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#お歳暮

お歳暮ののし紙の書き方や選ぶポイントを解説

2025年9月10日

お歳暮ののし紙の書き方や選ぶポイントを解説
※画像はイメージです

お歳暮を贈る際には「熨斗(のし)」をつけましょう。のしがついたのし紙(掛紙)に表書きと贈り主の名前を入れて贈ることで、マナーを守った贈りものとしてお届けすることができます。

#01 お歳暮のし紙の選ぶポイント

贈りものをするときは体裁を整えることが大事で、奉書で包み、のしをつけ、水引で結びます。現代では慶事用に、のしが印刷された「のし紙」が幅広く使用されています。

そもそも熨斗は付ける必要はある?

熨斗(のし)とは「のし鮑(あわび)」の略です。現在では「折り熨斗」といって、紅白の紙を折り、その中に短冊型の黄色い紙片を包み込みますが、この黄色い紙片が「のし鮑」です。贈りものにのしをつけるのは、その昔、品物が穢れていないしるしとして生ぐさものを添えたのが始まりです。慶事にはなまぐさものを用いることから、熨斗(のし)をつけることが祝儀の象徴となり、お祝い事だけでなく一般贈答にも広く使われます。逆に弔事ではのしはつけません。
水引は、包まれた品を結んでいるひものことで、和紙でこよりを作りそのよりが戻らないように水のりを引いて固めたため、そのひもが「水引」と呼ばれるようになりました。
一般慶事には紅白の水引を用います。
のし紙は、一般的には水引や熨斗(のし)が印刷された慶事用の掛紙のことを言います。正式な場合は、奉書で包み水引を結び、熨斗(のし)をつけますが、親しい間柄や一般的なお歳暮の場合には、水引と熨斗両方が印刷されたのし紙を選ぶようにすると良いでしょう。

お歳暮の水引の選び方

お歳暮の水引は紅白5本で、結び方は「蝶結び」です。「蝶結び」は簡単にほどけ簡単に結びなおせることから「何度も繰り返されてほしい」という意味合いがあり、結婚祝いや結婚内祝いなど一部の用途を除くほとんどの慶事と一般贈答に用いられます。印刷されたのし紙を選ぶ際は、紅白5本蝶結びののし紙を選ぶのが良いでしょう。

内のし・外のしとは

のしには、贈りものに直接のしをかけてから包装紙で包む「内のし(中のし)」と、包装紙の上からのしをかける「外のし」があります。控えめにしたい時や個人的に内々で渡す場合は内のし、たとえば開店のお知らせや記念品など、お名前を広める、広く渡す場合は外のしにしましょう。なお、地域によって習慣が異なる場合があります。
※高島屋オンラインストアでは基本的に「内のし」でお届けいたします。商品により短冊のしをつけてお届けとなる場合や、商品の性質などにより、のし紙(掛紙)をおつけできない場合もございます。

#02 お歳暮ののし紙の書き方を解説

包みのうえに贈る目的を記したのが「表書き」です。ここでは、この「表書き」と贈り主の名前を入れる「名入れ」の書き方について解説します。

表書き

11月下旬~12月25日頃までは表書きに「お歳暮」と書かれ、のしがついた紅白5本蝶結びののし紙(掛紙)を使用します。年を越した場合は「お年賀」、または「寒中御見舞」とします。
今年お世話になり今回だけの贈り物の場合は「御礼」「粗品」とします。
奉書に表書きを書くときは毛筆で書くのが正式なマナーで、楷書で書きます。水引やのしには文字がかからないように注意し、書く文字の大きさに合わせて、上からその文字一字分ほど空けて書き始め、最後の字と水引の間にも一文字分の空白ができるようにしましょう。

個人で贈る場合

個人で贈る場合は姓のみでも構いません。

家族で贈る場合

夫婦などの連名で贈る場合には、下部に夫のフルネーム、その左側に妻の名前を書きます。

会社の上司に贈る場合

会社の上司に贈る場合には、名前をフルネームで記入します。

連名で贈る場合

3名程度までの連名の場合は、目上の人の名前を右から左へ順に書き入れます。多人数の場合は、会社名、部署名、グループ名など「〇〇一同」と書きます。「有志一同」と書く場合は全員の氏名を書いた紙を中に入れます。連名で代表者の氏名のみを入れる場合は、代表者を中央に太く書き、左側に外(他)一同と小さく入れて、他の人の氏名を書いた紙を中に入れます。

#03 まとめ

熨斗に代表されるように、実は奥深いお歳暮のマナー。熨斗の意味、水引の結び方、言葉の選び方など、お相手への配慮や気遣う気持ちから生まれた由来があります。現代では簡易的になった部分も多いですが、昔ながらのしきたりの意味を理解しマナーを守って、感謝の気持ちを伝えていきたいですね。

  • 贈答のマナーやしきたりには諸説あり、また各地・各家の伝統やならわしによって異なる場合がございます。
  • のし紙(掛紙)のイラストは、表書きのうち代表的なものを記載しています。

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