#01 なぜ日本人はクリスマスにチキンを食べる?由来と歴史
日本では七面鳥が入手しにくい状況があり、同時に大手フライドチキンチェーン店のプロモーションの浸透もあって「クリスマス=チキン」が一般的になっています。日本のチキン料理は1匹丸ごと調理するというよりも、カットした骨付き肉をいただくことが多くなっています。
欧米の「七面鳥(ターキー)」文化がベースとなっている
1860年頃のアメリカ開拓時代、ヨーロッパからの移民たちが食糧難で冬を越せないと困っていたところ、先住民が七面鳥をはじめ多くの食材を与えてくれたという背景があったようです。移民たちはそのおかげで飢えをしのぐことができ、このことをきっかけに感謝祭が誕生し、現在でもクリスマスなど大勢の人が集まる行事では、七面鳥のローストを食べる文化が現在でも受け継がれています。
日本では七面鳥が入手困難だったため「鶏(チキン)」で代用
明治時代以降、日本においてクリスマスはイベントとして浸透、独自の文化へと発展していきます。
日本では七面鳥が入手しにくい状況と合わせて、大手フライドチキンチェーン店が七面鳥に代わってチキンをアピールし次第に周知されていきました。フライドチキン店に続くように鶏料理を扱う各店もチキンを提供するようになり、「クリスマスにチキン」という食の習慣は日本において不動の文化となりました。
1970年代のファストフード店のキャンペーンが定着のきっかけ
1970年、日本に初出店した大手フライドチキンチェーン店。店舗を訪れた外国人の方が「日本には七面鳥がないのでチキンでクリスマスを祝うよ」と話したそうです。このエピソードを聞いた営業担当者が「クリスマスにチキン」と広く世間にアピールし周知されていきました。当時、骨付き肉を手で食べるという文化がなかった日本でしたが、高度経済成長の中でアメリカ文化が受け入れられ、時代の先端をいくスタイルとして急速に広まっていきました。
