営業時間

営業時間

専門店(S館・新館)10:00~20:00
専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00

※オーケーは8:30~21:30 ※こととやは10:00~21:00 ※成城石井は10:00~23:00(日祝は10:00~22:00)
専門店レストラン 11:00~22:00
※一部、上記営業時間と異なる店舗がございます。
※ラストオーダーは各店にお問い合わせください。

本館 高島屋:午前10時30分~午後7時30分
S館3階 高島屋 化粧品・ファッション:午前10時~午後8時
S館6階 高島屋 ベビー・こども服:午前10時~午後7時30分  

※一部営業時間の異なる売場がございます。

カシまっぷ

ステモの公式SNSで紹介している"柏周辺のジモトスポット"を、まとめてご覧ください♪

今が旬のジモトフルーツ レモン

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2021年11月26日(金)UP

東葛エリアでレモン?そうなんです! ステモのある柏駅から電車で10分足らず、新松戸にある鵜殿シトラスファームさんでは、ほぼ北限にあたるこの地でレモン栽培に挑まれています。

園主の鵜殿敏弘さんは代々の農家さん。蘭やブロッコリー、そら豆、トマトなどを栽培されていましたが、花卉は価格が安定せず、野菜は連作障害に悩まされるで、他の作物への転換を模索されていました。
そんな折り、たまたま敏弘さんの弟の芳行さんが経営していた花屋で売れ残った3本のレモンの木を畑に植えてみたところ、実がなり、松戸でもレモンが育つことを知ったため、この辺りではまだ誰も栽培をしていないレモン栽培をやろう!と決断されたそうです。

本来は温暖な気候を好むレモン。松戸の気候に合う品種は何か、様々な品種を試した結果、一番良く育ったマイヤーレモンを中心に、約10年前から本格的にレモン栽培を始められました。
試行錯誤の末、今では5ヶ所の畑にレモンだけで400本、ライムやみかん、ブラッドオレンジ、ベルガモットなどの柑橘類も含めると500~600本の果樹をご家族で栽培管理されています。当初は販売先を探すのも苦労されたそうですが、今では引く手あまたの人気レモンとなりました♪

レモンの収穫作業に同行させていただきました。
この日の畑は、山林だった場所を切り開いた、住宅地にある急斜面!!しかも、レモンの枝には立派な棘がいっぱいです!わわっ、一体どこをどう歩いたら良いのやら・・転がり落ちないように、へっぴり腰の取材陣を尻目に、鵜殿さんご家族での収穫作業はサクサク進みます。高枝ばさみで1つ1つ収穫してから、余計な枝葉を切り落とし、1時間弱の作業で3個のコンテナがいっぱいになりました。

「レモンは寒さと風に弱いので、わざと枝をいっぱいに伸ばして密にして栽培しています。」と鵜殿さん。レモン畑が住宅街にあること、それが暖かさにつながり生育の好条件となってもいるそうですが、ちょっとした土地の高低差や住宅の間から吹き込む風の影響などで木が枯れてしまうことも珍しくないとか。まだまだ模索しながらの日々です。

鵜殿さんのマイヤーレモンは9月下旬頃より収穫が始まり、最初はグリーン、11月中旬頃から段々と黄色くなります。もともと一般的なレモンより酸味が少なく、まろやかで甘い品種ですが、黄色く熟すとより甘みが出てくるとのこと。収穫時期の違いによる味わいを楽しむのも良いですね♪

「畑が住宅街にあるので、無農薬・低農薬で栽培しています。勿論ワックスも防かび剤も不使用ですので、皮まで召し上がっていただけます。採れたてレモンは実がとてもしっかりしているので、スライサーで皮ごと薄くスライスしてサラダに入れても美味しいですよ。」とは息子さんからのおススメ♪炭酸水にレモンを搾っただけでも、驚きの美味しさ!鵜殿家ではもっぱらジンにレモンで、毎晩楽しまれているそうですよ。

採れたてならではの爽やかな酸味と甘み、フレッシュな香りが楽しめるのも畑が近くにあるからこそ。貴重な地元のレモン、これからも応援していきたいですね!

取材・撮影協力 鵜殿シトラスファーム(松戸市新松戸6-16)