2025年6月13日（金）UP

今回訪ねたのは、つくばエクスプレス（TX）守谷駅から車で10分ほどの場所にある「四季の里公園（守谷市緑2−37）」です。

四季の里公園は「四季折々の自然を楽しむ」というコンセプトのもと、1993年につくられました。公園の大きさは20,750㎡。
自然の景観を大切にし、もともとの地形や特色をできるだけ生かしたつくりになっています。
園内にはアヤメやアジサイ、ツツジなどさまざまな花木が植えられており、1年を通して自然に触れ合える人気の公園です。

お昼ごろに公園を訪ねてみると、すでに多くの人でにぎわっていました。みなさんのお目当ては、梅雨の時期に見頃を迎えるハナショウブ。まだ6〜7分咲きといった印象でしたが（5月29日時点）、白や黄、紫の花びらが美しく咲いていました。なんて可憐なのでしょう……！

守谷市都市整備部の遠藤さんにお話を伺いました。
「ハナショウブは約30,000株あります。見頃は天候や気温によって大きく変わりますが、6月上旬〜中旬ぐらいでしょうか。見頃を迎えるまでは定期的な消毒や株分け、土壌改良をおこない、見頃を迎えたら花の摘み取りや剪定といった細かな管理をおこなっています」

この規模のハナショウブを無料で鑑賞できる公園は、県内でもあまりないのだとか。手間暇かけて育てているからこそ、見事な花景色を楽しめるのですね。ちょうどこの日も、ひとつひとつ丁寧にお手入れしている方々の姿が見られました。

公園の中央には池があり、その周りをぐるっと囲むように通路やあずまやが設置されています。そこを歩きながらハナショウブの写真を撮ったり、立ち止まって花びらを眺めたりして、みなさん思い思いの楽しみ方をされていました。

池から少し離れた場所にもあずまやがあり、涼しい木陰で園内を眺めながらひと休みできます。たくさんの野鳥が遊びにやって来るので、小鳥たちのさえずりに耳を傾け、自然の中にのんびりと身を置くのもいいですね。

四季の里公園は、晴れの日も雨の日も、優美でしっとりとした風情を楽しめる素敵なスポットでした。