営業時間

営業時間

専門店(S館・新館)10:00~20:00
専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00

※オーケーは8:30~21:30 ※こととやは10:00~21:00 ※成城石井は10:00~23:00(日祝は10:00~22:00)
専門店レストラン 11:00~22:00
※一部、上記営業時間と異なる店舗がございます。
※ラストオーダーは各店にお問い合わせください。

本館 高島屋:午前10時30分~午後7時30分
S館3階 高島屋 化粧品・ファッション:午前10時~午後8時
S館6階 高島屋 ベビー・こども服:午前10時~午後7時30分  

※一部営業時間の異なる売場がございます。

カシまっぷ

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ちょっと素敵なジモトスポット
松戸市立博物館

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2022年11月18日(金)UP

ステモのある柏駅から電車と徒歩で約30分、緑豊かな自然を残した総合公園「21世紀の森と広場」の中にある『松戸市立博物館(松戸市千駄堀671)』を訪れました。

まずは博物館屋外の『縄文の森』へ。落ち葉を踏みしめながら進むと、ありました!!竪穴住居(復元)です。想像していたよりかなり大きく、内部は深く、はしごで数段降りるほど。しかも内部では火が焚かれています!

学芸員の藤原さんにご案内いただきました。
「松戸では多くの縄文遺跡が発見されています。こちらでは縄文時代の竪穴住居を3棟復元しました。
通常、竪穴住居の柱や屋根は腐って残りません。実際に遺跡で見つかるのは床や柱穴だけです。そこで残された穴の大きさや配置などから、天井部分を復元しています。
近年の研究では屋根に土をかぶせた可能性も指摘されていますが、こちらの屋根はかやぶきで、松戸市内に1人しかおられないかやぶき職人さんにお願いしています。」

普段は竪穴住居3棟の内の1棟を開放。内部も自由に見学でき、火を焚いている場合もあります。運が良ければ、竪穴住居の中で暖を取ることができるかもしれませんよ♪

この夏には子ども向けに竪穴住居に泊まる体験イベントも実施されたそうです。面白いですね。

竪穴住居の感動を胸に、続いては松戸の歴史がギュギュっと詰まった常設展示へ!

入口近くでは旧石器時代の人々の生活の一面を再現。鬱蒼とした森の中から動物たちの鳴き声や石器づくりの音が聞こえてきます。

時代が進み、縄文時代に入ると狩猟、採集、加えて漁撈(ぎょろう)を行うようになり、河川や海の資源を積極的に利用し始めます。当時は松戸にも海が入り込み、縄文時代後期以降に作られたとみられる大きな『丸木舟』が出土しています。
「アルカリ土壌となる貝塚や水分の多い泥炭層などからは、通常だと腐りやすいものも原形を保ち出土することがあります。」と藤原さん。考古学のロマンですね。

『稲作社会が誕生した』弥生時代を経て、奈良平安時代は『下総国の始まり』の時代。当時の役人の身分を示すベルトの飾り『銙帯(かたい)金具』が展示されています。

平安時代の終わり~戦国時代は『武士と民衆の時代』、そして江戸時代は『町場と村』が形成された時代であり、幕府の馬の放牧場、小金牧では大規模な将軍家の狩り『御鹿狩(おししがり)』も行われました。

そして、明治時代以降は都市化へ歩みを進め、昭和30年代からは農村から今のような町に急速に変わり、その先駆けとなったのが『常盤平団地』です。博物館内に2DKの団地の外観、内観をリアルに再現。家電製品を揃えた洋風の新しい生活スタイルが細部まで作り込まれており、わぁー、懐かしい!!まさに『エモい』です!!

そのほか、小金にあった虚無僧寺一月寺や、現在栽培されている梨のほとんどがその子孫だという『二十世紀梨』の原木の展示など、松戸ならではの展示が多面的に展開されています。

プレイルームでは縄文時代の布であるアンギン(編布)の製作体験や糸紡ぎ見学のほか、小さいお子様にはパズルや塗り絵など、年齢を問わず、いつでも楽しい体験ができます。(16時まで)

どこを拝見しても『見て・触れて・体全体で感じる感動体験型』の展示がいっぱい。 旧石器・縄文時代から団地の誕生まで3万年の旅を楽しませていただける、素敵な博物館でした。

info

松戸市立博物館
所在地
松戸市千駄堀671