昨今、ワイン愛好家がこぞって指名するのが日本ワイン。有名産地だけでなく、各地で土地の個性を生かした〝ご当地ワイン〟が誕生し、ワイナリー数は200以上(*)にもなります。日本ワインとは国産ブドウを100%使用し、国内で醸造されたワインのことを指します。一方国産ワインと呼ばれるものは輸入したブドウを原料に含む国内で醸造されたワインです。
日本ワインの産地は、全体の約3割を生産する山梨県。メルロー、シャルドネの生産量日本一の長野県。そしていま熱い注目を集めているのが北海道。余市や空知で冷涼な気候を活かしたドイツ系の白ワイン用の品種やピノノワールが栽培され人気となっています。
主な日本の固有品種は、日本らしい繊細な味わいの白ワインになる山梨の甲州。イチゴキャンディーのような香りが特徴の日本原産の赤ワイン品種マスカット・ベリーA。そして糖度が高く甘みの強い白ブドウで、果汁が豊富なナイアガラです。日本ワインの味わいの特徴は、日本の伝統的な料理と同じく繊細さです。寿司、天ぷら、すき焼きなど日本料理に合うワインを、ぜひ味わってください。
*日本ワイナリー協会ホームページ参照(2021年2月現在)
https://www.winery.or.jp/