
#01 「結納」「結納返し」とは
「結納」とは本来「ユヒノモノ(結の物)」と呼ばれ、新しく婚姻関係を結ぶ両家が共同で飲食する酒肴を意味しました。その後次第に、花嫁の衣装や道具、お金が加わり、さらに「婚約指輪」や「婚約記念品」を交換するなど、今日の形になっていきました。 そして「結納返し」とは「結納品(婚約記念品)」に対して、お返しをすることです。 最近では、「結納」のスタイルも多様化が進んでいて、仲人を立てずに略式結納や婚約披露パーティー、料亭やレストランなどに両家が集まる「食事会」などを選ぶ人も増えているようです。
地域によって違う「結納返し」のしきたり
「結納」は日本の伝統的な儀式のため、地域の風習やしきたり、家によって大きく形式が異なります。両家の納得いくものになるように、相談を重ねて進めることをおすすめします。 「結納金」や「結納返し」に関する考え方も地域によって違いが見られます。例えば、関東地方では昔から、男性側から贈られた半額を女性側がお返しするのが礼儀とされていますが、現在では男性側があらかじめ半額を贈り、女性側ではお金を用意しないケースも見られます。一方、関西地方(大阪)では、「結納」は納めきりといって女性側から「結納返し」をしないのが特徴です(しかしながら、結納金の1割を「お多芽」として返す方も多いようです)。関西地方でも、京都では、結納返しとして女性側は男性側より小さい飾りや少額の「袴地料」を「袴返し」としてお返しします。
「結納返し」の、熨斗(のし)と水引のマナー

「結納返し」として「婚約記念品」を贈る場合は、結婚用の水引と「寿」または「御袴料」等と上書きしたのし紙(掛紙)をかけるのが一般的です。 「結納返し」の金額や品物についても両家の考え方や地域性などによって、様々なスタイルがあります。新郎新婦を中心に、両家の意向や地域性も照らし合わせた上で進めることをおすすめします。 ※高島屋オンラインストアでは「御袴料」等ののし紙のご用意はございません。また、画像のようなご結婚用の水引を使用した「寿」ののし紙(掛紙)は「TAKASHIMAYA WATCH MAISON ONLINE」の一部の商品でご利用いただけます。詳しくは対象商品の商品詳細ページをご覧ください。
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