営業時間

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専門店(S館・新館) 10:00~20:00
専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00

※成城石井、トモズは22:00
専門店レストラン 11:00~22:00
※ラストオーダーは各店にお問い合わせください。

※時間を短縮して営業しております。

高島屋(本館・S館)
午前10時30分~午後7時30分

カシまっぷ

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ちょっと素敵なジモトスポット  旧取手宿本陣染野家住宅

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2020年9月30日(水)UP

見過ごしてしまいそうな細い道を表通りから入ると…桟瓦葺(さんがわらふき)の立派な薬医門が!
その先には、大名行列や旅人が街道を行き交った江戸時代を偲ばせる世界が広がっていました!

今回はステモから車で約30分、取手市取手に残る『旧取手宿本陣染野家住宅』(茨城県指定有形文化財・取手市指定史跡)をご紹介します。

水戸街道は千住と水戸を結び、取手は千住から数えて6番目の宿場でした。
江戸時代、参勤交代の制度により、大名は江戸と国元の間を往復しましたが、その道中で宿泊や休憩に利用した家が『本陣』です。

当時、利根川に橋は無く、人も物資も渡し船で川を渡っていました。
歴代の水戸藩主をはじめ多くの大名や武士たちはお昼頃に利根川を渡るように日程を組み、取手や我孫子の本陣で昼食を取ったり、渡りの前後に隊列を組み直す為の時間調整や休憩・宿泊に利用しました。 利根川の渡船場は3カ所あり、身分の高い方ほど上流にある渡し場を使ったそうです。

本陣はその土地の名主など有力者の家を使い、代々取手宿の名主である染野家は貞享4年(1687)に水戸徳川家より本陣を命ぜられました。

寛政7年(1795)建築の主屋(しゅおく)の他、江戸時代の建物として土蔵と表門が今も残っています。
主屋は武士が本陣として使用した部屋と、そこに居住する人びとが日常生活を営んでいた部屋とに分かれており、身分の違いによる造りの違いなど、当時の社会の有り様が伺えます!

まず、見る者を圧倒するのは、式台玄関の上の屋根でしょう。堂々とした入母屋破風(いりもやはふ)となっていて、本陣の格式と風格を保っています。

本陣正面の板敷の部分を式台と言い、駕籠(かご)に乗ってきた大名など身分の高い武士は、式台に駕籠を横付けして地面に降りることなく建物に入りました。

また、謁見などにも使用された上段の間は一段高く作られ、床の間は最も高い格式の造りとなっています。
三の間から見る上段の間は遠近法の効果で、より遠く、奥行きがあるように見えます。

一方、民家部分は鴨居や漆喰など武家部分と異なる造りになっています。
天井が貼られていない『どま』からは、梁丸太が3段に組み上げられ、3本の大黒柱で屋根の重みを支えているのを見ることが出来ます。猛暑の夏でも、とても涼しく過ごせます。

他にも、明治初期に郵便局として使われた窓口跡が残っており、郵便創業期の姿を今に伝える大変貴重なものです!

1987年、染野家から主屋・土蔵・表門・徳川斉昭の歌碑が取手市に寄贈され、9年の歳月をかけて解体・半解体修理工事が施されて1997年の一般公開を迎えました。
水戸街道に現存する本陣建築は3カ所、かつ、無料で公開されているのはこちらだけです。貴重な文化財、これからも大切にしていきたいですね。

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