午前10時30分~午後7時30分
※一部、上記営業時間と異なるフロア・売場・ブランドがございます。
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「彩雲渡る宝船」H194.0 × W258.5cm ミクストメディア
■5月21日(水)~6月2日(月)
■本館6階 美術画廊
絹谷先生は1943年奈良県に生まれ、東京藝術大学大学院壁画科を修了された後、イタリアのヴェネチア・アカデミアでアフレスコ古典画法の研究に本格的に取り組まれました。帰国後の1974年には、当時史上最年少で「安井賞」を受賞されるなど早くから頭角を現し、その後も数々の展覧会に出品、受賞を重ね、名実ともに画壇の寵児となっていきます。アフレスコ画をベースとした、そのエネルギッシュで生命力豊かな色彩に溢れた作品は、時に深い愛と大きな希望を湛え、時に現代社会が抱える諸問題への示唆に富んだ表現で多くの人々を魅了し、先生は2001年日本藝術院会員に就任、2014年文化功労者に顕彰、2021年には文化勲章を受章されました。また長年母校の東京藝術大学の教授を務め、さらに自費で若手芸術家を顕彰する「絹谷幸二賞(後に絹谷幸二芸術賞)」を創設されるなど、次世代を担う作家の育成や支援を行うとともに、子供たちに文化芸術の素晴らしさや夢を持って生きることの大切さを伝える活動などにも、現在まで精力的に取り組んでおられます。
4月13日から「大阪・関西万博」がついにスタートしました。大阪梅田スカイビルには「絹谷幸二 天空美術館」があり、また2010年から15年まで大阪芸術大学教授を務めるなど、大阪にもご縁が深い絹谷先生。命の大切さや輝く明るい未来を謳う今回の万博のテーマは、先生の作品イメージとも重なるのではないでしょうか。
本展では、争いや分断の絶えないこの時代に向け、生命や愛を賛美する壮大なテーマの新作を中心に、代表的モチーフの富士、薔薇など、人類救済に祈りを捧げた、新しい時代への絹谷ワールドが華やかに展開いたします。
〇ギャラリートーク:5月24日(土)午後3時より
お問い合わせ:本館6階 美術画廊(代表)03-3211-4111
※写真はイメージです。
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