営業時間

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専門店(S館・新館)10:00~20:00
専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00

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高島屋(本館・S館)
午前10時30分~午後7時30分

カシまっぷ

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ちょっと素敵なジモトスポット
神明社

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2022年9月16日(金)UP

ステモのある柏駅から車で約20分、国道16号線大島田交差点を県道8号線(通称 船取線)船橋方面に曲がって程なく、左手にこんもりと小高い森が見えてきます。こちらが、塚崎地区の鎮守であり、旧沼南を代表する由緒ある神社「神明社(しんめいしゃ)」です(柏市塚崎1460)。

神明社の創建については古記録が無く明らかではありませんが、南北朝時代の「神鳳鈔」に記載が見られます。天正19年(1591)には徳川幕府から朱印地10石を授けられ所領を安堵、幕末まで維持されました。

御祭神は、天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)(大神宮)、應神天皇(おうじんてんのう)(八幡社)、武甕槌神(たけみかづちのかみ)(春日社)。 かつてこの地に置かれた伊勢神宮領である相馬御厨(そうまみくりや)との関係が極めて密接だったことからもわかるように、社殿は伊勢神宮の方向に向いています。

勾配のある正面の石段を登ると、本多正珍(まさとし)が宝暦7年(1757年)に奉納した石鳥居(市指定文化財)が建っています。
拝殿の正面を避けて作られた参道を進むと、古雅な拝殿、神楽殿等の建物が多くの巨木に囲まれて立ち並び、まさに幽邃森厳。何とすがすがしく、立派な佇まいでしょう!

拝殿の奥には玉垣がめぐらされ、享保18年(1733年)に建立された本殿が三社神明造りで並び、古雅な造りを見せてくれます。

広大な敷地(約3,000坪)の境内には、寛文9年(1669年)に氏子衆により奉納された市内最古の手洗鉢(市指定文化財)をはじめ、幾多の石遺物や末社石祠が祀られ、本殿奥の森全域は「沼南の森」として親しまれています。

神明社禰宜の守さんにお話を伺いました。
「神明社は古い歴史を持ち、家内安全、五穀豊穣などを願う地元の方々の信仰を集め、維持されてきた神社です。末社石祠を含めると、20を超える神様がいらっしゃいます。」

毎年10月17日には例祭が斎行されます。
コロナ前までは50人~100人の氏子衆の手作業で、表参道石垣の下に全長17m、幅1.8mの壮大な二流の幡を立てたそうで、その印象的な風景を覚えている方も多いでしょう。
また、境内の神楽殿では一二座神楽(柏市指定文化財)が奉納されます。古代神話を元に12の舞曲から成り立つ荘重な歌舞で、氏子を中心とする有志によって大切に継承されています。前述の手洗鉢に彫られた銘文から、江戸末期には既に奉納されていたことがわかります。

「伝統行事の後継者不足は悩ましいところですが、お陰様で神明社の十二神楽には学校の協力も有り、新しいメンバーが加入してくれました。今後、行事の斎行には氏子さんに限らず門戸を開く時代になっていくかもしれませんね。」と守さん。

正面石段の右脇には湧き水をたたえた弁天池があり、弁財天が鎮座しておられます。「かしわ七福神」の1つともなっているそうですよ。

神明社の眼下には大津川のゆったりした流れと、相馬郡最大級の谷津田といわれた広々とした田んぼが広がっています。
その昔、ここで採れたお米が伊勢神宮に奉納されていたんだなぁ、と神明社をめぐる歴史に思いを馳せるひととき。いつまでもこの景色を眺めていたい、そんな穏やかな気持ちにしてくれる素敵なジモトスポットでした。

info

神明社
所在地
千葉県柏市塚崎1460
HP
https://www.shinmeisya.net/