デニム再生プロジェクト
お客様から回収したデニムをアップサイクルする再生プロジェクト。2022年回収分のデニムを使ったアイテムは、クラボウのアップサイクルシステム「L∞PLUS(ループラス)」を通して、2023年春に「RED CARD TOKYO」の新作として生まれ変わりました。
※L∞PLUS DENIMでは、お客様から回収させていただくデニム製品を綿の状態に戻して活用。新たに価値あるものとしてご提案します。※L∞PLUS DENIMは、クラボウ(倉敷紡績株式会社)が展開する、デニムの裁断屑、製品を反毛してワタに戻し、デニム用の糸に再利用するUPCYCLE SYSTEMのプログラムです。
【2023年】デニム回収キャンペーン
■開催期間:4月12日(水)→25日(火)
開催店舗・回収場所
日本橋店 | 本館3階 デニムスタイルラボ |
---|---|
新宿店 | ファム・メゾン7階 デニムスタイルラボ |
横浜店 | 5階 デニムスタイルラボ |
大阪店 | 4階 デニムスタイルラボ |
京都店 | 3階 デニムスタイルラボ |
- ※都合によりデニム回収キャンペーンの内容や会期が変更・中止になる場合がございます。最新の営業日・営業時間は、各店のホームページをご覧ください。※詳しくは売場係員におたずねください。
【2022年4月実施】
デニム回収キャンペーンのご報告
- ■開催期間:2022年4月6日(水)→19日(火)
- ■開催店舗:高島屋5店舗
(日本橋店、新宿店、横浜店、大阪店、京都店) - 上記実施のキャンペーンでは、高島屋の5店舗で約1611kg
(デニムパンツ約4,500本相当)が集まりました。
回収から再生デニムができるまで

再生デニムプロジェクト(2022年〜2023年)
監修 : 本澤裕治氏
1989年、EDWINに入社、'インターナショナルベーシック'ラインや、"503"の企画・生産を担当。 1999年、リーバイ・ストラウス・ジャパンに転じ、コア5ポケットジーンズや"501®"の開発を担当。 2005年9月、ドクターデニムホンザワを設立。 国内外の紡績、生産工場、小売りに精通した日本デニム業界屈指のジーンズプロデューサー。 現在も、国内外ブランドのデニム&ジーンズの企画・開発・生産のコンサルティング業務を積極的にこなし、 自身のプロデュースブランドは、RED CARD® TOKYO、Fire Service®、timemachine®など10ブランドにおよぶ。
再生の具体的な工程についてはこちら
選別
ナカノ株式会社
(神奈川県横浜市)
店頭にてお客様から回収したデニムの重量を確認後、素材、色ごとに分けて選別。綿95%以上のインディゴデニムは、股上をカットして再生の工程へ。それ以外の素材は、国内外でリユース、リサイクルで活用するほか、自動車内装材や軍手などにリサイクルされる。
反毛・紡績
倉敷紡績株式会社 安城工場
(愛知県安城市)
デニムの繊維をワタ状に戻し、糸に紡ぐ工程。ナカノ(株)で選別・裁断されたデニムパンツをさらに細かく裁断した後、反毛機械でカーディング。できあがった再生ワタは、バージンコットンとブレンドした後に、撚りをかけて糸に仕上げる。
染色
坂本デニム株式会社
(広島県福山市)
再生デニムの糸をインディゴブルーに染め上げる工程。ロープ状に束ねた糸をインディゴ染料入りの液槽に何度も浸して染めるロープ染色が特徴。染色後は、糸の毛羽を抑え、強度を上げるために糊付けして出荷。
織布
篠原テキスタイル株式会社
(広島県福山市)
インディゴブルーに染めた再生糸をデニム生地に織り上げる工程。再生デニムの規格設計通りに、約
4000本ものタテ糸をセットし、エアージェット織機で製織。製織後は、すべての生地を人の目で検査をして出荷。
加工
コトセン株式会社
(岡山県倉敷市)
織り上げた生地を整理加工する工程。再生デニムの生地を理想の風合いに仕上げる生地の最終加工を行う。独自のレシピによる毛焼き、シルケット、防縮加工を経た後、最終検査をして出荷。
縫製
株式会社木次ソーイングセンター
(島根県雲南市)
仕上がった生地をデニムパンツに縫製する工程。手作業での裁断から、パーツごとに異なるミシンでの縫製、デニムならではのチェーンステッチやリベット打ちまで、約55もの工程を経て、デニムパンツに仕上げて出荷。
後加工
株式会社西江デニム
(岡山県井原市)
デニムパンツに洗いを施す後加工の工程。しわ取り後、もみ洗い、脱水、乾燥、アイロンを経て、デニムパンツが完成。※風合いにさらに変化を付ける際には、こちらでシェービングやストーンウォッシュなどのエイジング加工も行う。