MANNERS

高島屋のご贈答マナー

贈る前に確認しておきたい
ギフトにまつわるマナー集です。

お祝い・お見舞い

お見舞い

病気見舞い

病気見舞いは、相手の立場に立った配慮ある常識的な行動が求められます。
突然かけつけたりせず、事前に傷病の内容や状況をよく確認し、入院直後や手術直後のお見舞いは避けます。

〈掛紙〉
のしあり 紅白5本結び切り
のしなし 水引なし(奉書紙)
のしなしの短冊
〈表書き〉
御見舞
祈 御全快(目上の方の病気見舞)など
〈好適品〉
花は療養中の方の心を慰めてくれます。
病気見舞は縁起をかつぐことが多く、花首が落ちる山茶花(さざんか)や椿、死』『苦』を連想させるシクラメン、根付く(寝つく)に通じる鉢植え、淋しさを連想させる白い花や血を連想させる真紅の花は避けたほうがよいでしょう。
尚、最近は感染症防止のため、病院へは生花を持ち込めないこともあります。
長期療養の場合はガウンやパジャマなどの身の回り品、気分転換に役立つゲームや書籍などもよいでしょう。
果物・缶詰・菓子などの食料品もよいですが、事前に食事制限・療法の確認が必要です。

災害見舞い

親戚や友人、知人が火事、風水害などの災害にあわれたときは、精神的打撃も大きく、物質的な援助はもちろん、励ましや慰めの言葉が大切です。できるかぎり早くお見舞いをします。

〈掛紙〉
のしなし 水引なし(奉書紙・杉紙)
または のしなしの短冊
〈表書き〉
御見舞
火災御見舞(火事の火元となった家へのお見舞い)
近火(きんか)御見舞(近所で火事があった家へのお見舞い)
類焼(るいしょう)御見舞(類焼で被害を受けた家へのお見舞い)
水害御見舞(水害の被害を受けた家へのお見舞い)
〈好適品〉
日用雑貨・食器などの生活必需品、寝巻き・下着などの新品の衣類、米や即席めんなどの食品。(必要な物を聞いて届けるとよいでしょう。)
当座に必要な費用の一端としてお見舞いの金品を贈ることもよいでしょう。
元気付けに清酒を持参することもあります。

陣中見舞い

主なものは選挙、スポーツの合宿などがあります。

〈掛紙〉
のしあり 紅白5本蝶結び
〈表書き〉
陣中御見舞
[選挙] 祈 御当選 祈 御必勝
[スポーツ] 祈 御健闘 祈 御必勝
〈好適品〉
酒類 菓子 果物
(その場で開き、みんなで食べられるものがよいでしょう。)

[選挙に落選した方へ贈答品を贈る場合]

〈掛紙〉
のしなし 水引なし(奉書紙・杉紙)
またはのしなしの短冊
〈表書き〉
祈 捲土重来(き けんどちょうらい)
(一度敗れたものが再び勢いを取り戻すという意味)

贈答のマナーしきたりには諸説あり、また各地・各家の伝統やならわしによって異なる場合がございます。

「ご贈答のマナー」は、国内の高島屋各店所在地周辺のしきたりを参考にしています。

掛紙のイラストは、表書きのうち代表的なものを記載しています。

<掛紙>の部分に記載している「のし」とは、のし鮑(折り熨斗)のことを示します。

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