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フランス・パリの高級食料品店《FAUCHON(フォション)》。世界的老舗ブランドの革新とは

2022年9月14日

フランス・パリの高級食料品店《FAUCHON(フォション)》。世界的老舗ブランドの革新とは
※画像はイメージです

1886年、フランス・パリで生まれた《FAUCHON(フォション)》。高級食料品店として、素材にこだわり、フランスの伝統を保ちつつも、常に新しい表現を求めて革新を進めてきました。1972年、高島屋でのオープンから、日本では高島屋をベースとして、拡大してきました。2016年には創業130周年、2022年には日本登場から50年を迎えた、世界的な老舗ブランドです。

#01 《FAUCHON(フォション)》130年の歴史

《FAUCHON(フォション)》130年の歴史
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1886年創業。高級食料品店の代名詞に。

《FAUCHON(フォション)》は、フランス・ノルマンディー地方カルヴァドス出身の創設者オーギュスト・フォションが、パリ・オペラ座に近いマドレーヌ広場のマルシェで、旬の野菜や果物を販売していたことに始まります。翌年、26番地にマドレーヌ広場で小さなお店をオープンさせ、高級食材を使用したジャム、総菜、コンフィズリー、デリカテッセン・スパイスなど、画期的な食材を取り扱うようになりました。
その後、優れた職人を集め、1890年には世界中から集めた80万本以上の最高級ワインセラー、1895年にはベーカリーやパティスリーのオープンなど、創業者の世界五大陸の食への興味は、フォションを総合的な食料品店へと発展させていきます。

1898年 グラン・サロン・ド・テのオープン。

1898年 グラン・サロン・ド・テのオープン。
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フォションのサロン・ド・テは、英国式とは異なるフランス式のファイブオクロックティー(ハイティー)の文化を生み出し、それは紅茶の歴史の中でも重要な出来事と言えます。また、原産地の異なる茶葉をブレンドするという試みは、これまでの常識を覆すものでした。パリで最もシックな場所として、サロンの電話番号は、パリで最も有名な番号として知られていたという逸話も残っています。このようにして、フォションの名は世界中の文化人の間で瞬く間に有名となっていきました。

1923年 28番地に店舗を拡張。

1923年 28番地に店舗を拡張。
1923年 28番地に店舗を拡張。(2)
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1952年 航空会社と提携。

第二次世界大戦後、Air Franceとの提携により、キウイやアボカド等、世界中から当時は珍しかった食材を仕入れ、フランスに紹介しました。人々の遥かな外国への憧れを掻き立てた「革新」の精神は、オーギュスト・フォション亡き今も引き継がれています。

1972年 高島屋に世界初の海外店舗オープン。

フランス国外で初めてのフォションの店舗が、高島屋(日本橋、大阪)に世界で初めてのフォションブティックとしてオープン。紅茶、ジャム、デリカテッセンの瓶詰め、調味料など、本場フランスの味で、食通たちを虜にします。その後、90年代にカタール、韓国、エジプトと、世界へ展開をしていきます。

1974年 フレーバーティーの世界的な大ヒット。

1974年 フレーバーティーの世界的な大ヒット。
1974年 フレーバーティーの世界的な大ヒット。(2)
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フルーツを使った画期的なフレーバーティーは世界に広がり、特に日本ではアップルティーが大きくもてはやされました。その後、矢車菊や、バラ、ジャスミンなどの花びらを使ったフレーバーティーも開発され、香り高いこれらの製品は、フォションの代名詞となりました。

1980年 日本初のフォション・ベーカリーが高島屋にオープン。

この頃までには、日本全国15店舗にまで拡大していたフォション。1980年には、ベーカリーがオープンします。特別な時に購入する紅茶から、パンという日常的な製品へと広がり、日本人にとっても馴染みの深いブランドとなっています。

1998年「日本におけるフランス年」を記念に、全国高島屋でフォションフェアを開催。

フランス伝統のミルクジャムや、厳選ラインの紅茶等が、大ヒットを記録しました。紅茶の缶で作ったエッフェル塔や、パンで作った凱旋門などが展示されました。

2002年 フォション高島屋登場30周年フェア開催。

2002年 フォション高島屋登場30周年フェア開催。
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日本登場30年の記念パッケージで、高島屋限定ブレンド(ブレックファースト/サンセット)を発売。他にも限定タンバル缶などを展開し、記念の年を祝いました。

2004年 新たな時代を体現する「ヌーボー・フォション」へ

'-Be the one and only
-MADE IN F(メイド イン フォション&フランス)'
を新たにモットーとし、新たなビジュアル・コンセプトで再スタートしました。

現在 「ヌーボー・フォション」の追求。

新たなコンセプトのもと、2007年にパリ本店の刷新。その後、アジア・中東を中心に店舗数を拡大し、既存の日本や韓国の店舗イメージもリニューアルを完了させました。その後、2009年にはケータリングサービス事業の開始や、2012年には空港への出店をする等、事業規模、内容とともに成長を続けています。
2018年 マドレーヌ広場にホテル開業
2019年 紅茶専門店をマドレーヌ広場に開業
2021年 京都に2つめのホテルを開業
2022年 フランスのノルマンディー地方ルーアンにガストロノミースクールを開業

#02 フランス、そして日本にとってのフォション

フランス、そして日本にとってのフォション
※画像はイメージです

日本では紅茶でその名前が知られるフォション。70年代のアップルティーの大ヒットをきっかけに、日本での展開が広がったことが理由と考えられます。西洋の新しい文化、味を求めていた日本と、その当時フレーバーティーのパイオニアであったフォションとの出会いが、日本での現在のフォションにつながっています。

#03 まとめ

1886年創業の《FAUCHON(フォション)》は、1972年、高島屋に初の海外店舗をオープンしました。その後、現在では本国フランス以上の店舗数を誇ります。「創造」と「発見」をテーマに、フランスの風土に根ざしたフランスの小さな生産者の食品を、新たなフォションの表現によって世界に広めてまいります。高島屋オンラインストアと高島屋各店で、お客様のご来店を心よりお待ち申しあげます。

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