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#弔事・法事

香典返しのお礼状(挨拶状)の書き方は?マナーや文例について解説

2026年4月15日

香典返しのお礼状(挨拶状)の書き方は?マナーや文例について解説
協力:All About
※画像はイメージです

葬儀に参列していただいた方々へのお礼として贈る香典返し。贈る際には必ず、あいさつ状を添えて感謝の気持ちを伝えます。しかし、あまり書きなれないものでもあるため、マナーや書くべき内容はあまり知らないもの。何を使ってどんなものに書いたらよいのか、避けるべき忌み言葉には何があるのかなど、あいさつ文の基本的なマナーとともに文例集もご紹介します。

#01 香典返しをする際のマナー

葬儀に参列していただいた方々へのお礼として贈る香典返し。香典返しをする際には適切なタイミングがあります。また、郵送で贈る際には必ず、挨拶状を添えて感謝の気持ちを伝えます。どんなタイミングで渡せばよいのか、挨拶はどう書けばよいのか、避けるべき忌み言葉には何があるのかなど、挨拶文の基本的なマナーとともに文例集もご紹介します。

●香典返しを行う適切なタイミング

香典返しとは、「故人に関する一切の仏事は滞りなく済んだ」という報告とお礼を兼ねてお渡しする返礼品です。四十九日目の法要(地域や宗派によっては三十五日の場合も)が済んだ後、挨拶状とともに品物を贈るのが一般的です。いただいた香典の2分の1から3分の1くらいの金額の品物を選ぶことが慣例となっています。なお、年末年始に仏事が重なった場合、香典返しは松の内の時期は贈るのを控え、明けてから贈るようにしましょう。遅くとも、法要後1カ月以内に贈るのがマナーです。
最近では葬儀当日にお渡しする「即日返し」が全国的に増えています。この場合、香典の金額に関わらず同じ品物を渡すこととなります。そのため、高額の香典をいただいた方には、忌明け後に再度品物を贈るようにしましょう。

●香典返しを郵送で行う場合の注意点

香典返しを郵送で行う場合には、守るべきマナーが存在します。まず配送伝票を記入する際、依頼主の欄には喪主の名前と住所を記載するようにしましょう。送り状の品名欄には贈る具体的な品名を記載し、「香典返し」と明記すると親切です。また、品物が届く時期が重なりすぎないよう配慮しましょう。贈る相手が誕生日などお祝い事を控えているときには、その時期を避けるのが賢明です。
香典返しの品物には、のしのついていない、表書きに「志(西日本では「粗供養」とする場合も)」と書かれた掛け紙(のし紙)を使いますが、郵送の場合はこの掛け紙が万一配送中に汚れたり破れたりしないよう、包装紙の内側に掛けるようにしましょう。

#02 知らないと恥ずかしい! あいさつ文のマナーと注意点

あいさつ文は、巻紙に薄墨の毛筆で書くのが正式なスタイルですが、筆文字でさらさらと書ける人は少ないかもしれませんね。その場合は、万年筆やボールペンを使ってもよしとされています。書くべき内容には、いくつか気をつけるべきポイントがあるので参考にしてください。

●あいさつ文で伝えること

・葬儀、告別式での弔問や会葬などへの感謝の気持ち
・戒名、忌明けの法事についてのご報告
・香典返しの品を贈ったこと
・略儀で済ませることへのお詫び
など

●気をつけるべきポイント

・句読点は避けるのが無難
一般的に句読点はあまり使われません。理由は、「葬儀や法事が滞りなく済むように」「句読点は、相手に読解力がないときの補助とされるから」など諸説あります。ただ、句読点がないと文章が読みづらくなるため代わりにスペースなどを使用するとよいでしょう。
(良い例)おかげ様で 本日 ○○院……
(悪い例)おかげ様で本日○○院……

・避けるべき忌み言葉と言い換え
忌み言葉は、葬儀で言わないのはもちろん、あいさつ状にも使わないようにします。特に、またあることを予感させるような重ね言葉は絶対に避けるように。どうしても表現しなければいけないときは言い換えるようにしましょう。

(例)
重ね重ね、重ねて→加えて、深く
また、再三、何度も→さらに、改めて、大変多く、頻繁に
たびたび、しばしば→よく、しげく
返すがえす→後から振り返りますと
薄い→厚くない
切れる→新たな道を進む
壊れる、崩れる→形が変わる、変わる

・「拝啓/敬具」「謹啓/謹白」などの頭語と結語を使う
・季節のあいさつは必要ない
・「逝去」は故人に対する敬語となるため身内には使わない

●香典返しのお礼状(挨拶状)の基本的な構成

香典返しのお礼状(挨拶状)には、何をどう書くかのマナーがあります。しかし、決められた順序に沿って書いていけば難しくはありません。
挨拶状はまず最初に、お香典をいただいたことへのお礼から始めましょう。通夜や葬儀に参列してくださった方にはそのお礼も忘れずに。次に、故人の戒名と、無事に四十九日法要が済み、「忌明け」となったことを報告します。戒名は難しいものですが、故人に関わることですので特に誤字に注意するようにしてください。続いて、生前お世話になったことに対するお礼を述べます。特に親しかった方には、具体的なエピソードを盛り込んでも良いでしょう。ここまで書けたら、香典返しの品を贈ることについても触れましょう。そして最後に、本来であれば直接挨拶に伺うべきところを略儀で済ませることに対するお詫びの一文を加えます。
挨拶状全体を通じて、忌み言葉を使わないように気をつけてください。

#03 上司、同僚、友人へ……あいさつ文の文例3選

送る相手との関係別に3つの文例をご紹介。参考にしてください。

●文例1(上司・目上の方へ)(縦書き)

拝啓
先般 亡祖父◯◯◯◯儀 葬儀に際しましてはご多用中にもかかわらず ご会葬を賜り 且つご鄭重なる御厚志を賜り有難く厚くお礼申し上げます

つきましては供養のしるしに心ばかりの品をお送りいたします
何卒ご受納賜りたくお願い申し上げます

茲(ここ)に生前のご厚情に感謝申し上げますとともに
今後も変わらぬご指導ご厚誼を賜りますようお願い申し上げます

本来であれば拝眉の上お礼申し上げるのが本意ではございますが
略儀ながら書中をもってごあいさつ申し上げます

敬具

令和○年○月○日
〒○○○-○○○○ 住所○○○○○
喪主 ○○○○
親族一同

●文例2(同僚の方へ)(縦書き)

拝啓
亡夫○○儀 永眠に際しましては ご多用中にもかかわらず
ご丁重なご弔詞ならびにご香料を賜り 心より御礼申し上げます

おかげ様で 本日○○院○○○○○信士四十九日法要を滞りなく相営みましたこと ご報告申し上げますとともに
生前賜りましたご厚誼に対し あらためて御礼申し上げます

つきましては 供養のしるしに心ばかりの品をお届けいたしましたので
ご受納いただければ幸いに存じます

敬具

令和○年○月○日
〒○○○-○○○○ 住所○○○○○
喪主 ○○○○
親族一同

●文例3(友人の方へ)(縦書き)

拝啓
先般 亡母 ○○○○儀 永眠の際はご鄭重なる御厚志を賜り有難く厚くお礼申し上げます
お蔭をもちまして◯月◯日に四十九日の法要を滞りなく済ませることができました
とりわけ花好きな母でしたので 皆様からいただいた清らかな花に包まれ 深く安堵したことでしょう

つきましては供養のしるしに心ばかりの品をお送りいたします
何卒ご受納賜りたくお願い申し上げます
早速拝趨(はいすう)の上お礼申し上げるべきところ 略儀ながら書中をもちまして謹んでごあいさつ申し上げます

敬具

令和○年○月○日
〒○○○-○○○○ 住所○○○○○
喪主 ○○○○
親族一同

#04 面識のない方、とても親しい方に送るあいさつ状は……?

家族の会社関係の方など、故人を知らない方が葬儀に参列することもあります。そのような方々へのあいさつ文は、一般的な文面で全員同じものを準備することが多いのですが、何枚も手書きをするのは大変! ですから、百貨店や葬儀社に依頼して基本書式に故人の名前を入れたものを印刷してもらうとよいでしょう。一方、とても親しい人に対しては、個別に手書きのお礼状を用意することが望ましいです。故人の思い出に触れる文章を書き添えると喜ばれます。

#05 故人の気持ちを代弁するあいさつ状

香典返しのマナーは、地域の習慣などによって異なる場合もあります。香典返しをしない地域もあれば、香典返しを辞退する人もいます。そのような場合でも、香典返しをしない理由や、香典の使い道などを知らせるためにあいさつ状は送りましょう。あいさつ文は、お世話になった方々への感謝の気持ちを、故人を代弁して伝えるものでもあります。文例をベースに、故人の想いを込めたオリジナルの文章にアレンジするのもよいですね。

#06 まとめ

香典返しやそれに添えるお礼状(挨拶状)には、たくさんのマナーが存在します。しかしもっとも大切なのは、故人に心を寄せてくださった方への感謝の気持ちです。故人との生前の交流、通夜や葬儀への参列や香典をお贈りいただいたことに対する感謝を、香典返しやお礼状に込めるようにしましょう。最近では印刷した挨拶文も当たり前になってきていますが、手書きの挨拶文で心をこめたお礼とご報告をしてみるのもおすすめです。

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