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これが世界の主なワイン産地!産地で選ぶ高島屋おすすめワイン

2021年5月12日

これが世界の主なワイン産地!産地で選ぶ高島屋おすすめワイン
※画像はイメージです

ワインを豊かに楽しむために、知識として「産地」について知っておくのもおすすめです。元々ワインはヨーロッパを中心に造られていましたが、今やワインは世界中で生産されています。それぞれの国や土地、また同じブドウ品種で醸造しても、味わいに個性が出るのも楽しみのひとつ。ここでは、代表的な国と産地をご紹介します。

#01 主なワイン産地と特徴

主なワイン産地と特徴

ワインショップやレストランでワインボトルを手にしたとき、ぜひ、ラベルをチェックしてみてください。多くのボトルには生産国が表記されています。ヨーロッパであるならば、フランス、イタリア、スペイン、ドイツなど。また、近年人気のオーストラリアやアメリカ、ニュージーランド、日本など。続いて、さらに細かな産地が表記されているものもあります。国や産地によって異なるワインの味わいを、旅をするように探してみましょう。

#02 フランスワインの産地

ワインを語るうえで、まず外せないのがフランスです。歴史と伝統があり、品質の高い優れたワインが数多く造られています。特に、ボルドー地方とブルゴーニュ地方が2大産地として知られ、そしてスパークリングワインの産地として世界的に有名なシャンパーニュ地方があります。ほかにもドイツに近いアルザス地方、フランス中央部のロワール地方、ローヌ川沿いの南北に広がるローヌ地方、地中海に面するプロヴァンス地方などがあります。地域ごとにワイン造りに適した気候や土壌を備えつつ、AOC(原産地統制呼称法)制度というワインの法律で醸造が管理されており、原産地を名乗ることができます。それゆえに安定した高品質ワイン造りが行なわれているのです。

ボルドー地方

フランス南西部、大西洋岸に位置するのがボルドー。広大な畑の中にシャトー(城)のような醸造所が建つ景色も美しく、ワインのラベルにシャトーをデザインしたものも多くあります。赤ワインの生産量が多く、複数のブドウ品種をブレンドしています。有名な5大シャトーの第1級ワインから第5級まで、シャトーからなるメドック格付けは、世界のワイン選びの指標的存在にもなっています。

ブルゴーニュ地方

ボルドーと並ぶ主要生産地で、パリの南東に位置するブルゴーニュ地方。生産量はボルドーに比べると少なく、ブドウ栽培から醸造・瓶詰めまで一貫して行うドメーヌワインと、買い付けたワインを醸造するメゾンワインがあります。ボルドーが「シャトー」で格付けされるのに対し、ブルゴーニュでは「クリマ(畑)」で決められます。道を1本挟んだ畑ちがいで、ワインの価格が格段に異なるのもブルゴーニュならでは。基本的には、赤も白ワインも単一のブドウで醸造し、繊細で香り高いワインが多いのが特徴です。

シャンパーニュ地方

フランス北東部に位置するシャンパーニュ。この地区で栽培されたブドウを使用し、法律による厳しい条件のもとで醸造された発泡性ワインだけが「シャンパーニュ」と名乗ることが許されます。村ごとの単位での格付けが行われ、「モンターニュ・ド・ランス」をはじめ、 4地区のブドウ栽培地から白、赤、ロゼの3種が造られていますが、白ブドウのみで造られたものをブラン・ド・ブラン、黒ブドウのみで醸造したものをブラン・ド・ノワールと呼びます。味わいは、辛口の“ブリュット”から甘口の“ドゥー”まで、様々な味わいが楽しめます。

フランス そのほかの産地

フランス そのほかの産地

フランスの北部から順にご紹介すると、主に白ワインを醸造するドイツ国境付近のアルザス地方。フランス最大の大河で国の中央部を流れるロワール川流域のロワール地方。「太陽のワイン」と称されるワインを生み出すローヌ川流域のローヌ地方。また南部のプロヴァンス地方はロゼワインの産地として知られます。そしてフランス最南部には、生産量が最も多いとされるラングドック・ルーション地方があります。さらに黒ワインと呼ばれるカオールなどの個性的なワインを醸造する南西地方などもあり、国の広域にわたってワインが造られています。

おすすめフランス産ワイン

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#03 イタリアワインの産地

イタリアワインの産地

気候風土、地理的にもブドウ栽培に適した理想の条件を備えるイタリア。ワイン生産量をフランスと競い合い、消費量では世界一。20州すべてでワインを生産しており、ブドウ品種は300種以上。味わいも生産地によって個性豊かで、イタリアワインは「多様性」が魅力のひとつです。2015年5月から制定された新たなワイン法で管理されており、厳格な順から「保護原産地呼称ワイン(通称D.O.P.)」、「保護地理表示ワイン(通称I.G.P.)」、地理表示のない「ヴィーノ」と続きます。またワイン法制定以前にあったDOCG、DOC、IGTなどの表示も認められています。

トスカーナ地方

イタリア中部に位置するトスカーナ。ここでは高品質な赤ワインが多く造られ、「キャンティ」、「キャンティ・クラシコ」、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」、「ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ」など、世界的に有名なワインが並びます。また、法律にとらわれない自由な発想で生み出されたスタイルの「スーパータスカン」と呼ばれるワインもあり、イタリアワインの最先端を走り続ける産地とも言えるでしょう。

ピエモンテ地方

「山の麓」を意味するピエモンテ。その名の通り、アルプス山脈の南側に美しいブドウ畑が広がっています。トスカーナ地方と並ぶ高級ワイン産地として知られ、銘醸ワインの宝庫とも言われています。特に「ワインの王であり、王のワイン」と称えられる赤ワイン「バローロ」は世界的名声を誇っています。基本的にピエモンテでは、単一品種によるワインが多く醸造されているのが特徴です。

イタリア そのほかの産地

北イタリアでは、北東部のトレンティーノ・アルト・アディジェ州が知られます。またフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州では、冷涼な気候を生かしたワインを醸造。ヴェネト地方では、赤ワインの「アマローネ」、白ワインでは「ソアヴェ」、発泡性ワインでは「プロセッコ」などが有名です。北西部のロンバルディア州では、フランスのシャンパーニュに並ぶ発泡性ワイン「フランチャコルタ」が醸造されています。

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イタリア・トスカーナ地方のおすすめワインの人気ランキング

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#04 スペインワインの産地

ブドウの栽培面積が世界一とされるスペインは、ほぼ国内全域でワインが生産されています。特に、「カヴァ」と呼ばれる発泡性ワインは、北部地中海側のカタルーニャ地方で多く造られており人気です。また赤ワインはマドリード近くのリオハや内陸部のリベラ・デル・ドゥエロ、カタルーニャ海岸地域のプリオラートが有名。南部のアンダルシア地方は酒精強化ワイン「シェリー」の生産地として知られます。

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#05 ドイツワインの産地

ドイツワインの産地

北方気候のドイツでは、フレッシュで果実味の豊かなものが多く醸造されています。白ワインに適した伝統的な産地ですが、甘めのワインをはじめ食中酒としておすすめの辛口(トロッケン)や中辛口(ハルプトロッケン)が生産されています。多くのブドウ品種が栽培されていますが、ブレンドすることなく単一品種で醸造するのが特徴です。

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#06 アメリカワインの産地

ヨーロッパ以外で、日本人によく知られ親しまれているワインを生産しているのがアメリカです。中でもカリフォルニア州が、全米の大部分を占めています。とりわけサンフランシスコ近郊のナパヴァレー地区の高品質な赤ワインが有名ですが、近年では冷涼な気候のソノマ地区の白ワインや、南部のパソロブレス地区のワインも人気が高まっています。

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#07 オーストラリアワインの産地

ヨーロッパよりも広い面積を持つことから、テロワールが豊かであるという特徴を持つオーストラリアのワイン。同じブドウ品種でも、個性の異なる魅力的なワインが醸造されています。特に夏は暑く、冬は雨の多い南オーストラリア州はブドウ栽培の好適地。オーストラリア最大の生産量を誇ります。またニュー・サウス・ウェールズ州や、パースのスワン・ヴァレーを中心に質の高いワインが造られています。品種は黒ブドウではシラーズ、白ブドウではシャルドネが代表的です。

おすすめオーストラリア産ワイン

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#08 チリワインの産地

日本の国別ワイン輸入量が1位のチリワイン。南北に細長くブドウ栽培地域は約1,400kmに広がっており、多様なワインが造られています。食事と一緒に気軽に楽しめるデイリーワインのイメージが強いチリワインですが、一方でカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどの国際品種を用いたプレミアムワインも注目されています。

おすすめチリ産ワイン

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#09 日本ワインの産地

日本ワインの産地

国産ブドウを国内で醸造したものを「日本ワイン」と呼びます。一方「国産ワイン」と呼ばれるものは、輸入したブドウを原料に含むワインを言います。北は北海道から南は沖縄までブドウが栽培され、その土地ごとの個性が醸されます。有名な産地の筆頭は山梨で、日本固有種の甲州ブドウ、マスカット・ベリーAといった品種を中心に美味しいワインが醸造されています。そのほか長野や北海道、山形でもワイン造りが広がっています。いずれのワインも日本料理とよく調和し、日本ならではの食とのマリアージュが楽しめます。

おすすめ日本産ワイン

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#10 まとめ

いかがでしたか。ワインを選ぶ時、産地をテーマにするのはわかりやすい方法のひとつです。ワインの原料はブドウ、ブドウは果物、果物は農作物ですから、気候風土や土壌の条件が大きく影響します。そしてそれらは、国や地域によってそれぞれ異なります。お好みのワインを産地ごとに探して、じっくり味わってみてはいかがでしょう。

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