
お返し
【3つの文例を参考に!故人の想いを伝える香典返しのあいさつ状の書き方】
葬儀に参列していただいた方々へのお礼として贈る香典返し。贈る際には必ず、あいさつ状を添えて感謝の気持ちを伝えます。しかし、あまり書きなれないものでもあるため、マナーや書くべき内容はあまり知らないもの。何を使ってどんなものに書いたらよいのか、避けるべき忌み言葉には何があるのかなど、あいさつ文の基本的なマナーとともに文例集もご紹介します。
2020年12月16日
香典返しとは、故人に関する仏事が一通り済んだという報告と、香典へのお礼として品物を贈る習慣です。通夜や告別式の当日に会葬者すべてに遺族からお礼の気持ちとして差しあげる「会葬御礼」とは別です。「会葬御礼」は、挨拶状、清め塩と合わせて五百円から千円程度の品物を渡します。ここでは、香典返しの金額の相場や品物をお伝えいたします。
目安としては、香典の半分から三分の一ほどの品物を贈るのが一般的です。
香典の金額は人によって異なるので、お名前、ご住所、金額別などにわけたり、名簿など作成しておくと香典返しを選びやすいでしょう。
最近では、葬儀当日に香典返しをする当日返し(即日返し)が増えている傾向にあります。金額に関わらず同じ物をお渡しするので、基本的に香典の平均を5千円から1万円と考えると、2千円から3千円程度の品物を用意することが多いようです。高額な香典をいただいた際は、忌明け後に再度贈る場合があります。
香典返しの相場は、地域やお香典を頂いた方との関係性などにより異なりますので、確認するとよいでしょう。
香典返しの品物は、悲しみをなるべく早く忘れ去ってほしいという意味合いから、お茶・のり・石鹸・洗剤、タオルセットなど消耗品が一般的です。贈られた方が品物を選べる、カタログギフトも近頃は選ばれているようです。
⾹典返しは、遺族が気持ちを込めてお礼を贈るもの。基本のマナーを知って贈れば、故⼈や遺族からの感謝の気持ちは十分に伝わります。一部、地域や家の伝統・⾵習・宗派などに考慮する要素があるのも事実です。あわせてその土地、家々の特徴も事前に確認しておくと安心ですね。