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#お歳暮

お歳暮のお礼状の書き方は? ビジネス・個人別に例文やマナーを紹介

2025年4月23日

お歳暮のお礼状の書き方は? ビジネス・個人別に例文やマナーを紹介
※画像はイメージです

贈りものをいただいた時、お礼状を送ることは大切なマナーです。配送で贈られる方が多いお歳暮。お礼状は、お歳暮への感謝の気持ちをお伝えすると同時に、品物が届いたお知らせの意味があります。ここではお歳暮をいただいた時のお礼状のマナー、お礼状の書き方の例文をご紹介します。

#01 お歳暮のお礼状の書き方

お礼状には送るタイミングのほかに、書き方などにも守りたいマナーがあります。ここでは、いくつかの例文と共に、感謝の気持ちを伝えるお礼状について解説します。

お歳暮のお礼状を出すタイミング

郵便の場合、相手に届くまでに一定の時間がかかるので、遅くとも頂き物が届いてから3日以内には出すように心がけましょう。もちろん届いた当日か翌日に出すのがベストですが、すぐに出すことが難しい場合は、まず電話かメールでお礼を伝え、遅くとも1週間以内には送付しましょう。

お歳暮のお礼状の丁寧な書き方

「封書の縦書き」で手書きのお礼状を出すのが最も丁寧な体裁。ですから目上の方や会社の上司、ビジネスの相手などには丁寧な縦書きで送るのが適しています。品物をいただいたときの嬉しい気持ち、感謝がよりしっかりと伝わるでしょう。また、気心の知れた友人や普段から付き合いのある親戚などにお礼状を出す場合、お礼の気持ちと親しみが相手に伝わる「横書き」も問題ありません。縦書きがよいのか、横書きがよいのかは、送る相手との関係性を考えて決めましょう。いずれにせよ、一番大切なのはすぐにお礼の気持ちを伝えることです。

お歳暮のお礼状の構成・流れ

お礼状の内容は基本を押さえて、心を込めて。そうすれば必ず相手に気持ちが伝わります。内容はもちろん、目上の方なのか友人なのか、またビジネスの取引先なのかにより、それぞれ変わってきますが、どんなお礼状にも欠かせない主要な項目は以下の3つです。
• 贈りものが届いたことを知らせてお礼を述べる
• いただいた品物の感想や家族(会社であれば社員や部署一同)も喜んでいることなどを書き記す
• 相手の健康や状況を気遣う文章を加える
贈った品が喜んでもらえたのか相手に安心していただき、以後もよいおつきあいを願うという意味で必要な要素。これらをできれば自分ならではの表現で相手に思いを伝えるのが一番でしょう。
次にお礼状の書き方の基本をご紹介しておきます。

【頭語】

頭語とは、手紙の最初に書く言葉。相手に敬意を表すものです。「拝啓」「謹啓」などがありますが、いずれも手紙の締めくくりの結語とセットになっていますので、組み合わせに注意しましょう。

【時候の挨拶】

頭語の後には、時候の挨拶を書きます。これは、日常会話の中で使う『毎日暑いですね』『朝晩は冷えますね』などと同じ意味を持ち、季節を表す言葉です。さらに続いて相手の安否を尋ねる言葉を添えることで、基本を押さえた文章になります。

【お礼のことば】

次に、お礼のことばを丁寧に書きましょう。お礼状を送る相手との関係やいただいた品によっては「家族ともども大変喜んでおります」など、具体的に喜びを表現すると気持ちが伝わりますね。

【相手の健康を気遣うことば】

お歳暮を贈るのは寒さが厳しい時季ですから、相手の健康状態を気遣うことも大切な要素になります。

【結びのことば】

文章の最後には「敬具」や「謹白」など、頭語に合わせた結びのことばで締めくくります。女性の場合、多様な頭語に使える「かしこ」を使用することもできますが、ビジネスの相手には避けた方がよいでしょう。

#02 《会社・ビジネス用》お歳暮のお礼状の書き方・例文

ビジネスにおける大切なお取引先や、日頃からとてもお世話になっている目上の方には、マナーに則ったお礼状を。ここでは、封書・便箋・ハガキでお礼状を出す場合と、メールでお礼状を出す場合を解説します。

封書・便箋・ハガキでお礼状を出す場合(ビジネス用)

「封書」で「縦書き」が最も丁寧な体裁とされています。ハガキでも十分に気持ちや姿勢は伝わりますが、日本語は「縦書き」が基本。相手に対して敬意を表し、かしこまった印象になります。またハガキの場合はほかの人に文面が見えますから、その点もご留意を。

例文①

拝啓
師走の候 貴社におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申しあげます
平素は格別のご高配を賜り 厚く御礼申しあげます
さて このたびはお歳暮の品をお贈りいただき 誠にありがとうございました
部署で分け合いましたところ 大変おいしいと 一同喜んでおります
寒い日が続いておりますのでどうぞ貴社の皆様も
お体に気をつけてお過ごしください
まずは略儀ながら書中にて御礼申しあげます

敬具

令和○年○月○日
株式会社○○○○
(役職)名前

例文②

拝啓
初冬の候 貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申しあげます
さて このたびは結構なお品を頂戴いたしまして 誠にありがとうございます
早速 弊社社員にも伝え そのお心遣いに一同とても感謝しております
来る年も 株式会社◯◯◯◯(会社名)様の
ご期待に沿えますよう努めてまいります
今後とも変わらぬご高配を賜りますよう よろしくお願い申しあげます
これから寒さ厳しき折 貴社皆様のご健康とますますのご発展をお祈りし
まずは略儀ながら書中をもちまして御礼申しあげます

敬具

令和○年○月○日
株式会社○○○○
(役職)名前

メールでお礼状を出す場合(ビジネス編)

日頃からやりとりが多く、親しくしていただいている相手の場合は、お礼メールをするという方法もあります。その場合は、宛名はメール本文の最上段に、相手の会社名、肩書、名前の順番で書くのが基本。役職を書く際は「代表取締役社長」などのように、正式名称を使いましょう。業務で多忙な相手などは受け取るメールの件数も多いので、件名欄には「お歳暮のお礼」など、ひと目で分かるようにするとよいでしょう。

例文①

件名:お歳暮の御礼

株式会社○○○○
(役職)○○○○様

拝啓
師走の候、貴社におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申しあげます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
さて、このたびはお歳暮の品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
部署で分け合いましたところ、大変おいしいと、一同喜んでおります。
寒さ厳しい折、貴社におかれましても
皆様どうぞご自愛くださいますようお祈り申しあげます。
まずは略儀ながらメールにて御礼申しあげます。

敬具

令和○年○月○日
株式会社○○○○
(役職)名前

例文②

件名:お歳暮ありがたく頂戴いたしました

令和○年○月○日
株式会社○○○○
(役職)○○○○様

平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
株式会社○○○○ ○○部の○○です。
このたびは結構なお品を頂戴いたしまして、誠にありがとうございます。
早速、弊社社員にも伝え、そのお心遣いに一同とても感謝しております。
今後ともよろしくご厚誼賜りますようお願い申しあげます。
まずは、取り急ぎメールにてお礼のご挨拶とさせていただきます。

令和○年○月○日
株式会社○○○○
(役職)名前

#03 《個人用》お歳暮のお礼状の書き方・例文

ここでは、個人的に親しい友人・知人などの間柄の方へのお礼状の書き方や例文をご紹介します。封書・便箋・ハガキによる丁寧なお礼状と、電話やメールなどでいち早く感謝を伝えるお礼状があります。

封書・便箋・ハガキでお礼状を出す場合(個人用)

心のこもったお歳暮を受け取ったら、できるだけ早く、お礼の封書やハガキを送りましょう。また、お礼の一報を電話やお礼メールでした後に、別途お礼状を送ることで、より丁寧に感謝の気持ちを伝えることができます。

例文①

拝啓
歳末の折 〇〇様 家族の皆様 お元気でお過ごしでしょうか
さて 先日はお歳暮の品を頂戴しまして 誠にありがとうございました
毎年こまやかなお心遣いをいただき恐縮でございます
寒さが続きます折 お風邪など召しませんようくれぐれもご自愛いただき
よい新年をお迎えくださいますようお祈り申しあげます
略儀ながら 書中にてお礼申しあげます

敬具

令和○年○月○日
○○○○

例文②

拝啓
いよいよ師走に入り 今年も残すところわずかとなってまいりました
さて 先日は心のこもったお品物を頂戴し ありがとうございました
子供たちをはじめ 家族みんなでおいしくいただいております
寒い日が続きますが どうぞご自愛くださいませ
取り急ぎ お歳暮のお礼まで

敬具

令和○年○月○日
○○○○

メールでお礼状を出す場合(個人用)

親しい間柄の友人・知人であれば、電話やお礼メールでいち早く感謝の気持ちを伝えることも方法のひとつです。その際は、堅苦しくない、丁寧さを心がけた文体で感謝の気持ちを伝えましょう。

例文①

件名:お歳暮ありがとうございました。

〇〇〇〇様

お元気でお過ごしでしょうか。
お送りいただきました〇〇〇〇、本日受け取りました。
いつもお心遣いをいただき、誠にありがとうございます。
これから年末に向け、ますます寒さが厳しくなります。
どうぞご自愛くださいませ。
まずはメールにて御礼申しあげます。
またお会いできる日を楽しみにしております。

○○○○(自分の名前)

例文②

件名:お歳暮のお礼を申しあげます。

〇〇〇〇様

お元気ですか? ご無沙汰しています。
先ほど、お送りいただいた△△△△が我が家に到着しました。
家族みんなで楽しませていただきますね。
なかなかお会いできませんが、
またゆっくりお食事でもご一緒したいです。
寒い日が続きます。お体には気をつけて、
来年もよい年になりますよう心からお祈りしております。
取り急ぎメールにて失礼いたします。
ありがとうございました。

○○○○(自分の名前)

#04 《家族・親戚》お歳暮のお礼状の書き方・例文

親しい間柄なら電話やメールでお礼を伝えることもできますが、本来はお礼状を出すのがマナーです。家族、親戚からお中元・お歳暮が届いた場合には、すぐにお礼状を送る習慣をつけておきたいものですね。

例文

拝啓
日ごとに寒さが増すこの頃となりました皆様いかがお過ごしでしょうか
私たち家族は 寒さにも負けず楽しく暮らしております
さてこのたびは 結構なお品物をお送りいただき ありがとうございました
こどもたちをはじめ 家族みんなでおいしくいただいております
これから年末に向け ますます寒さが厳しくなります
どうぞご自愛くださいそして良い新年をお迎えくださいませ

敬具

令和○年○月○日
○○○○

#05 《友人・知人》お歳暮のお礼状の書き方・例文

大切な友人・知人には、お礼の封書やハガキを送ることをおすすめします。親しい間柄の友人・知人であれば、電話やメールで感謝の気持ちを伝えることもできますが、多忙な方や年末の慌ただしい時季の電話は失礼にあたる場合もあるのでご注意ください。電話やメールでお礼の一報を伝えた後に、別途お礼状を送ることで、より丁寧に感謝の気持ちを伝えることができます。

例文

拝啓
本年も早いもので師走に入りました
〇〇様 またご家族の皆様 お元気でお過ごしのことと思います
さて 先日はお心のこもったお品物を頂戴し ありがとうございました
毎年こまやかなお心遣いをいただき恐縮でございます
寒い日がまだまだ続きます
お風邪など召しませぬよう ご自愛のうえお過ごしください
取り急ぎ お歳暮の御礼まで

敬具

令和○年○月○日
株式会社○○○○
(役職)名前

#06 まとめ

ご参考にしていただけましたでしょうか。お礼状は、体裁や必要な事項を押さえつつ、相手に失礼にないように丁寧に書いて送りましょう。そのうえで、一番のポイントは、ご自分がお中元やお歳暮を受け取った時に感じた喜び、感謝の気持ちを素直に表現することが大切です。想いが込められた言葉をひと言でも加えることで、感謝と温もりが伝わるお礼状となるのではないでしょうか。

※贈答のマナーやしきたりには諸説あり、また各地・各家の伝統やならわしによって異なる場合がございます。
※のし紙(掛紙)のイラストは、表書きのうち代表的なものを記載しています。

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