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北川 健次 展 逆さ文字×吊りさげられたブレヒトの七月の感情

「直線で分割された聖セバスチャンの肖像」 ミクストメディア
■10月15日(水)~11月3日(月・祝)
■本館6階 美術画廊 X
このたび日本橋高島屋 美術画廊Xでは「北川健次展 逆さ文字×吊り下げられたブレヒトの七月の感情」を開催いたします。
北川健次氏は版画・写真・オブジェ・詩・美術評論など幅広い表現活動で多方面から高い評価を得ている作家です。
虚像と実像の狭間から「引用」という方法論により紡ぎだされる極めて独自の表現世界は「視覚化された詩」ともいうべき深い詩情性をたたえ、観るものを耽美で官能的な幻視世界へと誘います。これまで北川氏は作品を「観者の内面に働きかけ、記憶や想像力を喚起する装置」として捉える思想を持ち、これが創作全体を貫く理念となっています。
本展は北川氏が想念する異化効果とも言うべき「認識の相対性」と、作家に強く纏わりつく脅迫観念としての垂直への観念を血肉化したかのようなオブジェを展観いたします。視覚表現における水平が無限・停滞・死をめぐる哲学的メタファーとするならば、垂直は時間や存在の軸を示す哲学的メタファーと言え、天と地、人間と超越をつなぐ象徴と言えそうです。
水平と垂直。逆さ文字により意味の喪失と記号化や新たな形態の美の発掘など、対立するものが同時に世界を成り立たせていることをオブジェを媒介に象徴化し、存在の一義性という観念を自己の存在へ沈潜させた作品を一堂に展観いたします。
北川健次氏は版画・写真・オブジェ・詩・美術評論など幅広い表現活動で多方面から高い評価を得ている作家です。
虚像と実像の狭間から「引用」という方法論により紡ぎだされる極めて独自の表現世界は「視覚化された詩」ともいうべき深い詩情性をたたえ、観るものを耽美で官能的な幻視世界へと誘います。これまで北川氏は作品を「観者の内面に働きかけ、記憶や想像力を喚起する装置」として捉える思想を持ち、これが創作全体を貫く理念となっています。
本展は北川氏が想念する異化効果とも言うべき「認識の相対性」と、作家に強く纏わりつく脅迫観念としての垂直への観念を血肉化したかのようなオブジェを展観いたします。視覚表現における水平が無限・停滞・死をめぐる哲学的メタファーとするならば、垂直は時間や存在の軸を示す哲学的メタファーと言え、天と地、人間と超越をつなぐ象徴と言えそうです。
水平と垂直。逆さ文字により意味の喪失と記号化や新たな形態の美の発掘など、対立するものが同時に世界を成り立たせていることをオブジェを媒介に象徴化し、存在の一義性という観念を自己の存在へ沈潜させた作品を一堂に展観いたします。
お問い合わせ:本館6階 美術画廊(代表)03-3211-4111
※写真はイメージです。
※都合によりタイトル・会期・内容等が変更または中止となる場合がございます。