営業時間

営業時間

専門店(S館・新館)10:00~20:00
専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00

※オーケーは8:30~21:30 ※こととやは10:00~21:00 ※成城石井は10:00~22:00
専門店レストラン 11:00~22:00
※一部、上記営業時間と異なる店舗がございます。
※ラストオーダーは各店にお問い合わせください。

本館 高島屋:午前10時30分~午後7時30分
S館3階 高島屋 化粧品・ファッション:午前10時~午後8時
S館6階 高島屋 ベビー・こども服:午前10時~午後7時30分  

※一部営業時間の異なる売場がございます。

カシまっぷ

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ちょっと素敵なジモトスポット
昭和の杜博物館

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2025年2月26日(水)UP

JR武蔵野線・北総線の東松戸駅から徒歩約15分。「昭和の杜博物館(松戸市紙敷1377)」を訪れました。
立派な門構えから敷地に入ると…わわっ!
本物のプロペラ機が空高く展示され、電車、自動車、ソーラーカー、南極観測で使用した雪上車まで、数々の乗り物が所狭しと並んでいます!そのスケールの大きさにびっくり!

2代目館長の吉岡光一さんに、博物館設立の経緯を伺いました。
「今から30~40年ほど前に、もともと車好きだった父が古い車を集め始めたのが始まりです。本業である解体の仕事に行くと、お客様から『これは要らないから、持っていって』といわれたのが昭和の物たち。次々と集まった昭和のコレクションが自宅や倉庫に収まりきらなくなり、たまたま売りに出ていた土地に解体工事でもらい受けたプレハブを建てて、今の展示館が出来上がりました」

当初は一般の方に公開せず、知人に見せるだけだったそうですが、周りからの勧めもあって2010年10月に私設の博物館としてオープン。その後、2018年4月に組織を一般財団法人にして、学芸員を置いた公的な博物館になったそうです。

「ところが翌年1月、父が急逝し、コロナ禍もあってしばらく休館していましたが、せっかくの博物館をこのまま放置しておくのはもったいないと、ボランティアの皆さまの協力もあって再開し、第1・3日曜日、第2・4土曜日にオープンしています。おかげさまで1日にほぼ50人以上のご来館があり、100人以上の日もあるんですよ」
松戸の小学校の社会見学先でもあるそうです。

屋内展示は、2007年に公開された映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」に使われたオート三輪やダットサン・ブルーバードなどが展示されている「昭和館」、プラモデルのパッケージや雑誌などでお馴染みの空想画家・小松崎茂先生の作品を展示した「小松崎茂館」、昭和の生活用品や生活の様子を展示した「昭和歴史館」、数々のおもちゃを展示した「おもちゃ館」、松戸の模型クラブのみなさんの作品を展示した「模型館」から成っています。
なかでも「昭和歴史館」の昭和の生活空間を再現した部屋は必見!茶の間、居間、五右衛門風呂やかまど、駄菓子屋、床屋などが再現され、昭和の時代にタイムスリップです♪

続いて屋外展示へ。圧巻なのは「クラシックカー館」!車好きだった前館長が趣味で集めた多数の車が、同好の士であるボランティアの皆さんの手により大切にメンテナンスされています。
1974年にトリノモーターショーで発表されたコンセプトカー「ランチア・ミザール」は世界に1台しかないそうで、マニア垂涎の1台とか。ほかにも、いかにもクラシックカーらしい「シボレースペリアシリーズ」、1番人気の「スカイラインGTR」等々、車好きでなくても一見の価値ありです。

鉄道車両には実際に乗ることができ、稀少な昭和20年代の旧国鉄車両も!これは列車の最後尾に付いていた車掌用の車両で、中にはストーブや切符を整理した机などがあり、当時の車掌さんの仕事の様子がわかります。

「捨ててしまえばただのゴミ、残しておけば歴史の証人です。今年2025年は昭和100年、どうぞ昭和の世界を体感してください」と吉岡さん。 昭和の夢や憧れが溢れるほどに詰まった、素敵なスポットでした。

info

昭和の杜博物館
所在地
千葉県松戸市紙敷1378
TEL
047-369-7870(※第1・第3日曜日、第2・第4土曜日の開館日のみ対応)