営業時間

営業時間

専門店(S館・新館)10:00~20:00
専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00

※オーケーは8:30~21:30 ※こととやは10:00~21:00 ※成城石井は10:00~23:00(日祝は10:00~22:00)
専門店レストラン 11:00~22:00
※一部、上記営業時間と異なる店舗がございます。
※ラストオーダーは各店にお問い合わせください。

本館 高島屋:午前10時30分~午後7時30分
S館3階 高島屋 化粧品・ファッション:午前10時~午後8時
S館6階 高島屋 ベビー・こども服:午前10時~午後7時30分  

※一部営業時間の異なる売場がございます。

カシまっぷ

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ちょっと素敵なジモトスポット
旧齋藤邸

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2023年2月27日(月)UP

JR武蔵野線と北総線、京成成田スカイアクセスが乗り入れる東松戸駅から徒歩約13分、閑静な住宅街を抜けて昔ながらの農家が点在するエリアに旧齋藤邸があります。(松戸市紙敷588)

歴史を感じさせる正門をくぐると、わぁ、大きな木々に囲まれて、広々とした庭園が!飛び石伝いに進むと、どっしりとした茅葺き屋根を持つ主屋が訪れた人を迎えます。心懐かしい郷愁を誘う風景に、「ここは松戸」ということを忘れそう。

旧齋藤邸は1901年(明治34年)建築、農業を営む家の所有であったそうです。1964年(昭和39年)に芝浦工業大学教授であった齋藤雄三氏が入手、住居とするだけでなく、大学の学生たちを住まわせる「松戸寮」としても利用したそうです。
1998年(平成10年)に、生涯学習や文化の発展に資することを目的として、当時所有者であった齋藤トシ様より松戸市へ寄贈、地域の歴史を伝える生涯学習の場として利用され、今に至っています。

旧齋藤邸の敷地面積は約5,500平方メートル、主屋、離れ、竹林、門などがあり、主屋は木造寄棟造、桁行七間・梁間四間半の茅葺屋根を有しています。床上部は四間取で、西端に式台玄関を設けています。
土間上は直材の梁(はり)を井桁(いげた)に組み、天井を張っています。2本の大黒柱は約30cmの角材で、黒光りする素朴で力強い材や細かい細工の数々にうっとり。
近代的要素を持つ茅葺きの住宅建築が評価され、2017年(平成29年)に国の登録有形文化財に指定されました。

松戸市文化財保存活用課の小松さんと管理人の田村さんにご案内いただきました。
「齋藤ご夫妻は主屋の増築や庭園の整備など、長い年月をかけて手入れをすることで、この古民家を再生されました。
庭園には竹林や梅、松、ハナモモ、キンモクセイ、日本水仙、ふきなど四季折々の植物がいっぱいで、樹齢100年以上ともいわれる梅は今でも毎年見事に花を咲かせます。メジロ、シジュウカラなどの野鳥もたくさん来ますよ♪」

裏庭には敷地の1/3を占める立派な竹林があり、旧齋藤邸ではこちらの竹を使って中国発祥の紙「竹紙(ちくし)」作り体験を行っています。(参加無料、要予約)初心者でも1枚5分ほどで簡単に漉くことができますが、これがなかなか奥深い世界!すっかりはまって、何回も訪れる方もいらっしゃるそうですよ。

近代初頭の紙敷の景観を今に伝える旧齋藤邸。次第に都市化が進んでいる中、地元を愛する温かな思いで大切に守られていました。共に大学教授であられた齋藤ご夫妻の遺志を継いで、これからも大いに活用され、皆さまに愛される場所であり続けることでしょう。
※見学は要予約。詳しくは松戸市教育委員会ホームページをご覧ください。
https://www.city.matsudo.chiba.jp/kyouiku/bunka_shakai/bunkazai/kominkakyusaitoutei.html

info

旧齋藤邸住宅
所在地
千葉県松戸市紙敷588
TEL
047-382-5570
(松戸市教育委員会 文化保存活用課)