#03 内祝いに必要な「のしの書式」と「メッセージの文例」
内祝いをする場合は、プレゼントの中身だけではなく、体裁も大切になってきます。その例として内祝いに必要な「のしの書式」と「メッセージの文例」を紹介します。
【のしの書式】
還暦祝いの内祝いをする場合は、のしが必要となります。のしの表には「内祝」「寿」「還暦内祝」という言葉を入れましょう。水引は紅白の蝶結びにします。
【メッセージの文例】
内祝いをする場合には、感謝の気持ちを伝えるメッセージも同封しましょう。その場合の文例は以下のような文章がよいでしょう。
「拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、この度は私の還暦お祝いに際しまして、過分なお心遣いをいただきましたこと、誠にありがたくお礼申し上げます。
本来ならば直接ご挨拶に伺うべきところ、甚だ、略儀でありますが書中をもちましてお礼のご挨拶といたします。
この還暦をよい機会とし、新しい第二の人生として、今後ますます精進いたす所存でございます。
今後とも変わらぬ御厚情をいただけますようお願い申し上げます。
敬具」
季節の挨拶など、最低限必要な手紙の形式に則って、メッセージを書くようにしましょう。上記は一例であり、失礼のない範囲であれば、自由に感謝の気持ちを伝えることができます。第二の人生を歩んでいくことに対する心持ちや、いただいたお祝いに対する感謝の意などが伝わるように書きましょう。
還暦祝いのお返しは、状況やお祝いをしてくれた人との関係に応じて判断することをおすすめします。また、内祝いをする場合は、そのお祝いの日のうちか、お祝いをいただいてから、なるべく早いうちに返すことが大切です。感謝の気持ちをこめつつ、なるべく早く送るようにしましょう。