営業時間

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専門店(S館・新館) 10:00~20:00
専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00

※成城石井、トモズは22:00
専門店レストラン 11:00~20:00
※ラストオーダーは各店にお問い合わせください。

高島屋(本館・S館)
午前10時30分~午後7時30分

カシまっぷ

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ちょっと素敵なジモトスポット 杉村楚人冠記念館

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2021年1月8日(金)UP

ステモのある柏駅から2駅、我孫子駅から徒歩約9分の『杉村楚人冠記念館(我孫子市緑2-5-5)』。前回に引き続き、今回は建物を中心にご紹介します。

杉村楚人冠(本名・広太郎)は、明治末期から昭和前期の東京朝日新聞で活躍したジャーナリスト。
風光明媚なこの地を愛し、関東大震災で二人の子どもを失ったことを機に別荘として使っていた我孫子に一家で転居、昭和20年に亡くなるまでここで過ごされました。母屋の他に、母とみが主に使っていたという『澤の家』、離れの茶室、蔵などが残っています。

母屋は建築家下田菊太郎氏設計によるもので、その後、楚人冠が好みに応じて手を加えていきました。

玄関脇にあるサロン(応接室)には寄木造の床、二段窓やマントルピースなどなど、まさに大正ロマンを感じさせるインテリアの数々が!! 当時の印刷技術を伝える稀少な資料『紙型』も展示されています♪
楚人冠にとってマントルピースは自慢の一つだったようで、客人を家へ招くと必ず最初にサロンへ入れていたとか。普段は家族との団らんの場にもなっていたそうです!
サロン南側、コンクリートのベランダは、昭和4年にサンルームとして改築され今に至っています。お天気の良い日は真冬でも明るい陽差しが溢れ、ポカポカです。

仕事場としていた書斎には、便せんなどに『The Heaven(安息の地) Abiko. Chiba-ken』と押したという刻印機や蓄音機が。机の上には資料や文房具、郵便類に原稿類などが「傲然と山岳のやうに」置かれていたそうで、お人柄が偲ばれますね。

母屋の各部屋にはタンスや書架などの大型家具類がありますが、関東大震災の被災経験が影響しているのでしょう、それらは耐震性を強化した『作り付け』になっています。

楚人冠は自らを『つむじ曲がり』な性格と認めていたようですが、美しい郊外の住宅地、観光地としての我孫子の発展に尽力し、我孫子の人々と親しく交わり、慕われたそうです。
ジャーナリストとして新聞の近代化に貢献する一方、エッセイスト、コラムニストとしても人気を博しました。大正13年1月から昭和11年12月まで続いたアサヒグラフ「連載随筆『湖畔吟』シリーズ」には、しばしば我孫子での暮らしぶりが登場し、当時は今以上に我孫子・手賀沼の名が全国に知られていたそうです。

市制施行50周年を記念した「我孫子を知る1年」の一環として、「随筆に書かれた我孫子のむかし」という企画展が、母屋内で開かれています(令和3年1月11日(月・祝)まで) 歴史書に登場しない、名前が残らない人々の暮らしぶりを楚人冠が残した随筆と民具から紐解き、知ることが出来ます。

我孫子を愛した在りし日の楚人冠を想い、『まちおこし』への想いを知る、そんな静かなひととき。今を生きる私たちにも語りかけてくるような、とても素敵な記念館でした!

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