営業時間

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専門店(S館・新館)10:00~20:00
専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00

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本館・S館 (高島屋)
午前10時30分~午後7時30分

カシまっぷ

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今が旬のジモト野菜 落花生おおまさり

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2022年10月3日(月)UP

千葉県を代表する農産物のひとつ、落花生。
その中でも近年人気急上昇なのが、千葉県による品種改良で2007年(平成19年)に誕生した「おおまさり」です。
1,700を超える系統の中から、14年間にわたる選抜を経て生まれた新品種で、これまでの落花生よりも「大きくて、味が勝る」という意味で「おおまさり」と名付けられたそうです。

その名の通り、一般的な品種の約2倍もある大きさはインパクト大!実はやわらかく、茹で落花生に向いており、従来の品種よりも甘みがあって美味しいと大好評なんです。

ステモのある柏駅から車で約10分、柏市松ヶ崎にある庄兵衛ファームさんでも、今がまさに旬、出荷シーズンを迎えています。

畑にお邪魔すると、青々とした葉っぱが一面に。黄色くかわいい花が見られますが、実は一体どこにあるのでしょう?
落花生は花が受粉して枯れると、花の付け根にある子房柄が長く伸び始め、なんと!地中にもぐっていき、地中でサヤがついて実が熟すのです。それで「落花生」というのですね。

茹で落花生が食べたくて、おおまさりを作り始めたという庄兵衛ファームの長妻紀子さんにお話を伺いました。

「ほら、根粒がしっかり付いているでしょう。空気中の窒素を栄養分に変えてくれる根粒菌がいっぱい付いている証拠。今年の出来は上々です」

おおまさりの栽培で大変なことを伺うと、
「うーん、やっぱり、動物対策かなぁ。畑に苗を定植すると、植えた途端にムクドリたちがやって来ます。防鳥ネットをしっかり張っても隙間から入り込むし、なかなか厄介なんですよ。収穫期になると、今度はモグラやタヌキとの戦いですね。」

それでも、好きな音楽を聴きながらの作業は楽しくて、株を掘り起こして実が出てくる瞬間は、もうサイコー!とのこと。

長妻さんおすすめの茹で方は、2.5%の塩水で水から茹でで、煮立ってから15分加熱した後、火を止めて余熱で30分。
茹で上がったおおまさりを割ってみると、殻のなかにはぎっしりと大粒の実が!
試食させていただくと、落花生の豊かな香りと甘さが口の中いっぱいに広がって、これはもう止まりません。

生落花生は水分を多く含んでいるのであまり日持ちせず、一般的な流通ルートには乗りにくく、主に直売所などで扱われています。
購入したその日のうちに茹でて、冷蔵もしくは冷凍保存するのがおすすめ。

収穫時期は9月後半から10月いっぱいくらいまで。赤とんぼの飛ぶ、今の時期だけに登場するジモトのごちそう。季節の味をどうぞお楽しみくださいね。

取材・撮影協力 庄兵衛ファーム(柏市松ヶ崎)