#01 ストウブ 「ワナベ」とは

日本の食文化に合うよう、日本向けに誕生したジャポネスクシリーズ 「Wa-NABE(ワナベ)」。和のメニューにぴったりなココットは、「普段のごはん作りに便利」「一番のお気に入りはワナベ!」という声も聞こえてくるほど、人気のお鍋となりました。王道のピコ・ココット ラウンドと比べ、いったいどんな違いがあるのでしょうか。
【特徴1】丸みを帯びた鍋底の形

一番の特徴は、底の形状。ピコ・ココット ラウンドの直線的な底面に対して、ワナベはコロンと丸みを帯びた形をしています。たったこれだけの違いですが、実は調理中の食材の状態やお料理の仕上がりに関わってくるのです。
同サイズのピコ・ココット ラウンドとワナベで、角切りにしたこんにゃくを茹でている様子(動画)です。どちらも、こんにゃくが動いているのがわかりますが、ワナベの方がこんにゃくがコロコロと回転し、踊っているのがお分かりいただけるでしょうか。
<ピコ・ココット ラウンド 18cm>
<ワナベ18cm>
これは鍋のなかでお湯の流れ=「対流」が起きているから。ワナベは、底から側面にかけて丸みのある角度がついているので、中で対流が起きやすくなっているのです。
西洋の調理法では、食材を煮込んで味を入れていくとき、オーブン調理で上下左右から熱を入れるのが特徴です。
一方、和の調理法では、かまどや囲炉裏に鍋をかけ、「下から」の加熱で食材を煮て味を含ませていきます。下からの一方向からの加熱でも、食材全体に煮汁を回していけるよう、鍋の中でぐるっと対流を起こせる「ワナベ」のような丸みのある角度のついた鍋が、和食には適しているのです。里芋やカボチャなど、煮崩れしやすいものは、かき回すことなく、全体に味しみしみに煮ることができますよ。
対流を起こすためにもう一つ必要なのが「水分」。「食材が泳ぐくらいの汁でコトコト煮込む煮物や揚げ物などの『泳がせ調理』が、きっとワナベの良さを一番感じていただけると思いますよ」と菅谷さん。得意な調理法からも、まさに、ワナベは和食にぴったりな鍋と言えそうですね。
【特徴2】軽くて扱いやすくて洗いやすい
第二の特徴は、その”軽さ”。先ほどの18㎝のココット同士で重さ比較をしてみました。
ピコ・ココット ラウンド(蓋)1104g(鍋)1880g(合計)2984g
ワナベ(蓋)960g(鍋)1691g(合計)2651g
蓋も、本体の重量もどちらもワナベの方が軽いですね!「鋳物鍋は重さが不安」という方でも、ワナベは扱いやすいのではないでしょうか。出来立ての鍋を食卓に運ぶ時には、中身のお料理の重量も加わりますので、より安心ですね。
また、ワナベの丸い底は洗いやすくて片付けがラク!というお声も。ボウルを洗うように洗えるので、隅を気にする必要がないんですね。後片付けのしやすさも重要なポイントかもしれません。
【特徴3】炒めやすい
丸い底は炒めるときにも大活躍。隅に食材が集まってしまうことが無く、サッとかき混ぜるだけで全体が炒められます。肉じゃがのように炒めてから煮るお料理にはもってこいです。
菅谷さんがワナベの良さがよくわかる、こんなレシピを教えてくださいましたよ。