営業時間

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専門店(S館・新館)10:00~20:00
専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00

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専門店レストラン 11:00~22:00
※一部、上記営業時間と異なる店舗がございます。
※ラストオーダーは各店にお問い合わせください。

高島屋(本館・S館)
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カシまっぷ

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今が旬のジモトフラワー ユリ

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2023年1月6日(金)UP

慌ただしい中にも心華やぐ年末年始。そんな季節にも彩りを添えてくれる、人気の切り花『ユリ』。
今回は様々なユリを栽培している栗田農園(野田市西三ヶ尾)を訪れました。

栗田農園では、年間15,000本、約40品種のユリを6月末~10月いっぱいは露地で、それ以外の期間は2棟のハウスで育てています。その他、とうもろこしやミニトマト、ブロッコリーなどの野菜も栽培する家族経営の農園です。

ユリ栽培を始めて6年目の栗田佳典さんにお話を伺いました。
「こちら1棟のハウスだけで、7種類のユリを栽培しています。今咲かせているのは9月に植えたもので、一つ一つ球根を手植えしたものが、やっとここまでになりました。」

早速ハウス内を拝見させていただくと、わぁ、立派なつぼみがい~っぱい♪ ユリはつぼみの状態で出荷するのが基本とのこと、2~3日後に咲くタイミングで出すそうです。

ありがたいことに、取材日に合わせて、いくつかの花を咲かせてくださっていました。代表的な白いユリ以外にも、ピンクに紅色や黄色のもの、一重に八重に、八重も重なり方が異なっていたりと、こんなにも多種多様な品種があるなんて驚きです!

「ユリは品種が豊富で、しかも次々と新しいものが出てくるので飽きることがないですよ♪」とおっしゃる栗田さん。
最近は八重咲きのユリが人気で、栗田農園では1/3が八重咲きの品種だそうです。
今の季節のメイン品種は白い八重咲きの『アイシャ』だそうで、大きめの豪華な花姿でお客さんからの人気が高いそうです。

栗田さん個人のイチオシは?
「白地に赤の斑入り模様がかわいくて、ちょっとフルーティーな香りがとっても良い『ニンフ』という品種が好きです。『香りの妖精』という意味で、『ニンフ』と名付けられたそうです。」
なんだかロマンチック!この日には見られなかったのですが、ぜひ拝見してみたいですね。

新規就農の栗田さん。どうしてユリの栽培を?
「もともと花が好きだったこともありますが、球根は植えれば花が咲くだろう、と。
それはそうなんですが、商品として成り立つにはそう簡単にはいかなくて。特に難しいのが、茎の長さ、花の付き方などバランス良く美しく仕立てることです。
肥料や水を与えるタイミング、温度管理や陽の当たり具合など、細かい調節をしながら栽培しています。」

ユリの連作障害を防ぐため、土を休ませたり、野菜を植える期間を設けたりしながら栽培されているそうです。
何気なく見ているユリの花ですが、色々と細かい配慮をもって作られているのですね。

今後もユリを中心に栽培を?
「ここ数年、特に夏場は暑すぎて、ユリの生育環境としては厳しいようにも思えます。今後は様々な気候に対応できる品種とお客様のニーズに合った品種の選定をしていきたいと思います。」

穏やかな笑顔の中に、秘められた情熱が伝わってくる栗田さん。
ユリは毎日切らないといけない上に通年栽培なので、用事があるとき以外はほとんどお休み無し、日々ユリと向き合う生活だそうです。

栗田農園のユリは、つぼみが全部咲く、花持ちが良いと評判です。1本でも主役級の大輪の花を咲かせるその舞台裏には、惜しみない愛情と手間がありました。感謝して、大切に楽しませていただきたいものですね。