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#弔事・法事

立て込んでいるときには聞きづらい……。香典返しの相場とマナー

立て込んでいるときには聞きづらい……。香典返しの相場とマナー
※画像はイメージです

香典返しとは、葬儀の際にいただいた香典へのお礼として品物を贈る習慣です。遺された遺族は心の余裕がなくなりがちですが、しっかりと手配を行いたいもの。今回は、香典返しのマナーと金額の相場をテーマに、注意するポイントをお伝えします。

#01 一律? 個別対応? 即日返しって?香典返しの相場とは

仏式の場合、香典返しは通常、四十九日の忌明け後に贈られます。品物の金額は、香典の半額から3分の1程度が相場です。一般的に「上に薄く、下に厚く」とも言われており、例えば、目上の方には香典の金額の3分の1程度、年下の人には香典の金額の2分の1程度とするなど、相場の基準を変えることもあります。

また、相場は地域によって大きく異なりますので、あらかじめ、葬儀会社や親戚の年長者に確認しておくことをおすすめします。

#02 最近は、「即日返し」+忌明け後の「香典返し」が一般的

最近は、葬儀当日に香典の返礼品を贈る傾向にあります。これを「即日返し」といいますが、基本的には全員同じ品物になります。即日返しの品物が高額の場合は、いただいた香典が少額の方へは忌明け後の香典返しを割愛することもあります。

ただし、即日返しはあくまでも、「一時的なお返し」です。即日返しをしたからといって、忌明け後の香典返しをすべて割愛してよいわけではありません。特に、高額な香典を受け取った場合は、即日返しとの差額に相当する品物を忌明け後に必ず贈るようにしましょう。

ただし、あまりにも高額な香典をいただいた場合は半返しではなく、いただいた金額の3分の1もしくは4分の1程度の品物にしても、失礼には当たりません。また、一家の大黒柱が亡くなったなどの事情があり、香典返しを贈らない場合もあります。

#03 香典返しの包み方は? 正しい「のし紙」の基本体裁

香典返しには、包み方にもマナーがあります。正式には、奉書紙などの紙をかけ、水引で結んで体裁を整えます。水引の色は、白黒または双銀。結び方は、「二度と繰り返したくない」という意味をもつ、結んだらほどくことのできない「結び切り」を使います。

最近は、水引が印刷された「略式のし紙」を使うことがほとんどですので、品物を購入する際に用途を伝えれば、正しい体裁ののし紙で包んでくれます。

のし紙の表書きは「志」が一般的ですが、関西では「満中陰志」「忌明」などと書かれることもあります。祝意を表する「のし」はつけず、名前は名字だけを記します。

#04 マナーを守れば、故人の気持ちもしっかり伝わる

一般的には、香典の相場は3,000円、5,000円、10,000円となっています。ですから、香典返しの相場も1,500円、2,500円、5,000円と、およその相場は決まっています。まずは、これに合わせて香典返しを選んでみてはいかがでしょうか。

とはいえ、香典返しには「相場」があるというものの、地域差が大きいのも事実です。その土地の伝統や風習を重視して金額の調整をする必要があるので、まずはその土地の地域性を確認しておきましょう。

香典返しは、故人に代わって遺族がお礼を贈る風習です。マナーを守って贈れば、品物と一緒に、故人からの感謝の気持ちも伝えることができるでしょう。

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