2024年8月13日（火）UP

眩しい太陽、どこまでも続く青空、そして一面に広がる黄金色のひまわり！
夏の元気をもらいに、「ひまわりの里」（野田市関宿台町6057番地地先）を訪れました。

ひまわりの里は、平成10年（1998年）に野田市関宿台町互助転作組合（田中達夫組合長）がコメの生産調整として植えたのが始まりだそうです。
27年目を迎える今年も、約4ヘクタールの田んぼに約40万本のひまわりが見事に咲き揃いました。

田中組合長にお話を伺いました。
「観光用に植えたわけではないので、特にPRもしなかったんだけど（笑） 評判が評判を呼んで、市内外からそれはもうたくさんの観光客がいらして、大変なことになった時代もあったんだよ」とのことです。
現在はそれも落ち着いて、長閑なひまわり畑が広がっています。

関宿台町互助転作組合さんのご厚意で、毎年7月1日～31日までの期間中は、自由に散策ができるうえ、咲いているひまわりを無料で好きなだけ持ち帰ることができます。（軍手や花切鋏などの道具は、各自ご持参ください）

では早速、ひまわり摘みを体験させていただきましょう。
ひまわり畑に入ると、わあ、トンボがいっぱい！紫色の小さなシジミチョウもいますよ。ミツバチやまん丸のクマバチなどは人間には目もくれず、花粉集めに大忙しです。

さて、どの花にしましょうか。大輪のひまわりや、やや小ぶりのひまわりなど、よく見るとさまざまなひまわりが。
「最初は背が高く、大輪の花が咲く『ロシアひまわり』を植えていました。組合員さんそれぞれが好きな品種を植えているので、長年の間に交配して、いろいろなひまわりができたようだね」と田中組合長。

うーん、ここはやっぱり、満開の大輪の花が良いかな。茎のトゲトゲに気を付けながら鋏を入れると、思いのほか、簡単に切れました！サクッという音が心地いい♪

すると、「あー、満開のひまわりは1つにしておきなさいよ」と声がかかりました。
誇らしげに咲く満開のひまわりは、これぞひまわり！という印象ですが、花粉も落ちやすく要注意とのこと。
持ち帰り用には七～八分咲きの花を選び、一番上の葉だけ残して、ほかの葉は取ってしまうのが長く楽しむコツだそうです。

「帰宅したら、すぐに水切りを忘れずに」とのアドバイスも。なるほど、勉強になります！

ひまわりは、花を楽しんだ後にはトラクターで土にすき込み、肥料にするそうです。

「これからも、できる間はずっと続けていこうとがんばっています。毎年7月の第3日曜日は『ひまわりまつり』として、ご来場の皆さんにもモツ煮やかき氷、ドリンクなどを振る舞います。ぜひ遊びに来てくださいね」とのこと。

小鳥がさえずり、カエルたちはケロケロと大合唱。広々として気持ちのいいひまわりの里は、まさに夏の素敵スポットでした。