
【おせちをリメイク!チオベンレシピ 第1回「数の⼦⼊り鹹⾖漿(シェントウジャン)」】
料理人・山本千織さん(チオベン)ならではのアイデア満載!余りがちなおせちをおいしく変身させます。
料理人 山本千織さん
代々木上原にアトリエを構え、有名女性誌やファッションブランドなどの撮影現場を中心にお弁当の仕出し、ケータリングを行う。美しい盛り付けと斬新な味付けで、イベントでのお弁当販売は即完売、ワークショップは連日大盛況。30代~40代の女性を中心に大人気の料理人。著書に『チオベン 見たことない味チオベンのお弁当』(マガジンハウス)。
2019年11月に『チオベンの揚げものと煮もの』(KADOKAWA)を発売。
Instagram/chiobenfc
栗きんとん→スイーツへのアレンジは定番。それに少し手を加えることで、まったく新しい姿&味わいに。もう1つは、チオベンレシピ王道の「春巻き」!黒豆の漆黒と、いちごの鮮やかな赤、お正月になじむ美しい色合いで表現してくれました。
芸能人のファンも多い、チオベンさんのお弁当。そこによく登場するのが、色とりどりの具材がぎゅっと詰まったボリューム満点の「春巻き」。美しく仕上げるコツは『2度巻き』にあり!「2枚目でしっかり包むから、失敗しない!」チオベンさんのレシピなら、お子さんとも楽しく作れそう。ぜひ、ふだんのお料理にも取り入れてみて。
栗きんとん:90g
ごま油:小さじ1/3
A
・白玉粉:50g
・砂糖:5g
・米油:小さじ1/4
・水:30−35ml
ごま:適量
揚げ用油:適量
黒豆:30g
いちご:2個(1個を3枚にスライス)
春巻きの皮 :4枚(2本分)
※大きい場合は巻きやすいサイズに少しカットする
揚げ用油:適量
※お好みで、ミントの葉、練乳を加えてもよい
栗きんとんはボールに入れ、ごま油を混ぜ、冷蔵庫で冷やして丸めやすくしておく。
Aを混ぜてよくこね、6−7等分にして、それぞれまるめる。
※白玉粉のダマをつぶすようになめらかになるまでこねる。耳たぶくらいのやわらかさを目指して。
※栗きんとんは水っぽければ、一度鍋で練る。
1でまとめた生地をのばし、栗きんとんを適量のせたら、生地をたぐりよせるようにして包む。手のひらで転がして、丸くお団子の形に成形する。
※生地を薄くしすぎるとあげているときに破れるので、適度に厚さを保って(厚く作ったら揚げ時間で調整を)。
バットにごまを広げ、2のお団子をころころ転がしながらまぶす。
※ごまはたっぷりと使って!
※ごまをつけたら軽くにぎって、またごまをつけて…と繰り返すとたっぷりつきます。
180℃に熱した油で、3のお団子を揚げる。
※油に入れたらはじめは静かに、音がしてきたら箸でお団子を泳がせるように。
※5~10分、生地の厚みやお団子の大きさで揚げ時間を調節して。
黒豆をボールに取り、巻きやすいようにフォークなどで少し潰す。
いちごはヘタを取り、縦3等分にスライスする。
春巻きの皮を2枚並べ、それぞれに黒豆、いちごをのせ、端に水を塗り、折りたたむようにしてしっかりと巻く。
※春巻きはザラザラの面を内側に。
※お好みで、ミントの葉、練乳を加えても。
春巻きの皮をもう1枚広げ、2で巻いたものの皮が厚い方を下にして、もう1度巻く。
※事前に作っておく場合は、揚げる直前に2度目を巻いて。
※2度目の巻きでキレイに調整すれば、具がたくさんでも失敗しない!
180℃に熱した油で、3の春巻きを揚げる。
粗熱が取れたら、2等分にする。
※キツネ色になるまで、1分半~2分ほど揚げる。
※斜め半分に切って、キレイな断面を楽しんで。
ちょっと時間をかけてじっくり作りたい胡麻団子。香ばしい胡麻の香り、甘さ控えめの栗きんとん餡は、点心感覚で楽しめます。王道の春巻きは、さすが!切った時の断面の美しさには歓声が。食べれば、とろんとしたいちごの食感と酸味、ほっくり黒豆の甘さが絶妙。プラスで入れたミントの香りがベストマッチング。手に入るならぜひ入れてみて!家族や友人と過ごすゆったりとしたお正月に、作る工程からぜひお楽しみください!