営業時間

営業時間

専門店(S館・新館)10:00~20:00
専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00

※オーケーは8:30~21:30 ※こととやは10:00~21:00 ※成城石井は10:00~23:00(日祝は10:00~22:00)
専門店レストラン 11:00~22:00
※一部、上記営業時間と異なる店舗がございます。
※ラストオーダーは各店にお問い合わせください。

本館 高島屋:午前10時30分~午後7時30分
S館3階 高島屋 化粧品・ファッション:午前10時~午後8時
S館6階 高島屋 ベビー・こども服:午前10時~午後7時30分  

※一部営業時間の異なる売場がございます。

カシまっぷ

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ちょっと素敵なジモトスポット
松戸神社と坂川の河津桜

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2023年3月24日(金)UP

JR常磐線と新京成線が乗り入れる松戸駅から徒歩7分、江戸時代には水戸街道の松戸宿があったこの地に鎮座する松戸神社(松戸市松戸1457) を訪れました。神社の脇を流れる坂川沿いの河津桜も満開に♪ 穏やかな春の陽に誘われて、多くの方で賑わっていました。

松戸神社の御祭神は日本武尊。景行天皇の御代40年(110年)、武蔵国へ向かわれる際に、当地で従将の方々と待ち合わせた故事から、「待つ処」が転じ、「まつさと」「まつど」と呼ばれ、「松戸」の地名が生まれたと云われています。
後に日本武尊の御功績を讃えて、その陣営された跡に建てられた祠が松戸神社の発祥とされています。

御社殿は、寛永3年(1626年)の創建とされ、かつては「御嶽大権現」と称されましたが、明治15年(1882年)に「松戸神社」に改称されました。

郷土の伝承には、水戸中納言光圀公が鷹狩りでこの地を訪れた際に不思議な体験をされたという逸話も残っています。

宮司の常盤さんにお話を伺いました。
「松戸神社には水戸徳川家から数多の奉納品が納められたほか、それ以前の北条氏(小田原)、千葉家高城領主(下総)より納められた古文書なども宝蔵されたと伝わっています。残念ながら元文4年(1739年)の大火災によりことごとく焼失してしまい、現在残っている絵画、資料は明治以降のものが中心です。
徳川昭武公が明治17年(1884年)から戸定邸に住まわれたことから水戸徳川家とは深いご縁が結ばれ、今でも続いているんですよ。」

神楽殿には明治21年(1888年)に佐竹永湖(えいこ)と錦谿(きんけい)によって描かれた天井絵36面、杉戸絵4面(共に松戸市有形文化財)があり、平成26年(2014年)の神楽殿新築にあわせて保存修復が行われ、現地保存されています。(今回は特別に取材が許されました。)
美しくよみがえった杉戸絵と天井絵は息を呑むばかり!動物や植物をモチーフとした魅力的な図柄の数々に惹きつけられます。

松戸神社境内には多数の神様が祀られていますが、摂社でありながらとても立派な社殿を持つ秋葉神社には、火防の神様ゆえ、明治の江戸火消しからの奉納額があります。松戸宿が水運で栄えた時代、江戸日本橋との交流が盛んであったことがうかがえますね。

「この地は元々水が豊かな地でした。龍神さまの「御神水」は清らかな井戸水です。24時間いつでもお水取りをしていただけますし、河津桜に続いてはソメイヨシノが咲き始めます。秋の黄葉も見事ですので、四季折々の美しい景観を楽しみにお越しください。」と常盤さん。

江戸中期に始まり、60年余り途絶えていた『松戸の大祭り』も平成2年(1990年)より古式ゆかしく再興され、坂川の浄化も進んでいます。地元を愛し、町の誇りを伝えていく、そんな心に満ちたステキスポットでした。

※神楽殿の杉戸絵、天井画並びに秋葉神社の奉納額は例大祭を除き非公開です。

info

松戸神社
所在地
千葉県松戸市松戸1457
TEL
047-362-3544