
LEROY(ルロワ)
〈ルロワ〉赤ワイン詰合せ
税込16,500円
ワイン初心者の方へおすすめ。基本知識と、高島屋バイヤー厳選ワイン
2021年5月12日
「ワインを飲んでみたいけれど、どんなワインを選んでよいのか分からない」「専門用語がたくさんあって難しそう」「今さら人に聞けない」というワイン初心者の方に、基本の知識をご紹介します。ワインの種類やブドウの品種の違い、それぞれの味を知って、その魅力を楽しんでみませんか。高島屋バイヤーが選んだおすすめワインもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ワインの種類には、赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、そしてスパークリングワインがあります。原料となるブドウの品種や製造方法が異なることから、味わいもさまざま。相性の良い料理なども異なります。まずはワインの種類とそれぞれの味わいについて知りましょう。
赤ワインは赤や黒い皮のブドウ(黒ブドウ)を用い、皮や種と果汁を一緒に発酵させて醸造。アルコールが生成されたときに赤い色素が溶け出して、赤い色が付きます。味わいは一般的に渋い傾向で、それはポリフェノール(タンニン)によるものです。赤ワインの味は重厚感やコクを意味する「ボディ」で表現されることが多く、重厚感のある順に「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」と分けられます。ただし、この区分けには明確な基準はないので、目安と思っておくとよいでしょう。赤ワインに合う料理は、一般的に赤身の肉など赤い色の食材を使ったもの、肉料理や濃い色のソースのメニューがよいとされています。
白ワインは主に白い皮のブドウ(白ブドウ)から造られます(黒ブドウの果汁で造る白ワインもあります)。製法は赤ワインとは異なり、果汁だけを先に絞ってから発酵させて醸造。味わいはレモンをはじめとする柑橘類やトロピカルフルーツなどに例えられ、甘口から辛口まで幅広くあります。皮や種を使用しないことから、味わいは赤ワインのように「ボディ」ではなく、甘口・辛口で表現することが多いです。こちらも明確な基準はありません。白ワインには、白身の魚や鶏肉などの白い食材を使ったメニューがよく合います。
赤ワインと白ワインの中間の色ですが、赤と白のワインを混ぜて造っているわけではありません。黒ブドウで製造する場合は発酵の途中で果皮を取り出すことで、赤と白の中間色になります。また、黒ブドウと白ブドウを混ぜてから醸造するロゼワインもあります。味わいは甘口から辛口まで、色も淡いピンクから色の濃いロゼまであります。赤身の肉料理から白身魚のお刺身など、さまざまな料理に合うのが、ロゼワインの大きな魅力。赤ワインと白ワインの要素が合わさっているので、こってりした洋食にもあっさりとした和食にも合います。
スパークリングワインとは、発泡性ワインの総称です。正確には炭酸ガス気圧が3気圧以上のものを指します。同じ発泡性ワインでも、「シャンパン」は別格。フランス・シャンパーニュ地方で伝統的な製法のもと、厳しい基準をクリアしたものだけが「シャンパン」と名乗れます。スパークリングワインの種類は、白とロゼがほとんどですが、一部赤のスパークリングワインもあります。味わいは白ワインと同様に甘口・辛口で表現されます。泡が美しく華やかなスパークリングワインは、ウエルカムドリンクなど食前酒として飲まれることが多いようです。食中酒として楽しむなら、サラダやサーモン、エビ・カニなどの繊細な味わいの料理がおすすめです。
ワインの味わいは、ブドウの品種によって大きく異なります。甘味や酸味、渋味、苦味のバランスが品種によって異なり、単一品種だけでなく複数の品種をブレンドして造るワインも多くあります。赤ワインの原料となる品種の筆頭、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、メルローの3種類。ほかには、シラー、サンジョヴェーゼ、グルナッシュなど、多様な品種があります。白ワインの原料となる品種はシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング。そしてミュスカ、シュナン・ブラン、セミヨンなどもあります。まずは好みのブドウ品種を見つけて、その品種のブドウのワインやブレンドされた1本を探してみることをおすすめします。
赤ワイン用のブドウとして真っ先に名前が挙がる品種です。しっかりとした渋み、どっしりとした重厚さを備えた、赤ワインのための“キング・オブ・ブドウ”ともいえます。産地の土壌にそれほど左右されることなく、味に厚みのあるワインが造られます。たとえば“今日は肉料理が食べたい”という時には、肉料理に合う赤ワインの代表品種、カベルネ・ソーヴィニヨンの1本を選んではいかがでしょうか。
カベルネ・ソーヴィニヨンに比べてタンニンも渋みも少なめなのが、ピノ・ノワール。フランスのブルゴーニュ地方で多く栽培され、味わいは繊細で華やか。エレガントなワインに仕上がります。またカリフォルニアなどでは、より果実の甘みが強くなります。ピノ・ノワールは皮が薄く環境の変化を受けやすいため、栽培が難しいという一面も。希少性が高く、ほかの品種とブレンドされない「単一ワイン」となることが多い品種です。 シャンパーニュや高級ワインの原料ともなり、世界中のワイン愛好家を魅了しています。
果実味が豊かで渋みは控えめ、滑らかな口当たりのワインとなるのがメルローです。しっかりとしたカベルネ・ソーヴィニヨンの渋みを和らげることから、カベルネ・ソーヴィニヨンとブレンドされることが多い品種です。メルローで造られるワインはふくよかな果実味があるので、ワイン初級者にもおすすめ。まずはメルロー品種のワインから試してみるのもよいですね。
白ワイン用のブドウの代表格といえば、シャルドネです。品種独自の味わいや香りに偏りがなく、生産地の土壌や製造方法でさまざまな味わいに変化します。暖かい地域で栽培されると甘みが強くなり、寒い地域なら酸味が強くなる傾向があります。シャルドネの白ワインを選ぶ際には、産地もチェックしてお好みのものを探してもよいでしょう。
ソーヴィニヨン・ブランは、ハーブや柑橘系のフルーツを思わせる爽やかな香り、そしてフレッシュさやシャープさを感じる辛口の味わいのワインを造り出すことが多い品種です。ですから特に暑い時期に飲むワインとしてもおすすめです。カベルネ・フランという品種との交配で、カベルネ・ソーヴィニヨンを生み出したことでも知られています。
エレガントな味わいと甘美な香りで、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランにもひけを取らない人気の品種がリースリングです。シャープな酸味と豊富なミネラル味を持ち、極甘口から甘口、辛口までさまざまなワインの原料となっています。冷涼な気候で特長を発揮する品種なので、産地はドイツやフランスの北方アルザス地方が有名です。
日常にちょっと特別感を添えてくれるワイン。ワイン初心者の方が、ワイン選びに迷ったら、高島屋のバイヤーが選りすぐったワインをお試しください。
種類、ブドウ品種、そして味も多様だからこそ、奥深いワインの世界。まずは自分好みブドウ品種から造られた1本を見つけることで、楽しみが広がっていきます。そしてワインの知識が深まるほど、たとえばワインを贈り物として選ぶ時に、お相手との会話の花も咲くことでしょう。ワインは食卓を華やかに、また食事の時間をより素敵なものにしてくれるお酒。まずはぜひ、お好みの1本を探して、美味しいワインとの出会いをお楽しみください。
注目
フランス・ブルゴーニュ、また世界のワイン業界で別格の評価を受けている【Leroy(ルロワ)】。マダム・ルロワの厳しいテイスティングによるチェックの上で買い求めた良質のワインを自社で熟成させ出荷している「メゾン ルロワ」、一般的に自社の畑でブドウを栽培し、収穫、醸造、瓶詰めまでを一貫して行う「ドメーヌ ルロワ」、ルロワ社オーナーであるマダム・ルロワが個人で所有する畑のワイン「ドメーヌ ドーブネ」を取り揃えております。
注目
ワインを豊かに楽しむために、知識として「産地」について知っておくのもおすすめです。元々ワインはヨーロッパを中心に造られていましたが、今やワインは世界中で生産されています。それぞれの国や土地、また同じブドウ品種で醸造しても、味わいに個性が出るのも楽しみのひとつ。ここでは、代表的な国と産地をご紹介します。
話題
ワインはとてもデリケートなお酒のひとつ。だからこそ、よりよい飲み方を知るほどに、美味しく味わうことができます。色や香り、風味、余韻の楽しみ方、合わせる料理、マナーなど、自宅でワインを楽しむ時にぜひとも知っておきたい知識、ワインの魅力を引き出すためのおすすめ商品など。高島屋のバイヤーがご紹介します。
注目
高島屋のソムリエが、ワインボトルの上手な開け方をご紹介します。 ワインの開け方と各ステップのポイントについて、動画と画像で分かり易く解説していますので、ぜひお役立てください。