて御礼申しあげます。

敬具

令和○年○月○日
株式会社○○○○
(役職)名前

お歳暮 例文

謹啓 師走の候、貴社におかれましてはますますご隆昌のこととお聞きし、お慶び申しあげます。
さて本日、ご丁重な品物を有り難く拝受いたしました。
早速、弊社社員にも伝え、そのお心遣いに一同とても感謝しております。
来る年も、株式会社〇〇〇〇(会社名)様のご期待に添えますよう努めて参ります。
今後とも変わらぬご高配を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。
これから寒さ厳しき折、貴社皆様のご健康とますますのご発展をお祈りし、
まずは略儀ながら書中をもちまして御礼申しあげます。

令和○年○月○日
株式会社○○○○
(役職)名前

謹白

#05 お中元・お歳暮のお礼状の書き方と例文《家族・親族(親戚)》

親しい間柄なら電話やメールでお礼を伝えることもできますが、本来はお礼状を出すのがマナーです。

両親をはじめ、義理の実家、親戚などからお中元・お歳暮が届いた場合には、常にお礼状を送る習慣をつけておきたいものですね。

お中元 例文

拝啓 今年の夏も厳しい暑さが続いていますが、皆様お変わりございませんか。
私たちはおかげさまで家族皆、健康で元気に暮らしております。
昨日、ビールの詰め合わせを頂戴しました。さっそく夫婦で楽しませていただいております。
私たちの好きなものを覚えていてくださり、また何かにつけお心遣いをいただき、本当に感謝しております。
これからが暑さの本番となります。どうぞお身体には十分気をつけてお過ごしくださいませ。
誠に簡易で恐縮でございますが、まずは品物が届きましたことをお伝えし、御礼申しあげます。

敬具

20〇〇年7月
〇〇〇〇

お歳暮 例文

拝啓 日ごとに寒さが増すこの頃となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
私たち家族は、寒さにも負けず楽しく暮らしております。
さてこのたびは、結構なお品物をお贈りいただき、ありがとうございました。
○○好きの我が家にとって、とても嬉しい贈りものとなりました。
これから年末に向け、ますます寒さが厳しくなります。
どうぞご自愛ください。そして良い新年をお迎えくださいませ。

令和〇〇年 師走
〇〇〇〇

敬具

#06 お中元・お歳暮のお礼状の書き方と例文《友人・知人》

親しい間柄の友人・知人であれば、電話やメールで感謝の気持ちを伝えることも方法のひとつです。ただし、多忙な方や年末の慌ただしい時季の電話は失礼にあたる場合もあります。また、お礼の一報を電話でした後に、別途お礼状を送ることで、より丁寧に感謝の気持ちを伝えることができます。特別な事情がない限りは、お礼の封書やハガキを送ることをおすすめします。

お中元 例文

拝啓 猛暑の日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さてこのたびは、結構なお中元の品物をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
さっそく家族皆で嬉しくいただきました。心から感謝申しあげます。
秋の訪れはまだ先となります。夏バテや熱中症などには、十分お気をつけてお過ごしくださいませ。

敬具

令和〇〇年 盛夏
〇〇〇〇

お歳暮 例文

拝啓 本年も早いもので師走に入りました。〇〇様、またご家族の皆様、お元気でお過ごしの事と思います。
さて、先日はお心のこもったお品物を頂戴し、ありがとうございました。
毎年きめ細やかなお心遣いをいただき恐縮でございます。
寒い日がまだまだ続きます。お風邪など召しませんよう、ご自愛のうえお過ごしください。
取り急ぎ、お歳暮の御礼まで。

令和〇〇年 師走
〇〇〇〇

敬具

#07 どうしてもお礼状を送れない場合の対処法は?

品物をいただいたら、お礼状を送るのは最低限のマナーです。仕事が立て込んでいる、体調がすぐれないなど特別な事情がある場合、よほど親しい仲なら電話やメールでもよいですが、特に目上の方にはハガキでもよいのでお礼状を送りましょう。ビジネス上の取引先など数が多い場合は印刷でもかまいません。書き方は相手によっても変わってきますが、外せないのは品物が無事届いたことを知らせる言葉とお礼です。また、いただいた品物に対する気持ちを、自分だけでなく家族、もしくは社員の言葉も添えると、心からの気持ちが伝わります。

#08 まとめ

ご参考にしていただけましたでしょうか。お礼状は、体裁や必要な事項を押さえつつ、相手に失礼にないように丁寧に書いて送りましょう。そのうえで、一番のポイントは、ご自分がお中元やお歳暮を受け取った時に感じた喜び、感謝の気持ちを素直に表現することが大切です。想いが込められた言葉をひと言でも加えることで、感謝と温もりが伝わるお礼状となるのではないでしょうか。

※贈答のマナーやしきたりには諸説あり、また各地・各家の伝統やならわしによって異なる場合がございます。
※のし紙(掛紙)のイラストは、表書きのうち代表的なものを記載しています。

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