営業時間

営業時間

専門店(S館・新館)10:00~20:00
専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00

※オーケーは8:30~21:30 ※こととやは10:00~21:00 ※成城石井は10:00~22:00
専門店レストラン 11:00~22:00
※一部、上記営業時間と異なる店舗がございます。
※ラストオーダーは各店にお問い合わせください。

本館 高島屋:午前10時30分~午後7時30分
S館3階 高島屋 化粧品・ファッション:午前10時~午後8時
S館6階 高島屋 ベビー・こども服:午前10時~午後7時30分  

※一部営業時間の異なる売場がございます。

カシまっぷ

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今が旬のジモト野菜 サトイモ

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2024年12月26日(木)UP

北風が吹く寒い日は、サトイモや根菜がたっぷり入ったけんちん汁など、嬉しいものですね。
そういえば、サトイモってどんなふうにできるのでしょう?

そもそも「サトイモ」という名は、山で自生し採れる芋を「山芋」というのに対し、人が住む里で栽培されることからその名が付いたとされています。
原産はマレー半島付近の熱帯地方。中国を経て日本に渡来したといわれています。その時期は米よりも古く、稲作以前の日本の主食だった、という説も。

日本の食文化とサトイモは関係が深く、古い時代から月見の宴でお供え物として使われるほか、お正月のおせち料理に欠かせない食材でもあります。
それはサトイモが種からではなく、大きな親芋のまわりに子芋、孫芋とたくさん付いて増えていくという特徴のある増え方をするので、「子孫繁栄」を祈願した縁起の良い食べ物とされているからです。

では、柏市にある「しいな畑」にお邪魔して、栽培中のサトイモを拝見させていただきましょう♪

春に種芋を植え付けてから約6カ月、10月になると椎名さんは少しずつ掘りながら、芋の大きさを確認して出荷するそうです。
「寒くなって霜が降りる頃にはシートを被せて芋がしもげない(しもやけにならない)ようにしながら掘ります」と椎名さん。
このようにサトイモは寒さに弱いので、土付きの里芋を買ったら、冷蔵庫ではなく常温で保存してくださいね。(ただし、洗ってあるものは冷蔵保存で)

収穫の手順は、まず地上に出ている部分をカットして、作業しやすくします。
続いて、株の周りにくわを入れ、よいしょと掘り起こすと・・・おおー、なにか土の塊のようなものが!土を払うと、サトイモが姿を現しました!!
親芋の周りにぐるっと子芋が付いて、さらに孫芋まで!1株から15~20個くらいの子芋が採れるそう。
続いて、その株を大胆にも上からどーんと落として、さらに土を落とします。そして、白く伸びた根っこや土を手で落としながら、親芋と子芋に分け、風通しの良いところで乾かします。
日持ちを良くするために洗わずに袋詰めして、近くの直売所へ。サトイモ収穫の時期は、作業場一帯が土だらけになってしまうそうですよ。

農業をやらなくていいよ、という約束でお嫁に来た椎名さん。それが今ではお義母様の跡をしっかり継いで、ついには赤いトラクターを乗り回すまでに!かっこいい!!
「目の前に畑があると放っておけなくて。実際にやってみたら、案外楽しくて、ついついね♪」と笑顔で話してくださいました。

「夏の草取り、水やりなど、大変なことはありますが、皆さんが美味しいと言ってくださるのが嬉しくて。より品質の良いサトイモができるように、これからもがんばります!」と椎名さん。

サトイモはその年に採れた中から、一番良い子芋を翌年の種芋にします。それが延々と続けられ今に至っている、まさにその地域に根ざした野菜です。
お正月のおせちをいただくときには、そんなこともちょっと思い出したい、今が旬のサトイモでした。

取材・撮影協力 しいな畑(柏市松ヶ崎)