企業情報
Corporate Information
トップメッセージ
当社グループの競争優位性を生かした独自の価値提供へ
グループのシームレス化を段階的に始動
- 連結の各利益は最高益を更新
- 昨年度は、創業200周年の節目となる2031年にグループがめざす姿「グランドデザイン」を公表いたしました。これを機に、12月には「統合報告書」を新たに発行し、価値創造ストーリーや成長戦略について発信いたしました。また、中期経営計画(2024-2026年度)の初年度として、経営課題に取り組んでまいりました。業績といたしましては、国内百貨店を中心に売上が増大したことに加え、コストの増加を最小限に抑制したことで増収増益となりました。また、連結の各利益はいずれも計画値を上回り、最高益を更新いたしました。
- 当社の3つの強みを融合させ、当社ならではの提供価値を創出
- 本年度は中期経営計画の2年目を迎えます。持続的な成長に向けましては、当社が有する「店舗の立地特性」「優良なグループ会社」「幅広い顧客基盤」という3つの強みを融合させ、当社ならではの提供価値を創出することが不可欠だと考えます。あらゆる情報・サービス・商品を一気通貫でつなぎ、ストレスなく、かつ感動していただける購買体験をお客様に提供することをめざし、グループの各事業がお客様から等距離にある状態(=シームレス化)の実現に向け、本年度より段階的に取り組みを進めてまいります。
- 「次世代型SC」への転換により、館の魅力を最大化
- グループ総合戦略「まちづくり」におきましては、「次世代型SC」への転換を重要な取り組みとして進めてまいります。グループ各事業のノウハウや経営資源を相互に活用することで「館の魅力最大化」につなげるとともに、商業・非商業に関わらず幅広いお客様層の多様な来店動機を創出してまいります。また、循環型社会のターミナルとしての活用や災害発生時の避難場所など、地域インフラとしての役割を発揮し、地域社会に貢献してまいります。
- 国内百貨店の営業力強化に向けて、大型5店を軸に品揃えの魅力を高めていく
- 中核事業である国内百貨店の営業力強化に向けましては、東西にバランス良く配された大型5店を軸に、品揃えの魅力を高めてまいります。さらに、アイテム平場・自主編集売場の強化、編集力を生かしたモノ・コトの開発を進めるとともに、実店舗を生かしたワンストップでの体験価値を提供し、お客様のこころ豊かな生活の実現に取り組んでまいります。
- 成長市場であるベトナムでは、グループの総力を挙げて事業領域を拡大
- 海外事業におきましては、成長市場であるベトナムにおいて東神開発が主導する開発を軸に、グループの総力を挙げて事業領域の拡大を進めてまいります。また「グループ第3の柱」と位置づける金融事業におきましては、カード事業だけでなく新たな領域への挑戦を通して、グループシナジーを発揮した取り組みをさらに加速してまいります。
- 今後も引き続き、ステークホルダーの皆様のご期待にお応えできるよう努めてまいりますので、ご支援・ご愛顧のほど、よろしくお願い申しあげます。
2025年5月
取締役社長 村田 善郎