「入学おめでとう」の言葉に加えて、成長したことのうれしさや新たな学校生活を応援する気持ちも伝えたいですね。けれど、具体的に何を書いたら良いのか戸惑う方も多いのではないでしょうか。そこで、まとまりの良い文面を書くのに役立つポイントをご紹介します。
意識したいのは、シンプルで簡潔、相手に伝わりやすい言葉選び。
例えば、小学生に書く場合は、本人が読んで理解できるよう、相手の年齢にあった表現すると良いですね。低学年のお子様には漢字にふりがなをつけるなどすると、読みやすく、本人にも親にも喜ばれるでしょう。
実際にはどのようなメッセージを送ると良いでしょうか。あくまでも一例として文例をご紹介します。
◯◯ちゃん（くん）
ご入学（にゅうがく）おめでとう。
一年生（いちねんせい）になったら、たのしく勉強（べんきょう）をして、なかよしのおともだちをたくさん作（つく）って、元気（げんき）な小学校生活（しょうがっこうせいかつ）を送（おく）ってくださいね。
春風に誘われて心も明るくなる季節となりました。
○○さんの小学校ご入学、おめでとうございます。
ママに甘える泣き虫の赤ちゃんだった頃の様子が、昨日のことのように思い出されます。元気に大きくなられた姿を日々見守るのは、ご家族の皆様、とてもお喜びと思います。○○さんも、これから始まる小学校での毎日を希望に満ちてお過ごしなのではないでしょうか。ささやかですがお祝いを贈ります。学校で必要なものなどにお使いいただければと思います。
○○さんへ
中学校へご入学、おめでとうございます。
これからの３年間は、勉強や部活動に励んだり、趣味や好きなことに熱中できる、とても貴重な日々になることと思います。
心ばかりのお祝いを贈ります。中学生活が○○さんにとって充実した毎日であることを祈っています。
○○さんへ
高校合格、おめでとう！
努力が実り、清々しい春の訪れを迎えることができましたね。
将来へ向けて大切な期間ですが、勉強だけでなくお友達と色々なことを経験してくださいね。まずは応援してくれたご両親と合格の喜びをかみしめて、高校生としての生活を存分に楽しんでほしいです。今度お会いした際には、学校の様子も聞かせてくださいね。
高校進学、おめでとうございます。
大好きな野球をより高いレベルで続けるため、○○高校への進学を決めたと伺いました。目標に向かって着実に夢を叶える姿、とても頼もしいです。どうか怪我には気をつけて、練習や仲間と過ごす日々を楽しんでください。ささやかですがお祝いを同封しますので、新生活に役立ててくださいね。充実した３年間になりますように。
○○さん、○○大学合格、おめでとう！
長い期間、本当に良く努力を続けてきましたね。
あなたの頑張りが実を結び、夢への第一歩を踏み出したこと、とても嬉しく思います。大学では興味のある分野を追求したり、お友達と過ごす時間や趣味を楽しむなど、見聞を広げてたくさんの素晴らしい経験をしてくださいね。
○○さんへ
大学入学、おめでとうございます。
春からは親元を離れ、一人暮らしを始めるとのこと。
慣れない環境での新生活を心配していますが、体に気をつけてお過ごしください。少しですがお祝いを贈ります。ご両親への連絡と帰省も忘れずに、充実したキャンパスライフを楽しんでください。これからの４年間も引き続き応援しています。
大学入学、おめでとうございます。
小さい頃からの夢を目指す○○さんにとって、大切な４年間になりますね。
大学の勉強やお友達と過ごす時間など、今しかできないたくさんの経験をして、人としてさらに一層成長することを楽しみにしています。心ばかりのお祝いを同封したので、何か好きなことに使ってください。近くにいらした際はぜひ我が家へ寄ってくださいね。
手紙を書く際、ついつい本音がこぼれ、「自分の頃は..」とご自身の思い出話に終始したり、しっかり勉学に励んでほしいからと圧を感じるような「勉強しなさい」といった話題は、本心であってもお祝いにふさわしくないでしょう。
「合格おめでとう」を伝える際、「難関突破」など相手の状況をよく知らずに表現するのはNGです。誰もが第一希望の学校に入学したとは限らないので、「たくさん努力した」ことや「大変な試練を乗り越えて」などの文面にとどめましょう。
受験に失敗したことが分かっているケースでは「元気を出して」など慰めの言葉も避けた方が良いでしょう。進学のお祝いをすることに注目し、入学したこととこれからの生活に希望が持てるような表現をすると良いですね。
最後に、不吉な状況を連想させる「忌み言葉」にも注意しておきましょう。
おめでたいシーンでは「失う」「壊れる」「終わる」「破れる」「崩れる」などがあります。これらの言葉を使うのは控え、明るい表現の言葉を使用しましょう。
入学祝いにおすすめのアイテムをご紹介します。
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入学・進学は、新しい環境で、これまでとは違った生活が始まります。
大学生ならふるさとを離れる方もいるでしょう。学生にとって大きな節目となります。そんなお子様へ、気持ちが伝わるメッセージを添えてあげると良いですね。大事な門出を祝う想いとこれからの成長を応援する言葉は、相手への強い励ましや思い出となることでしょう。
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