和と洋がとけあう寛ぎの空間で、牛肉ゴロゴロの本格カレー

凛と咲く椿の花をモチーフにした和レトロなステンドグラスに、木の柱と石の塀。芳醇なコーヒーのアロマに誘われ、たどり着いたのは椿屋カフェ。増床してさらに広くなり寛ぎ感を増した店内へ足を踏み入れると、襖絵風の壁絵や欄間のような透かし彫りの意匠にテーブル×椅子という、大正ロマンをイメージした和洋折衷の優美な設えに迎えられ、非日常感に包まれます。

サイフォンコーヒーが豊かに香るなか、食事どきには店名を冠する看板メニュー、「椿屋特製ビーフカレー」が一際スパイシーな香りのレイヤーを重ね、空腹を抱える私たちの鼻腔を刺激します。
老舗の洋食レストランで研鑽を積んだ初代料理長が生み出し、今に受け継がれる本品は、丁寧に炒めたたっぷりの玉ねぎと11種のスパイスをベースにフルーツで甘みと酸味、ココナッツクリームやフォンドヴォーを煮詰めたグラスドビアン、最後に回し掛ける生クリームでコクを添える本格派。大きな牛肉がゴロゴロ入り、カレーを満たしたライオンの取っ手が特徴のトリュフボウルにレードルがなかなか入らないなんて嬉しい誤算も、このカレーの “あるある”。それでも、4時間煮込むというその牛肉は舌先でホロホロほぐれ、ふくよかな香りと濃厚な旨みを惜しみなく放出するのです。

ロイヤルコペンハーゲンの皿に盛られた鮮やかな黄色のターメリックライスへと、一口ごとにカレーをかけ、最初はそのまま。続いてフライドオニオンやレーズン、別添えのピクルスと福神漬けを好みで加え、味変を楽しみつつ心ゆくまで…
季節のスープ、サラダ、椿屋スペシャルティブレント珈琲 or 椿屋ブレンドティ付き。平日のランチタイム (～15時) は季節のスープとサラダがいずれかの選択制となり、より気軽に召しあがれます。なお、ドリンクは+料金でお好きなものに変更可能！