
#01 最近注目を集める「帰歳暮」とは
「帰歳暮」とは、【帰省】と【お歳暮】を掛け合わせてできた造語です。「会えない代わりに心を込めて贈り物を贈る」という意味合い。離れて暮らすご家族をはじめ、親戚、故郷の恩師、ご友人などへ、贈り物で一年感謝の気持ちを伝えてはいかがでしょう。「なかなか会えませんがお元気ですか?」「今年一年はいかがお過ごしでしたか?」「いつもメールや電話をありがとう」「落ち着いたら元気で会いたいですね」など、ひと言メッセージを添えて贈ると、より一層想いも伝わります。受けとった相手も届いた贈り物の包みを開けながら、「あの方はいま元気だろうか?」「いつかまた元気でお会いしたい」など、双方が贈り物を通して相手を思いやることで、絆が深まり、この一年の様々なことを思い出すきっかけになるかもしれません。※高島屋オンラインストアでは「帰歳暮」という表書きののし紙(掛紙)、添え状をお付けするサービスは行っておりません。あらかじめご了承ください。
「帰歳暮」を贈る時のマナー
「帰歳暮」はこの一年余りで生まれた贈り物の呼び方なので、特別なルールやマナーはありません。お歳暮の時期に贈る場合は、従来のお歳暮のマナーに沿った贈り方でよいと思います。もし年が明けてしまったら、お年賀の代わりとしてもよく、あくまで帰省シーズンや帰省を予定していた時期に、ご挨拶や日頃の感謝の気持ちを伝えるために贈り物をするのが「帰歳暮」です。ポイントとしておすすめするのが、贈り物を贈る前に封書やハガキで手紙を送って伝えておくとより気持ちが伝わりますね。贈り物に同封して一筆箋やカードなどの「添え状」でも構いません。贈る品物に関しても、ご実家や、お身内、親しい方に贈るものなので、相手のお好みの品、贈る側の気持ちで自由に選ばれる方が多いようです。事前に電話やメールなどで相手のお好みや欲しい品などをさりげなく聞いておくのもよいかもしれません。
帰歳暮の熨斗(のし)の書き方
「帰歳暮」はあくまで、帰省などができず会えない代わりに、日々の感謝を伝えるためのもの。帰省の代わりのご挨拶や日頃の感謝の気持ちを伝える贈り物なので、特別なマナーやルールは無いようです。ですから熨斗(のし)紙(掛紙)を必ずかける必要もありません。のし紙(掛紙)がなくてもマナー違反ではないのでカジュアルなラッピングで済ませるケースもあります。ただ、たとえばご親戚で目上の方、故郷の恩師やお世話になっていた方々など、贈る相手によっては、お歳暮の時期に贈る場合はお歳暮のマナーに準じてのし紙(掛紙)をかけて贈るのがよいでしょう。のし紙(掛紙)をかける場合は、分かりやすいように『御礼』などと表書きしてもよいでしょう。のし紙(掛紙)のかけ方は郵送や宅配で贈るので、内熨斗にするのがポイントです。