2026.11.03
回収した「スーツ」が新たな一着に生まれ変わりました

循環型社会の実現を目指すプロジェクト「Depart de Loop」では、これまでさまざまな素材の衣料品を回収し、新たな価値へとつなげる取り組みを進めてきました。今回、取り組んだ衣料品は「スーツ」です。
「いつか着るかもしれない」「ごみとしては捨てづらい」と、大切にしまわれているスーツを、次の価値を持つ一着へ生まれ変わらせたい。
長年、多くのお客様にスーツをお届けしてきた高島屋だからこそできることがあるはず。
そんな思いから、紳士服担当バイヤーによる「スーツ再生プロジェクト」を始動。2025年4月から実施したスーツ回収キャンペーンでは、多くのお客様からスーツをお持ち込みいただきました。

回収したスーツは、それぞれの工程を担うパートナー企業とともに丁寧に再生。
スーツは、表地や裏地、芯地、肩パッドなど、さまざまな素材で構成されているため、一着ずつ手作業で裁断。
裁断したスーツ生地をワタ状に戻し、他の再生ウールワタやバージンウールと混合し、糸を紡いでオリジナルの再生生地が完成しました。
回収から約1年半、再生と品質の両立を目指し、強度や風合いにもこだわりながら開発。
生地には、お客様から回収した休眠スーツを約17%使用。しっかりとした厚みがありながら重すぎず、程よくカジュアルな表情に仕上がりました。
再生の様子はこちらで詳しくご紹介>>
次は、国内外のブランドとの商品開発。
「再生素材だから選ばれる」のではなく、一着のファッションとして心から欲しいと思っていただけるものにしたい。
生地に込められたストーリーはもちろん、デザインや着心地にもこだわり、それぞれのブランドと対話を重ねながら、新たな価値を持つ商品へと仕上げていきました。

回収したスーツは、ブルゾンやパンツなど、今のライフスタイルに取り入れやすいカジュアルウェアへと生まれ変わりました。
さらに、生地に再生することが難しい、芯地や肩パッドなどと一体の部分は、細かく破砕して樹脂と混ぜ、3Dプリンターで出力して、売場で使用する什器やハンガーにアップサイクル。
商品開発ストーリーはこちらで詳しくご紹介>>

お客様のクローゼットに眠っていた一着を、新たな服としてまたお客様にお届けする。
スーツ再生プロジェクトを通して、販売した商品の「その先」に向き合い、資源を循環させることの難しさと可能性を改めて感じました。
これからもDepart de Loopは、お客様、バイヤー、ブランド、パートナー企業とともに、百貨店ならではの循環の仕組みづくりに取り組んでいきます。



















































