ボルドーのシャトー・ムートン・ロスチャイルド、カリフォルニアのオーパス・ワン、そしてチリのアルマヴィーヴァといった世界的なワイナリーで活躍したカリスマ醸造家、パスカル・マーティ氏の哲学が息づく、チリのテロワールを表現した「ヴィーニャ・マーティ」の白ワインを集めた特別なコレクションです。「カサ・デル・セロ・レゼルヴァ・シャルドネ」はパイナップルや熟したトロピカルフルーツや柑橘系の香りが豊かです。口当たりはまろやかで、フレッシュな果実味と上品な酸味のバランスが良いです。辛口でありながらも、果実由来のほのかな甘みやコクが感じられ、飲み心地が良いと評されます。「パチャ・レゼルヴァ・ソーヴィニョン・ブラン」このソーヴィニョン・ブランのみ、華やかな風味を損ねないよう、オーク樽は使いません。しかし、熟成中はシュール・リーの状態を維持し、品種のもつ個性と、ワインとしてのコクを最大限引き出すようにします。グレープフルーツやパッションフルーツ主体のアロマに続き、ハーブや緑胡椒を思わせる、独特の複雑な風味があります。華やかな香り、味わいは辛口で、生き生きとした酸味が飲むたびにリフレッシュさせてくれるようです。ボディはやや厚めで、口の中を覆うような粘性をわずかに感じます。「マリポーザ・アレグレ・グラン・リゼルヴァ・シャルドネ」手摘み収穫した果実をさらに選果し、フレンチオーク樽で醸造、熟成を行います。伝統的な醸し~発酵のプロセスは12~14度と、とても低い温度帯で進行します。オーク樽熟成中は澱と接触させ(シュール・リー)、最初の2~3カ月の間は、定期的にバトナージュを行います。香りは白桃やネクタリン、マンゴーなどトロピカルフルーツのアロマに、樽熟成に由来するバニラ香が感じ取れます。果実味とともに、引き締まった酸味、果実のボリュームある風味と樽香がバランスよくまとまり、エレガントな味わいに。骨格の取れた、余韻の長い味わいは、火を入れた魚介料理、白身の肉料理によく合います。「ラブ・ホワイト」はタンニンを持ち、骨格を造るシャルドネをベースに、アロマティックでシャープな酸を持つソーヴィニョン・ブランを肉付けするようなイメージでアッサンブラージュ。重くなりすぎないよう、ブドウの収穫時期には注意を払います。二つの品種の特徴である華やかな香り、ミディアムボディの味わい、そして長い余韻が感じられます。