営業時間
専門店(S館・新館)10:00~20:00
専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00
※オーケーは8:30~21:30 ※こととやは10:00~21:00 ※成城石井は10:00~23:00(日祝は10:00~22:00)
専門店レストラン 11:00~22:00
※一部、上記営業時間と異なる店舗がございます。
※ラストオーダーは各店にお問い合わせください。
本館 高島屋:午前10時30分~午後7時30分
S館3階 高島屋 化粧品・ファッション:午前10時~午後8時
S館6階 高島屋 ベビー・こども服:午前10時~午後7時30分
※一部営業時間の異なる売場がございます。
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秋を代表するフルーツといえば、そう「柿」ですね。
日本で最も古くから利用されてきた果物で、その歴史は奈良時代までさかのぼります。日本語の「カキ」という言葉がそのまま学名にもなるなど(学名はDiospyros kaki)、実に日本らしい果実といえるでしょう。
ステモのある柏駅から車で20分ちょっと、流山街道沿いにある富右衛門ファームさんの柿畑にお邪魔しました。
富右衛門ファームさんは、この地で代々農業を営まれてきました。現園主、大作和平さんは中学・高校の数学教師として勤務されていましたが、お父様の病気をきっかけに農業を継いで12年目。今は、午前中は農業を、夕方からは塾や予備校で数学を教えるといった、2足のわらじを履かれています。
「現在、我が家では20数種の野菜と柿、キウイの栽培をしています。主にスーパーや直売所に出していますが、まだまだ農業は色々な方に教えてもらいながらです。中には柿にとても詳しいお客様もいらして、栽培方法まで指南してくださるんですよ。」
富右衛門ファームさんでは、現在約40本の柿の木を管理。
栽培品種は
丸みを帯びた形で甘さたっぷり、ジューシーな「富有柿」、
四角くくぼみのある形でコリコリとした食感と上品な甘さの「次郎柿」、
文字通り筆のような形でコクのある甘さの「筆柿」、
大ぶりでとても甘みの強い「太秋」
の4品種を栽培されています。
※「太秋」は既に収穫が終わり、今回の取材では拝見できませんでした。
食べ頃に熟したものから既に収穫が始まっていますが、柿の葉が紅葉して、葉が落ちた頃、11月から2月初めくらいまでが本格的な収穫時期。
ひとつひとつ実の色づきを確認しながら収穫されるそうです。採り時の色を見極めるのは、ベテランのお母様にとってもなかなか難しい作業だとか。プロの感覚が光るとき、なのですね。
午後になると、どの柿の実も陽の具合で赤く見えてしまうので、「収穫は午前中に」が富右衛門ファームの流儀だそうです。
カラスを始めとする鳥対策も、柿栽培の悩みどころ。防鳥糸を張りながら、あれやこれや、知恵比べです。
「農業も数学も、自分で考えて生み出す点が面白いですね。数学で法則性を見つける楽しさは、農業に通じるところもあるんですよ。」と大作さん。
歴史あるこの地で、ご先祖様から受け継いだ農地を守っていらっしゃいますが、穏やかな風景が広がるこの里山にも時代の波はヒタヒタと迫っているそうで。うーん、考えさせられてしまいました。
柿には栄養成分のカロテンやビタミンCが豊富に含まれています。
段々寒さが増してくるこの時期ですが、地元の美味しい柿をいただいて、これからも元気に過ごしてまいりましょう。
取材・撮影協力 富右衛門ファーム(流山市小屋20)
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