営業時間
専門店(S館・新館)10:00~20:00 専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00 ※成城石井、トモズは22:00 専門店レストラン 11:00~20:00 ※ラストオーダーは各店にお問い合わせください。
高島屋(本館・S館)
午前10時30分~午後7時30分
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わぁ、ハウスの中にたわわに実っているのは…まさか…みかん?! 今回はあけぼの山農業公園入り口からすぐ近く、『成島みかん園(柏市布施2038-4)』をご紹介します!
表通りに面して並ぶハウスの窓から、さわやかなオレンジ色の実が見えます。柏にみかん直売所、しかもみかん狩りまで出来るとは!
早速、園主の成島孝さんにお話を伺いました。
「東葛エリアでみかん園を経営しているのは、おそらく私だけだと思います。みかん栽培は皆さまへの恩返しの気持ちで始めました。遠くまで行かなくても、お子さん方にみかん狩りを楽しんでもらえたらいいなぁ、と。」
高齢化が進み、都市に近い柏での農業。
そのような場所での農家の在りかたとしても貢献したいと仰る成島さん。長年、柏市議として様々な課題に取り組まれてきた成島さんならではの視点が伺えます。
もともと農業をされていた成島さんですが、みかん栽培は1からのスタート。実はご苦労の連続だったそうです。みかん栽培の北限は筑波山中腹あたりと言われているそうで、年を越した頃には実が凍り、スカスカになってしまったことも。
年内に収穫できる品種に選び直し、枝の剪定方法、夏の乾燥や害虫対策等々、数々の失敗や経験から学び、10年かけてやっとみかんづくりを覚えていらしたそうです。
成島みかん園さんでは、現在、温州みかんの代表品種『宮川早生』の他、まるで柿のように赤い橙色をした甘くて酸味の少ない『みはや』が栽培されています。
今年のお天気も決して恵まれた条件ではありませんでしたが、ハウスの屋根を取り除くなどして工夫を重ねた結果、実の数は少ないけれど、果汁たっぷりな大玉の実が生りました!
みかん狩りでは、様々な熟し度合いのみかんを採る事が出来ます。
甘いみかん、ちょっと酸っぱめのみかん、緑が美しい木々の間を巡ってお好みのみかんを探すのはまるで宝探しのようです。
みかんの木は低木なので、小さいお子さんでも手が届くのはうれしいところ。枝を傷つけないようにハサミを使って、実の近くをチョキンと切ったら収穫です。
「新しい苗木を植えても、3年経たないと実が付きません。
栽培が安定して、軌道に乗るには10年~15年かかるという気の長い話ですが、春に花が咲いて、実がついて、それがだんだんと大きくなっていくのを見るのは本当に楽しいものです。来年こそはもっといいみかんを、と思って栽培していると、どんどん長生き出来そうですよ(笑)」と優しい笑顔でお話しくださいました。
成島さんの温かな思いが詰まったピカピカのみかんたち。
ビタミンたっぷりの新鮮なフルーツで、寒い季節も元気に過ごしたいですね♪
2021.02.26UP
vol.68
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