営業時間

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専門店(S館・新館)10:00~20:00
専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00

※成城石井は22:00 ※こととやは21:00
専門店レストラン 11:00~22:00
※一部、上記営業時間と異なる店舗がございます。
※ラストオーダーは各店にお問い合わせください。

本館・S館 (高島屋)
午前10時30分~午後7時30分

カシまっぷ

ステモの公式SNSで紹介している"柏周辺のジモトスポット"を、まとめてご覧ください♪

今が旬のジモト野菜 葉ショウガ

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2022年7月14日(木)UP

蒸し暑い夏、食欲が落ち気味の方もいらっしゃるかも知れませんね。
そんな時期に嬉しいのが、爽やかな香りと瑞々しく軽やかな辛さが美味しい野菜「葉ショウガ」です。

ショウガには掘り出してから寝かせた「根ショウガ」、掘りたての「新ショウガ」がありますが、「葉ショウガ」とは新ショウガが小指くらいのサイズになったときに葉をつけたまま出荷されるもので、柏では6月~9月頃に掛けて出荷されます。

柏は江戸時代から葉ショウガの生産が盛んだった地。
柏市五條谷の農園葵屋さんでは落合さんご一家を中心に、ハウス7棟と露地合せて1㏊の畑で葉ショウガを栽培、主に市場に出荷されています。

作業場にお邪魔すると、わぁー、葉ショウガがいっぱい!!爽やかな香りに満たされて、気分がスッキリします!

「そうですね、葉ショウガを1本抜くと100m先からも判る、と言われるくらいですから(笑)葉ショウガに乾燥は禁物!収穫してから出荷まで、洗ったり何度も何度も水を掛けたりと、大量に水を使います。お陰で、暑い夏でも作業場はひんやり涼しいですよ♪」と落合さん。

農園葵屋さんではお父さんの代から葉ショウガ作りを始め、40年近くなるそうです。以前は連作障害や病害虫に悩まされたとのことですが、土壌消毒に薬剤ではなく米ぬかと糖蜜を使い、発酵の熱で消毒することで改善。鮮度が落ちやすい葉ショウガですが、収穫後数日間は鮮やかな光沢を放つようになり、「落合さんの葉ショウガは棚持ちする」と直売所や量販店からも好評だそうです。

収穫シーズンは、一家総出で大忙し。毎朝暑くなる前に収穫した後、余計な葉や根を手作業で取り除き、束ねて、洗ってと、出荷するまでの作業が山盛りです!

「葉ショウガに暑過ぎ、水不足は大敵で、1~2日暑い日が続くと葉が白くなるなど、一気にダメージを受けてしまいます。耕作面積も多く必要ですし、病気にならないようきめ細かな管理が必要な手間のかかる野菜ですが、畑の中でどんどん育って増えていく様子を見るのは楽しいものです。」

葉ショウガの可食部は、カリウム、カルシウム、葉酸、ビタミンCなどを多く含み、これらの栄養は、根ショウガよりも多く含まれているそうですよ。

何と言っても鮮度が命の葉ショウガ!今年も出来は上々とのこと、地元の採れたて野菜を上手に取り入れて、元気に夏を過ごしたいですね。

取材・撮影協力 農園葵屋(柏市五條谷)