
満月/銘菓百選
阿闍梨餅(10個入)
税込1,522円
人生の節目のお祝い事は大まかに分けると、出産や成人式などの「成長」、還暦などの年齢にかかわる「長寿」、上司や同僚の昇進・栄転や取引先企業の新社長の就任などのような「ビジネス」の3つ。それ以外にも、新築祝いや発表会のお祝いなどさまざまなシーンがあります。個人的なつながりでも、ビジネス上の関係でも、慶事のお祝いはコミュニケーションを潤滑にしてくれるもの。大切にしたい習慣ですね。
【成長】
・出産祝い(身内、友人、同僚などの出産をお祝い) ・お七夜(命名式) ・お宮参り ・お食い初め(箸初め・箸揃え) ・初正月 ・初節句(誕生してから初めて迎える節句。女児は3月3日の「上巳(じょうし/じょうみ)の節句」、男児は5月5日の「端午の節句」) ・初誕生日 ・七五三 ・十三参(詣)り・入園、入学(家族と離れて遊ぶ・学ぶ、社会生活の始まりをお祝いする) ・進学(小学校、中学校、高校、大学などへの進学のお祝い)・卒業、就職(新たな世界への門出をお祝いする)・成人式(成年になったことを祝福する行事。成年年齢は2022年4月より20歳から18歳に) など。
【長寿】()内は数え年
【ビジネス】
・昇進、栄転(栄進) ・転勤、海外への赴任 ・定年退職 ・開店・開業祝い ・会社の記念行事(創業記念日・落成式) ・展覧会、個展、発表会 ・勲章、褒賞 ・受賞祝い など。
「弔事」はお葬式など「お悔やみ事」を表し、慶事とはまったく逆の意味合いの行事です。具体的には、通夜・葬儀・告別別式など。
混同しがちなものに「冠婚葬祭」があります。冠は、昔の元服にあたり現在の成人式を指します。婚と葬は、字の通り結婚と葬儀。葬祭は、神仏に祖先を祭ることを意味し、法事やお盆などがこれにあたります。冠婚葬祭は、慶事と弔事の行事すべてが含まれています。
お祝い事の慶事とお悔やみごとの弔事は、意味合いがまったく異なりますから、マナーを間違えてしまうと失礼にあたります。慶事と弔事の基本的な知識や大人としてのマナーを身につけておきましょう。
この項では慶事と弔事の一般的なのし・水引について解説します。地域によって異なりますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
慶事
結婚祝い:のしあり、水引は「紅白または金銀10本結び切り」
出産祝い:のしあり、水引は「紅白5本蝶結び」
長寿のお祝い:のしあり、水引は「紅白5本蝶結び」
昇進・栄転(栄進):のしあり、水引は「紅白5本蝶結び」
弔事
通夜・葬儀の香典。供物
(東日本)のしなし、水引は「黒白または双銀5本結び切り」
(西日本)のしなし、水引は「黒白、黄白または双銀5本結び切り」
香典返し
(東日本)のしなし、水引は「黒白5本結び切り」
(西日本)のしなし、水引は「黄白5本結び切り」
結婚式やパーティーなどの慶事は、相手に敬意を払う意味合いでも礼装(フォーマルウェア)を着用するのがマナーです。男女共に、その場の格式や自分の立場、時間帯によっても礼装は異なりますので注意が必要です。格式の高い順に、正礼装・準礼装・略礼装となりますが、略礼装は形式にとらわれない場の服装なので、特別なマナーはありません。
女性の場合(例)
◎昼
◎夜
和装は、昼も夜も同じです。既婚者の正礼装は黒留袖・色留袖、未婚の場合は振袖。準礼装は既婚未婚の分けはなく、色無地紋付、訪問着となります。
男性の場合(例)
◎昼
◎夜
和装は、昼も夜も同じで正礼装は黒紋服、準礼装は色紋服です。
人生の新しい門出となる、結婚。身内や友人、仕事仲間、部下の挙式・披露宴に招かれたら、ご祝儀として現金を包むのが一般的です。スケジュールが合わない場合や、招かれるほど親しい間柄ではない相手には、お祝いの品を贈りましょう。贈りものを渡したり配送したりする場合は、挙式当日は避け、遅くとも挙式1週間前には贈ること。やむを得ず挙式後になってしまう際には、その旨を一言添えて贈りましょう。職場の同僚が連名で送る際には、職場名+一同としても。複数名で送るなら、目上の方の名前を但し書きの真下に書き入れ、その左から他の方の名前を書きましょう。
新しい命が誕生した喜びの気持ちと出産を終えたお母さんへのねぎらいの気持ちを贈る、出産祝い。贈りものをさしあげる前には、母子共の健康を確認することが必要不可欠です。また、授乳などの育児に追われる出産後のお母さんは心身の余裕がなくなりがち。訪ねて手渡しをするよりも、贈りものはオンラインで注文して相手に届ける配送型ギフトが便利です。親しい間柄で何を贈るのか迷ったら、本人に欲しいもの・希望の日付や時間を直接聞いても。ソーシャルギフトなら、相手が日時や届け先を指定できるので、住所や都合を聞かなくても大丈夫。本名も住所も不要です。聞くのが失礼な関係性なら、百貨店の商品券を送ってもよいでしょう。送る時期の目安は産後一カ月以内となります。
上司や先輩が昇進・栄転・海外赴任となった際には部署単位で贈るのが一般的。特にお世話になった方や親しい間柄なら、感謝の気持ちにふさわしい価格のギフトを個人的に贈っても喜ばれることでしょう。取引先の企業・担当者への昇進・栄転のお祝いも配慮が必要。自社だけがお祝いを贈っていなかった場合には、今後の関係に支障をきたしかねません。発表後なるべく早く、遅くても2週間以内に会社としてお祝いの種類に応じた金額の花を贈るのが基本です。
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