営業時間
専門店(S館・新館)10:00~20:00
専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00
※オーケーは8:30~21:30 ※こととやは10:00~21:00 ※成城石井は10:00~23:00(日祝は10:00~22:00)
専門店レストラン 11:00~22:00
※一部、上記営業時間と異なる店舗がございます。
※ラストオーダーは各店にお問い合わせください。
本館 高島屋:午前10時30分~午後7時30分
S館3階 高島屋 化粧品・ファッション:午前10時~午後8時
S館6階 高島屋 ベビー・こども服:午前10時~午後7時30分
※一部営業時間の異なる売場がございます。
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ステモのある柏駅から電車で2駅、北小金駅から歩いて6分の東漸寺(松戸市小金359-1)に紅葉狩りに出かけました。
佛法山東漸寺は540年の歴史を持つ浄土宗のお寺です。
1481年経誉愚底運公上人により根木内に開創され、その約60年後に現在の小金の地に移転し、当時小金の城主であった高城氏の庇護のもと伽藍が整備されました。
徳川家康が東漸寺住職了学上人から受戒を授かったことから徳川幕府との縁も深く、徳川家と同じ葵の紋が使われています。
徳川家が帰依した浄土宗のお寺では葵の紋がついたお寺が多いそうですが、どのお寺でも、というわけにはいかず、幕府の紋所許可書がある寺しか葵の紋をつけることができなかったようです。東漸寺でも内陣、位牌等の紋所許可書が現存しています。
また、東漸寺は江戸初期には関東十八檀林(仏教の学問所、今で言う大学に相当します)の1つとされ、了学上人の頃には300人を超える多くの学徒で賑わいました。
檀林となった東漸寺は15,000坪もの広大な境内、多くの建物を擁し、はるか江戸川あたりまで東漸寺の寺有田だったそうです。
東漸寺を中心に、水戸街道の宿場町・小金宿は形成されたのです。
明治の廃仏毀釈、戦後の農地改革などで往時の規模は失われましたが、鳥がさえずり、サワサワと巨木の葉が揺れる中で、隣接する幼稚園や小金小学校(学寮の跡地に建てられたそうです)のお子さん方の元気な声が響く穏やかな境内の様子となっています。
59代目住職であられる鈴木悦朗さんにお話を伺いました。
「元々東漸寺の境内には、お寺の建築資材として使うため、杉や檜などが多く植えられていました。時代が変わり建築資材はトラックで遠方より運ばれるようになり、杉の花粉は花粉症で嫌われるようになりました。
年月を経てそれらの木が朽ちてきたこともあり、35年前から朽ちた杉を伐採し、10年かけて1年に30本ずつモミジを植え始め、今では280本ほどになっています。
私の好きな言葉に「一年先をよくしようと思えば花を植えよ。五年先をよくしようと思えば穀物を植えよ、十年先をよくしようと思えば木を植えよ、百年先をよくしようと思えば人を育てよ」ということばがあります。まさにその通りだなぁ、としみじみ思います。
子どもを育てるのも、モミジを育てるのも似ています。
京都の紅葉はナンバー1であっても、東漸寺の紅葉はオンリー1であればいい。今、こうして多くの方々に喜んで頂けて、とても嬉しいことです。」
小金のまちづくりにも色々と深く関わっていらっしゃるご住職。
中でも長年続けられている「わくわく探検隊」は、こどもの目線で地元を再発見するもので、千葉教育大賞をも受賞されたとのことです。
関東十八壇林の精神が今も息づいている東漸寺は、壮大な歴史を内に秘め、現代に生きる、そんな素敵なスポットでした。
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