ボルドーのシャトー・ムートン・ロスチャイルド、カリフォルニアのオーパス・ワン、そしてチリのアルマヴィーヴァといった世界的なワイナリーで活躍したカリスマ醸造家、パスカル・マーティ氏の哲学が息づく、チリのテロワールを表現した「ヴィーニャ・マーティ」の赤ワインを集めた特別なコレクションです。「カサ・デル・セロ・レゼルヴァ・カベルネ・ソーヴィニョン」はカシス、ブラックベリー、プラムといった黒系果実のアロマが豊かに香ります。これに加えて、スモーキーなニュアンス、わずかなミントやユーカリのようなハーブ香。完熟した果実の凝縮感がありながらも、しつこくないまろやかな果実味が広がります。タンニンはしっかりとしていますが、よく熟しており、滑らかで口当たりが良いのが特徴です。「パチャ・レゼルヴァ・メルロ」ワインはフレンチオーク樽で4カ月熟成させます。この過程で、ワインは角が取れ、タンニンは落ち着き滑らかな質感になります。アンデスの麓で造られるメルロは、他に比べ構造が堅牢な仕上がりになります。しかし、あくまでタンニンは細やかで、メルロに特徴的な、チョークを思わせる、パウダーのような滑らかな質感があります。ベリー類を思わせる果実味にスパイシーな風味、続くようにバニラを思わせる香りが立ち現れます。余韻は中程度~やや長め、非常に力強いタイプのワインです。「マリポーザ・アレグレ・グラン・リゼルヴァ・カルメネール」手摘み収穫した果実をさらに選果し、ステンレスタンクで醸造。伝統的な醸し~発酵のプロセスは24~26度の温度帯で進行します。その後8カ月間フレンチオーク樽で熟成。(新樽は使用しません)ブルーベリーやよく熟したプラムなど果実の香りに、甘苦いスパイスのフレーバー、樽香に由来するチョコレートやバニラの風味が続きます。甘味や酸味、ヴェルベットのように滑らかなタンニンが口を覆うようなフルボディ。熟したプラムや土っぽい香りと樽香がバランスよくマッチします。「ラブ・レッド」は骨格のあるカベルネ・ソーヴィニョンをベースに、ふくよかでスパイシーな品種、カルメネールやシラーを年によって バランスを取りながらアッサンブラージュ。熟成はステンレスタンクで、品種個々に風味をストレートに抽出しています。カシスなどの凝縮した香りに続き、プラム、カカオ、スパイスの甘苦く心地よい香り。重すぎず長い余韻が楽しめるワイン。